普段、外でも飲み物を手軽に買える自動販売機。
誰しも1度は使用したことがあるのではないでしょうか。
自動販売機といえば、100円から160円程度の飲料を中心に、タバコ・お菓子・お酒など、さまざまなものを自動販売機に入れて販売しています。
そんな自動販売機は誰がどのように設置し、誰が利益をもらっているのかを知っていますか?
今、あなたがいつも何気なく利用している自動販売機を利用した副業が流行っています。
そこで今回は、自動販売機設置の副業で稼げる金額や大変・辛いところについて解説していきたいと思います。
自動販売機関連の副業ってどんなものがあるの?
自動販売機関連の副業と聞いてもピンとくる方が少ないかもしれません。
一言に自動販売機設置の仕事といっても、大きく分けると3つの仕事に分類することができます。
自動販売機関連の仕事
- 【自販売機を設置する(力仕事)】
- 【自動販売機の設置場所を探す(営業)】
- 【自動販売機を設置して販売する(不労所得)】
①自動販売機の設置(力仕事)に向いている人って?
まず、自動販売機を設置する仕事についてご紹介します。
その名前の通り、自動販売機の設置・整備・修理業務を行います。
設置場所はさまざまですが、一般的には路上やオフィスビルや駅などの現場が多く、あなたが普段目にする自動販売機の設置を行います。
勤務形態は日雇いから正社員まで幅広いですが、仕事の流れはだいたい同じです。
まず、自動販売機設置の案件がくると、トラックなどで目的地まで自動販売機を設置します。
1日の平均の設置台数は3~4台で、基本的に「2~3人を1組」として設置作業を行います。
そのため、「少人数でのチームワークを大切にできる人」や重たい自動販売機を運ぶので、「協調性のある人」がこの仕事に向いているといえるでしょう。
自動販売機の重さってどれくらい?
自動販売機は「2~3人で1組」でペアになって自動販売機を動かすとご紹介しましたが、どのくらいの重さがあるのでしょうか。
一般的な自動販売機の重さは、大きさにもよりますが20種類ほどの飲料が入るもので約250㎏、30種類のタイプで約300kg、40種類のタイプで約450kgと言われています。
250kgのものでも、2人で持つと単純計算で1人あたり125kgを持つわけですから、力や体力が必須といえるお仕事です。体力・力のない人には難しいかもしれません。
体力がなくて不安だという方には、【自動販売機の中身を補充する】というお仕事もあります。
いくつかの自動販売機を車で回り、缶を補充しますので自分にあったペースでとりく取り組むことができますよ。
②自動販売機の設置場所を探す(営業)のに向いている人って?
街中やオフィスになどのさまざまな場所に自動販売機が設置されています。
自宅から自動販売機までの距離が遠ければ、「自分の家の前にあればいいのに」なんて思ったこともあるのではないでしょうか。
みなさんは自動販売機を設置する際には、どのように設置場所を確保しているか知っていますか?
自動販売機がどのように設置されているかというと、動販売機を設置する場所を探す仕事があるんです。
自動販売機の設置場所を探すお仕事の流れはとても簡単です。
まず、動販売機設置代行会社に登録し、自販機が設置できそうな場所を探す作業に入ります。
そして、自動販売機を設置するのに良さそうな場所を見つけたら、土地の所有者と交渉を行います。
交渉が成立後に代行会社に連絡し、自動販売機の設置が完了したら報酬を受け取ることができます。
逆に、土地の所有者との交渉を行ったものの、交渉が成立しなければ報酬は得られません。
そのため、コミュニケーション能力や営業力のある人に向いているお仕事です。
また、土地勘や自動販売機を置くと利益の出る場所を見極められる人もこの仕事に向いていると言えるでしょう。
営業が苦手な人の場合は、契約が取れなければ報酬を受け取れませんので、他の副業を探した方がいいかもしれません。
自動販売機を設置する場所を探すお仕事がしたい!自動販売機設置代行会社って?
