
2019年6月25(火)22:00〜はガイアの夜明け。
現場で働く人にスポットをあてた、本番組は経済ドキュメンタリーとなっております。
昨今、障害者に対する新しい働き方が広まりつつある。
工場や温泉施設など、様々な業種で障害者は活躍しているのだ。
7年連続黒字経営をしている企業もある。
本日のお題は、障害者8割の職場でも7年連続黒字経営をしている最先端の職場に迫っていく。
大人気フルーツ石鹸!1個1,000円でも売れる秘密
障害者の方が作る1個1,000円のフルーツ石鹸が、今飛ぶように売れている。
その秘密は、彼らの仕事の丁寧さや厳しさにあるのだ。
8工程もかけてこだわりぬいたフルーツ石鹸は、リアリティがあり本物と間違えてしまうほどのクオリティを実現している。
フルーツ石鹸を製造する会社の名は、「fa-arrow-circle-rightリンクライン」。
初めから順風満帆ではなかった。障害者を利用した、お涙頂戴のビジネスなのではないかという、批判もあったという。
批判を覆すために、商品に価値を見出すことに。
見た目のリアリティさや、保湿性が高く洗顔としても使用できる機能面の良さを追求し、1個1,000円という高価格でも飛ぶように売れていったのだ。
働き手が心をつかむ!接客№1で注目の日帰り温泉
温泉施設でも、障害者の方が活躍している。「B’S 行善寺」という温泉施設だ。
できた当初は利用者数が少なかったが、施設を今風に作り変えることにより年間42万人も利用者数が増加。
ここの施設で働く障害者の方は、支援を受けて働いている。
つまり、給料をもらいながら働いているのだ。
積極的に仕事をすることにより、今まで何もできなかった障害者の方が自ら積極的に行動するようになったという。
仕事を通じて、自立するだけではなく自分で考えて行動できるようになったのだ。
できることで頑張る!7年連続黒字経営~最先端の職場~
楽天の子会社である「fa-arrow-circle-right楽天ソシオビジネス」は、約8割が障害者という職場で7年連続黒字経営を果たしている企業だ。
楽天ソシオビジネスの社長である川島さんも、実は股関節に重い病気を持っており全力では走れない体である。
一体なぜ、7年連続も黒字経営ができるのか?
その秘密は、社長である川島さんの「できないことを考えるのではなく、できることを考える!」という前向きな言葉が関係している。
自分ができないことはできる人に頼み、自分ができることに精一杯力を尽くす。
この考え方により、筋ジストロフィーという思い病気にかかった人でも指名で仕事をもらえるようになったり、発達障害の人がプロジェクトのサブリーダーを任されたりと、障害者の方でも仕事で活躍できるようになったのだ。
地方でも障害者が働ける環境を!
「人はいつか障害者になる」川島社長はこう述べた。
障害者にとって一番つらいことは、必要とされなくなることだという。
働く意欲があっても、周囲から認められず働けない障害者の方たちが多い。
そんな中、川原社長の次なる一手は、地方の障害者たちの働く場所を提供することだ。
障害者の新しい働き方を全国に広めるために、今日も働いている。