
大手消費者金融の申し込みで避けては通れず最大の難所となるのが審査ではないでしょうか。
事実、「審査落ちになってしまい借入できなかった・・・」という人はかなり多くいるようです。
ではなぜ審査に落ちてしまうのでしょうか?
その理由は様々である為、ひと言で言い切る事ができません。
そこで大手消費者金融の審査落ちの原因について詳しく解説してみました。
「大手消費者金融の審査落ちの理由を知りたい」、「これから審査を受けるので事前に詳しく知っておきたい」という人は是非参考にしてください。
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目次
始めに大手消費者金融の審査方法を知っておこう!
まずは、大手消費者金融がどのような審査方法を採用しているか知っておきましょう。
大手消費者金融の審査方法は各社によって異なりますが、「スコアリング審査」を採用しているのが一般的です。
スコアリング審査とは、融資申込者の返済能力をコンピューターによってスコア化する審査方法です。
スコア化されるのは「属性」と呼ばれる以下のような項目になります。
- 収入
- 年齢
- 職業
- 勤続年数
- 家族構成
- 住居形態
- 他社からの借入金額・件数
- 過去の返済履歴
例えば、職業の項目であれば公務員なら5点満点中5点、一般企業の正社員なら4点、派遣社員や自営業なら3点、パートやアルバイトなら2点というような感じでスコア化されていくのです。
そしてそれらの合計スコアが各社の審査基準を満たせば審査に通過できるんですね。
この為、スコアリング審査では申込時に申告する「個人情報」と、信用情報機関にある「信用情報」が重要になってきます。
スコアリングの採点基準
スコアリングの採点基準は各社によって少々異なりますが、基本的には以下のようになるとされています。
収入
収入は高ければ高いほど高スコアとなります。
一般的には年収400万円以上だと高スコアとなり、年収200万円以下ですと低スコアになりやすいと言われています。
年齢
年齢は働き盛りである年齢であるほどスコアが高くなります。
この為、30代~50代くらいが一番高スコアになりやすいです。
逆に60代以降の高齢になるほどスコアは低くなりがちです。これは返済途中に死亡するなどによって、返済不能となってしまうリスクがあるためです。
また、20代前半の若い人も低スコアになる可能性があります。
理由はこれらの年齢の人はまだ就職したばかりであるケースが多く、
- 収入が安定しない
- 年収が低い
- 勤続年数が短くこの先も同じ職場に留まるか分らない
などのカードローン会社にとってのデメリットがあるケースが多くなるからです。
職業
職業の項目は「安定している職業」であるほど高スコアとなります。
安定している職業とは、リストラや倒産の危険が少なく、収入を維持できる可能性の高い職業の事です。例えば、公務員や大手企業の正社員などがそれに当たります。
また、医師や弁護士などの高い収入を維持しやすい職業なども高スコアになりやすいです。
逆に自営業や派遣社員、アルバイト、パートは低スコアになりがちです。
理由としては、これらの職業の人は安定性に欠ける部分がありますし、年収が低いケースも多くなるからです。
勤続年数
勤続年数は長いほどスコアが高くなります。
その理由は勤続年数が長い人ほど、「現在の職場に留まる可能性が高い=現在の収入を維持できる可能性が高い=返済遅れや貸し倒れのリスクが少ない」と判断されやすくなるためです。
その一方で勤続年収の短い人は、「この先も現在の職場に留まるのだろうか?」という部分に不安があるため、スコアも低くなってしまいます。
家族構成
家族構成は「独身で親と同居」など、独身で同居家族がいる場合がもっとも高評価となります。
これは独身であるほど使えるお金に余裕がありますし、さらに実家暮らしとなれば家賃や光熱費、食費などの生活費も必要ないケースが多いからです。
また、「家族に迷惑をかけたくない」、「借金している事をバレたくない」などと考え、きちんと返済する傾向があるからというのも理由のひとつとされています。
その他、同意家族がいれば借入している本人が返済できない場合でも、その家族からの協力で返済可能になる事もあるという理由もあるのでしょう。
逆にもっとも低スコアとなりやすいのは「独身で一人暮らし」です。
独身で一人暮らしの場合、家賃や生活費をすべて自己負担しなくてはいけないケースが多いです。
その分、「使えるお金も少ない=返済できる余力も少ない」と判断されてしまい、低スコアになる事が多いのです。
住居形態
住居形態の場合、何かあった時に居場所をつき止めやすい形態であるほど高スコアです。
よって、「持ち家>官舎・社宅>賃貸」という順番で評価されます。
自分の持家を捨ててまで借金を踏み倒そうとする人はまずいませんよね。
同じく、官舎や社宅住まいの人もそんな事をすれば職場に知られてしまう恐れがあるため、住居を捨てて逃げ出す可能性はかなり低くなります。よって、これらにお住まいの人はスコアが高くなるケースが多いです。
それに対して賃貸であれば、持ち家や官舎・社宅よりはずっと逃げやすいという特徴があります。 この為、スコアが一番低くなってしまうのです。
他社からの借入金額と件数
他社からの借入金額と件数は少ないほど高スコアです。
これは他社の借入金額と件数が少ない人ほど、毎月の返済負担も軽くなるため返済できる余力を多くみてもらえるためです。
逆に他社の借入金額と件数が多いほど、毎月の返済負担も多くなりますので返済できる余力も少ないと判断され、低スコアになる可能性が高いです。
過去の返済履歴
クレジットカードやローンの過去の返済履歴が優秀である人ほど高スコアになります。
過去の返済履歴が優秀である人というのは、返済期日をしっかり守っている人の事ですね。これが優秀である人ほど、「お金に関して信用できる=返済遅れの心配が少ない」と判断でき、カードローン会社側が安心してお金を貸す事がでます。
よって、スコアリングにとってもプラスとなるのです。 その一方、過去の返済履歴に問題がある人は間違いなく低スコアになります。
過去の返済履歴に問題があるという事は「返済期日を守らなかった」という証明になります。
このような人の場合、そもそもお金に関して信用できませんし、返済能力に問題があるケースも多いです。
よって、スコアにマイナスポイントとなってしまうのです。
信用情報機関についても知ってこう!