自動販売機の設置代行を請け負っている企業はどのような企業があるのでしょうか。
大手メーカーだとfa-arrow-circle-rightコカ・コーラやfa-arrow-circle-rightSUNTORY、fa-arrow-circle-rightアサヒ、fa-arrow-circle-rightダイドー、fa-arrow-circle-right大塚製薬、fa-arrow-circle-rightキリン、fa-arrow-circle-rightポッカサッポロなどのさまざまなな会社が設置代行を行っています。
まずはこれらの会社に登録し、担当者と面談を行い、設置を行う流れになります。
③自動販売機を設置して不労所得を得る仕事(不労所得)に向いている人って?
自動販売機関連の副業には、所有土地やレンタル土地に自動販売機を設置し、その売上を利益にするものもあります。
例えば、「所有地に自動販売機を設置したい」と思った際には、どこで自動販売機を入手するのでしょうか。
1つ目は、飲料メーカーに問い合わせる方法があります。
飲料メーカーが設置から清掃まで行ってくれます。
初期費用については自動販売機本体は購入かレンタルを選べますが、レンタルの場合は飲料の仕入代金と自動販売機の電気代を負担します。
レンタルは無料で自動販売機は借りられる代わりに、売り上げの7~8割を飲料メーカーに支払います。
この設置方法を「フルオペレーション」といいます。
2つ目の方法は「セミオペレーション」といい、自動販売機を購入します。
自動販売機を購入する場合は新品だと120万円、中古だと20~30万円程度です。
きちんと儲けがでるか不安だという方は最初はレンタルし、様子をみて元が取れそうだったら自動販売機を購入しても良さそうですね。
サラリーマンの副業としては、置いておくだけなので手間もかからず、楽な副業です。(※タバコを販売するは免許が必要です。)
土地を借りる場合は土地代として毎月1万円を支払うか、売り上げの2~3割を支払うのが相場です。
【まとめ】自動販売機設置方法「フルオペレーション」と「セミオペレーション」の違いとは?
副業として自動販売機を設置し、その利益を得ようと考えている人は、自動販売機の設置による必要経費が気になりますよね。
自動販売機設置の副業をする上で知っておきたいことは設置方法は【2種類ある】ということです。
自動販売機の設置方法には「フルオペレーション」と「セミオペレーション」というものがあります。
フルオペレーション
設置主は電気代を支払うだけで収入が入るというメリットがありますが、フルオペレーションの場合、売上の何割かをメーカーに売り上げの7~8割を支払う必要があります。
セミオペレーション
自販機を購入、もしくはリース(レンタル)し、商品の仕入れや清掃、在庫管理などを全て自分で行います。
セミオペレーションなら、売り上げをメーカーに支払う必要はありませんので、大きな収入を得るにはこちらがオススメです。
しかし、仕入れやっ清掃などを自分で行わないといけないため、手間がかかります。
この2つの方法どちらにも共通することは、電気代は自分で支払うことです。
一般的な自動販売機の電気代の平均金額は月2,000円~5,000円程度です。
設置する地地域や自動販売機の機種によって異なりますので、参考程度にしてください。
自動販売機の設置で稼げる金額ってどのくらい?
自動販売機の設置関連の副業についてご紹介してきましtが、実際に自動販売機設置で稼げる金額はどのくらいなのでしょうか。
【自販売機を設置する(力仕事)】、【自動販売機の設置場所を探す(営業)】、【自動販売機を設置して販売する(不労所得)】で仕事内容別にまとめてみました。
自動販売機の設置(力仕事)の報酬
自動販売機設置のお仕事には時給制・日給制・月給制があります。
副業での仕事を検討されている人がほとんどかと思いますが、表にしてまとめてみました。
(※賃金は地域によっても異なりますので、ご参考にしてください。)
自動販売機設置の仕事の賃金例 | |||
時給 | 930円~1,100円 | ||
日給 | 8,000~10,000円 | ||
月給 | 180,000円~260,000円 |
日給でもおよそ1万円稼げますので、体力に自信のある人であれば、空いた時間を利用して働けそうですね。
自動販売機の設置場所を探す仕事(営業)の報酬
自動販売機の設置場所探しの報酬は、完全出来高制となります。
土地のオーナーさんとの交渉が成立し、自動販売機の設置が完了すると報酬を受け取ることができます。
つまり、どれだけ設置場所を探しても土地の所有者との契約を交わせなければ、報酬はゼロです。
報酬は1台設置するごとに都心部であれば2~5万円、郊外地域なら2~4万円が相場となります。
コミュニケーション能力が高く、営業の得意な人であれば、副業として稼ぐことも可能です。
