今週のがっちりマンデーは、ゲストに森永卓郎さん、阿佐ヶ谷姉妹さんを迎え、”がっちり”稼いでいる企業に迫る。
11月15日(金)の放送では、街でよく見かける急激に増えたお店を大特集!
中には5年でなんと100店舗以上も増えている大急増のお店を紹介。
チーズタルトやシュークリーム、アップルパイなどの商品を「1種類」に絞って販売するスイーツ店や掃除力が自慢のお掃除チェーンなどの儲けの秘密に徹底調査する。
回転寿司では当たり前の「アレ」が無いお寿司屋さん「魚べい(うおべい)」とは?
“fa-arrow-circle-right魚べい”は栃木県宇都宮市に本社を構え、東日本を中心に回転寿司チェーン「fa-arrow-circle-right元気寿司」を展開する「元気寿司株式会社」によって運営されている回転寿司チェーンだ。
魚べいは「スピードへの飽くなき挑戦」をテーマに、回転寿司業界では初の取り組みを行っている。
なんと【回転寿司なのに寿司が回転していない】のだ。
回転寿司といえば、席に座ると必ず皿に乗った寿司がぐるぐるとテーブル付近を回っている。
しかし、魚べいでは通常寿司が回るレーンを無くし、代わりに2本の高速レーンを走らせた。
これが、回転寿司業界初の「トリプルレーン」だ。
さらに、オーダーされた商品をより速く提供するために、全席にタッチパネルを導入。
魚べいは回転寿司屋なのにも関わらず、異例の「トリプルレーンのみで回転レーンの無い」、オーダー制を取っているのだ。
そのような取り組みが客から好評を獲得し、2013年には約20店舗だった魚べいは2019年には120店舗に。
魚米も5年で100店舗以上もの増店に成功しているのだ。
魚べいはどうして回らない寿司を作ったのか
回転寿司といえば、回転するレーンに寿司を流すことで利益を得ていたが、魚べいはそのレーンを無くした。
どうして「回らない寿司」を作ったのだろうか。
魚べいは元々、すしおんどという普通の寿司チェーンだった。
2007年には店舗数を135店舗まで増やし、成長を遂げていた。
しかし、2011年には37店舗にまで減少。
この時に、転機が訪れたのだ。
それは東日本大震災直後、節約のためにある店舗で回転レーンをストップし、電車のお皿が走る高速レーンのみで営業。
すると「売上がそんなに変わらない」という事実を発見。
すしおんどを次々と魚べいにして、大復活を遂げたのだ。
KBA BAKE CHEESE TART: ベイク チーズタルトとは?
「私たちはチーズタルトに本気です。」
その言葉と共に、チーズタルトを専門で販売してきた"fa-arrow-circle-rightBAKE CHEESE TART(ベイク チーズタルト)"。
そんなBAKE CHEESE TART:を運営するのは「株式会社BAKE」だ。
同社はCEOである門田 浩さんによって2013年4月に立ち上げられ、現在の従業員数は1,313人。
設立からわずか5年でBAKE CHEESE CAKEの店舗数は106店舗になり、国内 55店舗・海外 51店舗と出店の勢いを伸ばしている。※2019年6月末時点
BAKE CHEESE TARTのベイク チーズタルトは1個220円、6個で1242円。
手頃に購入できて、濃厚なチーズの味わいを楽しめるチーズタルトはちょっとした手土産にも喜ばれる。
チーズタルトが増店できた理由は?
BAKE CHEESE TARTが成功できた理由は、「チーズタルト一種類しかない」という点が挙げられる。
季節によって限定商品だ販売されることはあるが、基本的にはチーズタルト1本で勝負しているのだ。
万が一、他のお菓子を売りたくなった場合にはぞれぞれ専門店で販売する。
それが株式会社BAKEのやり方だ。
チーズタルト以外にも焼きたてカスタードアップルパイの専門店“fa-arrow-circle-rightRINGO”や、シュークリーム専門店の“fa-arrow-circle-rightクロッカンシュー ザクザク”。
それだけには留まらず、スイートポテト専門店の“fa-arrow-circle-rightPOGG”やバターサンド専門店“fa-arrow-circle-rightPRESS BUTTER SAND”、ガトーショコラ専門店“fa-arrow-circle-rightChocolaphil”の合計6ブランドの専門店を運営している。
その狙いは「店内で焼き上げているため、甘い香りが広がる」ということ。
これにより「香りに誘われて購入した」という客がどんどん増えていく。
また、作業がシンプルだから店員さんの負担も少なく、種類によっての売れ残りや、作るものは一種類のみなので店舗を小さくすることができるのが最大のメリットだ。
3年半で180店以上も急増!掃除力が自慢のお掃除チェーンとは?
これまで紹介してきた企業も5年以内に100店舗以上も増やしてきていたが、フランチャイズ事業参入よりわずか3年半で店舗数を180店舗にまで拡大させた企業がある。
fa-arrow-circle-right株式会社KIREI produceが運営するハウスクリーニングの「fa-arrow-circle-rightおそうじ革命」だ。
KIREI produceは世界中のありとあらゆるものをKIREIにすべく、2016年にフランチャイズ事業に参入。
2020年までに国内1200店舗を目標に掲げ、海外展開をも視野に入れているが、今では需要に対して供給が足りていないんだとか。
掃除依頼が多く、人手が足りていない状態だそう。
「おそうじ革命」がフランチャイズで店舗を増やせた秘密は” 『初期投資の安さ』、『研修制度の充実』”があるから。
あわせてハウスクリーニングの市場規が10年間で1,500%まで拡大し、需要が高まったことも成功の理由だ。
また、フランチャイズ店舗の継続率は脅威の80%を見せている。
「おそうじ本舗」の新しい店舗形態とは?
3年半で180店以上も急増しているのに、「おそうじ本舗」の店舗をあまり見かけることはない。
その理由は店舗のカタチが特殊で、お掃除革命は都内の店舗の9割はバイクとなっているからだ。
バイクの中にはお掃除道具は少なく、スタッフの高い技術力で掃除をしているという。
そのサービス満足度ゆえ、客のリピート率は80%以上とただ加盟店を増やすというだけでなく、客を掴んで離さないのだ。
気になる料金はお掃除機能付きのエアコンでクリーニング代 一台 17,600円。
おそうじ革命はどうしてこんなに人気を集めているのだろうか。
お掃除店は創業者が「おそうじ人」か「経営者」かが大切!?
社長の福井は「おそうじ革命」の決定的な違いは創業者が「おそうじ人」か「経営者」かだという。
世の中に出回っている洗剤はほとんど購入経験があり、洗剤も自分で作ったことがあるという。
おそうじマニアだからこそ、掃除についての知識が豊富。
ほかの掃除業者では見落としてしまう部分も徹底的にキレイにすることができるのだ。
また、研修期間は最低45日から最長1年間。
一般的な掃除会社の研修は1-2週間程度なので、「おそうじ革命」では、確かな技術力が手に入るのだ。
このように、わずか数年で急成長を遂げる企業は増えている。
次に急増するのはどの店舗だろうか、さらなる拡大に期待したい。