ある営業マンはゲームセンター内の自動販売機の営業に成功し、15万円の報酬を得たこともあるようです。
③自動販売機を設置して不労所得を得る仕事(不労所得)の報酬
自動販売機を設置して売り上げから収入を得るという方法は、立地が良い土地に設置できると、月に50万円以上稼ぐこともできると言われています。
逆に、商品の売れ行きが悪い土地に設置すると、売り上げが伸びず、赤字になってしまいます。
また、いくら稼げるのかは「フルオペレーション」と「セミオペレーション」によってや、土地をレンタルするかどうかによっても異なります。
自動販売機を設置しても売れる土地かわからず不安な場合は、ひとまず「フルオペレーション」で登録し、ある程度様子をみてから自動販売機を購入して「セミオペレーション」に切り替えるのも賢い方法かもしれません。
商品の仕入れ代(1本40~70円程)、電気代(約2000~5000円)などがかかるので、月に2万円以下の売上だと赤字になる可能性があります。
しかし、自動販売機の設置の副業なら、ほとんど不労所得で稼ぐことができますので、設置場所が良ければローリスクで稼ぐことができます。
お店を構えている方やにとっては、自動販売機の設置がお店にとっても良い利益をもたらすことも考えられます。
その理由は自動販売機が照明代わりになり集客に役立つことが挙げられます。
照明代わりになるというのは、例えば夜に人との待ち合わせをするときにはなるべく明るく安心感のある場所を選びたいですよね。
その際に、お店の前に明るい自動販売機が設置されてあれば、待ち合わせ場所にされることも多いでしょう。
加えて待ち時間に自動販売機で飲み物を購入しれくれると儲けに繋がりますし、飲み物を買いに来たお客様が、ついでにお店に入店するという効果を期待することができます。
所有地に設置するフルオペレーションとセミオペレーションの利益の違い
自動販売機の設置をする副業は不労所得なので、稼げるならやってみたいという人が多いですよね。
そのため、所有地で自動販売機を設置した場合のフルオペレーションとセミオペレーションの利益の違いについてお話します。
●自分の敷地に「フルオペレーション」で設置した場合
自分の所有地に「フルオペレーション」で自動販売機を設置した場合は、その自販機の売り上げの約20%が毎月の収入となります。
電気代は毎月2,000~5,000円程度かかり、売り上げから差し引かれますので、利益を出すには月70~100本程度売れなければいけません。
しかし、フルオペレーションなので自動販売機の維持をする必要はありませんので、売り上げが良ければ不労所得を稼ぐことができます。
●自分の敷地に「セミオペレーション」で設置した場合
自分の所有地に「セミオペレーション」で自動販売機を設置した場合は、自動販売機本体の金額が初期費用としてかかります。
自動販売機の本体価格は中古だと20~30万円程度なので、購入価格は20万円とします。
商品の仕入れ代は1本40~70円程なので、電気代は約2000~5000円なので、商品の仕入れが1本55円で販売価格が1本160円、電気代3,500円だとすると、34本販売すれば電気代はクリアです。
自動販売機の本体価格20万円を返しながらの利益になりますので、初めの半年~1年は利益がないと考えた方がいかもしれませんね。
売り上げがすべて自分の利益となる反面、商品の補充や仕入れを自分で行う必要がありますので、手間や初期費用をかけたくないという人はフルオペレーションが向いています。
自動販売機設置関連のお仕事のメリット・デメリットは?
自動販売機の設置関連のお仕事について3職種ご紹介しましたが、メリット・デメリットはどのようなものなのでしょうか?
どれが自分に合っているか判断するために、メリット・デメリットについてそれぞれ調査してみました。
仕事内容 | メリット | デメリット |
自動販売機設置(力仕事) |
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場所を探し(営業) |
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自動販売機設置(不労所得) |
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3つのお仕事のメリット・デメリットをまとめるとこのような結果になりました。
自動販売機設置(力仕事)は体力のある方、場所を探し(営業)は営業力のある方、自動販売機設置(不労所得)は売れる自動販売機の設置場所を見極める自信のある方に向いていると言えるでしょう。
それぞれ自分の適性に合ったものを試して探してみるみるのもいいかもしれません。
副業で行うなら、設置するだけで売上が利益になる不労所得の自動販売機設置が手軽に始められるので人気が高いですよ。
自動販売機設置関連のお仕事の実際の口コミは?
自動販売機の設置関連のお仕事のメリット・デメリットについてお話してきましたが、実際に経験したことのある人の口コミはどのようなものなのでしょうか。
それぞれおの仕事の口コミについて調査してみました。
自動販売機の設置(力仕事)の口コミ
・ビル内などの商業施設の設置はラクだった。
・体力勝負の仕事なので、自分には合わなかった。
・夏は暑く、冬は寒い仕事なので、精神的にもしんどかった。
しかしペアの人が良い人であれば、楽に稼げるようです。
自動販売機の設置場所を探す(営業)の口コミ
・コミュニケーションをとるのが得意で、自分の売れるだろうと思った場所に設置できると嬉しかった。
・完全成功報酬型なので、契約をとった分だけ稼ぐことができた。
・土地のオーナーさんとの交渉が思うようにいかず、結局稼げなかった。
・セールス未経験だったので、ノウハウが分からず挫折してしまった。
③自動販売機を設置して不労所得を得る仕事(不労所得)の口コミ
・働かないのに月に数十万の利益を得られる。もっと早く始めればよかった。
・設置した自動販売機の売り上げが悪く、赤字になった。
・思ったよりもメーカーに売り上げをとられたので利益がほとんど出なかった。
自動販売機の売り上げを利益にする副業の最大のメリットといえば、働かずにお金を稼ぐことができるという点です。
しかし、土地を持っていない場合には土地をレンタルする必要がありますし、セミオペレーションで自動販売機を導入すると初期費用がかかる副業です。
設置場所の売り上げ予想などを考えて利益を見込める場合は良い副業となるでしょう。
副業をしていて本業の会社にバレない?!
副業をしていることを「会社に知られたくない」という人は多いですよね。
そういった方にとっては副業選びは重要なポイントになります。
副業が会社にバレるケースは次の2パターンがほとんどです。
副業が会社にバレるケース
- 実際に働いている現場で職場関係の人とばったり会う
- 会社で計算した“住民税”や“所得税”と金額が異なる
副業がバレるのは、後者の「会社で計算した“住民税”や“所得税”と金額が異なる」が多いと思われます。
実際に働いている現場で職場関係の人とばったり会うというのは、確率論になりますので正直なところ運次第になるでしょう。
どうして副業をしていることが本業の会社に知られてしまうかについてお話します。
なぜ副業しているコトが分かってしまうの?
なぜ副業しているコトが分かってしまうのでしょうか?
その理由は簡単で、基本的にサラリーマンは給与から天引きされる“特別徴収”で住民税や所得税を支払っています。
例えば、Aさんの本業の収入が300万円、副業の収入が100万円だった場合、合計の400万円から算出された税をAさんは支払うことになっています。
毎年6月頃にあなたの本業の会社へ「住民税決定通知書」が届き、本業と副業を合わせた給与所得の合計から納税する金額が決定します。
本業会社の経理担当者はAさんの収入が300万円であること知っているにも関わらず、Aさんの納める税金額が100万円分高くなっていることを知り、本業以外にも収入があることが分かります。
しかし、ここで「確定申告をしなければ、本業の会社にバレないんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
通常、確定申告を義務付けられているケースは、2か所以上から給与を受け取り、且つ年間20万円以上の副業収入がある場合です。
その場合には確定申告をしなければなりませんが、該当しない場合は確定申告の必要はありません。
そのため、「確定申告をしなければ、本業の会社にバレない」と考えがちですが、「副業の収入を20万円未満で抑えたら会社にバレない」というのも間違いです。
というのも、企業は毎年1月頃に誰にいくらの給与を支払ったかを伝える義務が設けられていますので、副業の年収が20万円以下だからといって確定申告をしない場合でも、所得税の金額で本業の会社にバレる可能性があります。
どういう仕事が副業に含まれるの?
一括りに「副業」といっても、どういったものが副業に含まれるのか分からないという人もいらっしゃいますよね。
副業にあてはまるのは下記のような労働になります。
テスト
- 他社企業でのアルバイト
- フリマアプリなどでの継続的な商品販売
- 賃貸経営などの不労所得
- ライターとしての記事作成
このような仕事を行い、報酬を得た場合には“特別徴収”となり、副業とみなします。
フリマアプリなどでの継続的な商品販売は副業とみなされますが、要らなくなった洋服や家電などの個人の不用品を処分するというレベルであれば副業とみなされないでしょう。
フリマアプリでの販売は確定申告が必要となる年間20万円の利益までであれば副業とみなされる可能性は低く、個人の不要物の販売なら20万円を超えても確定申告の必要はないため判断が難しいものとなります。
例えば、フリマサイトで販売するための商品の仕入れて、販売している場合には「収入を目的としている」とみなし、副業だと言えるでしょう。
しかし、フリマサイトで販売した利益よりも必要経費の方が上回ってる場合には副業であっても利益が発生していないという判断になりますので、確定申告の必要はありません。
本業の会社にバレないためにはどうすればいいの?
副業をバレないようにする方法は“特別徴収”ではなく“普通徴収”として申請することが挙げられます。
しかし、これには注意が必要で、アフィリエイトなどの「雑所得」や「事業所得」は普通徴収にできますが、日雇いやアルバイトは基本的に給与とみなされ、特別徴収になります。
つまり、副業で受け取る給与は“特別徴収”となります。
(※市町村によって異なる場合もありますので、お住まいの税務署にお問合わせください。)
まとめ
- 住民税の徴収を“特別徴収”ではなく“普通徴収”として申請すること。
- 自分の住んでいる地域は“普通徴収”で確定申請ができるかどうかを確認する。
- エージェント契約で仕事を得たり、普通徴収で申請できる仕事をする。
「働き方改革」で副業が認められる企業が増えた
これまで日本企業は、終身雇用形式を採用しており、副業や兼業を「禁止」としていた企業がほとんどでした。
しかし、近年の働き方改革で副業が「自由」となる企業が多くなりました。
2018年1月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、モデル就業規則から副業禁止についての規定を削除し、副業や兼業を認める規定を追加したことが理由です。
具体的には、副業に関して下記のような記載がされるようになりました。
厚生労働省(副業・兼業のモデル就業規則)
(副業・兼業)
第67条 労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
2 労働者は、前項の業務に従事するにあたっては、事前に、会社に所定の届出を行うものとする。
3 第1項の業務に従事することにより、次の各号のいずれかに該当する場合には、会社は、これを禁止又は制限することができる。
① 労務提供上の支障がある場合
② 企業秘密が漏洩する場合
③ 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
④ 競業により、企業の利益を害する場合
引用:厚生労働省(副業・兼業のモデル就業規則)
つまり、本業の企業に「副業の申請」を行えば、労務提供上の支障、企業秘密が漏洩、会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為、競業により企業の利益を害するという行為をしなければ副業が認められるのです。
せっかく副業を認める企業が多くなったわけですから、勤め先の就業規則を確認し。副業が認められている場合は申請を行うことをオススメします。
万が一、就業規則で副業が禁止されているにも関わらず副業をし、バレてしまった場合、本業の会社から懲戒・懲戒解雇されてしまうケースもあるかもしれません。
どうして副業が解禁されたの?
これまで禁止されていた副業が解禁された理由は、働き方の多様化や人手不足の解消です。
労働者の人手不足は、近年大きな問題となっており、日本は高齢化社会となり、2018年時点では5人に1人は70歳以上というデータが発表されています。
今後の日本は引き続き高齢化社会が続くことが明白なため、「終身雇用」として労働者を1つの会社に縛り付けておくことを継続させれば、人手不足が加速します。
副業解禁によって、1人の労働者が多様な働き方をすることができ、人手不足を補てんすることを目的としています。
いかがでしたか?
会社にバレずに副業を始めようと思っても、「何を選べばいいのか」や「今の会社の就業規則に違反していないか」、「税金はどうすればいいのか」など、気がかりなことが多いですよね。
今回ご紹介した自動販売機関連のお仕事以外にも副業はたくさんありますから、自分にあった仕事を見つけましょう。
そして、しっかりと就業規則を確認したうえで、副業を行うようにしましょう。
他にも副業について記載している記事がありますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。