大手消費者金融の審査に必ず「信用情報機関」への照会があります。
よって、信用情報機関についても詳しく知っておきましょう。
信用情報機関とは
信用情報機関とは、加盟している金融機関等の顧客が利用した商品の利用情報を記録する機関です。
信用情報機関に記録される情報は主に以下のようなものです。
- 申込情報
- 契約情報
- 支払情報
- 利用記録
- 本人を識別するための情報
つまり、あなたが現在・過去に利用したクレカやローンの利用情報が記録されるんですね。
よって、あなたの「お金の履歴書」のようなものがある機関だと思っておけばOKです。
信用情報機関の役割
信用情報機関の役割は金融機関が融資申込者に適切な融資をするための情報提供です。
先にお伝えしたように信用情報機関には、あなたが利用したクレカやローンの情報が記録されています。
よって、この情報を確認すれば以下のような点が分ります。
- どんな商品を利用しているのか?
- どのようなお金の借り方をしているのか?
- 今いくら借入をしているのか?
- 返済期日はしっかり守っているのか?
上記のような事が分かるため、「返済能力に問題はないか?」、「どの程度なら安全にお金を貸せそうか?」という部分を判断する事が可能です。
その為、信用情報機関の情報を確認すれば、カードローン会社等の金融機関は融資申込者に適切な融資をする事ができるのです。
信用情報機関はこの為に存在しているんですね。
日本には3つの信用情報機関がある!
日本には以下の3つの信用情報機関があります。
そして金融機関はこれらのいずれか、あるいは複数に加盟しており、自社の商品を利用した顧客の情報を信用情報機関に提供しているのです。(これを「信用情報」と呼びます)
大手消費者金融の場合も例外ではなく、それぞれ以下の信用情報機関に加盟しているんですね。
業者名 | 加盟信用情報機関 |
アコム | CIC ・JICC |
アイフル | CIC ・JICC |
プロミス | CIC ・JICC |
SMBCモビット | CIC ・JICC |
レイクALSA | CIC ・JICC |
大手消費者金融の場合ですと、どの業者も加盟しているのはCIC ・JICCとなります。
よって、JBAには加盟していません。
これはJBAは主に銀行や信用金庫などが加盟する信用情報機関であるためです。
ただし、JBAにある一部の情報は審査に影響する!
大手消費者金融はCIC とJICCにしか加盟していませんが、どの信用情報機関もJBAとは提携関係にあります。
つまり、3つの信用情報機関は情報を共有しているという事ですね。
よって、JBAにある一部の情報は大手消費者金融の審査に影響します。
その一部の情報とは「事故情報」、いわゆるブラックリストと呼ばれるものです。
事故情報として扱われるのは主に以下の4つとなります。
- 長期延滞
- 強制解約
- 代位弁済
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
このような情報がJBAにある場合、その旨は提携先であるCIC とJICCでも共有されます。
その為、銀行や信用金庫などの商品で事故情報を起こすと、JBAに加盟していない大手消費者金融の審査にも影響してくる事があるため要注意です。
fa-check-square-o審査に影響ある?信用情報機関(JICC,CIC,JBA)情報開示のメリット・デメリットとは?
情報が記録されるのは一定期間のみ
ここまで信用情報機関には、クレカやローンの利用情報が記録されるとお伝えしてきました。
しかし、記録されるのは一定期間のみです。
よって、永遠に記録されるわけではなく、決まった期間が過ぎればその情報は信用情報機関から削除されます。
情報の記録期間は情報の種類や各信用情報機関によっても異なります。
そこでCICの記録期間の一例を記載しておきますので参考にしてください。
情報の種類 | 記録期間 |
申込情報 | 照会日より6ヶ月 |
契約情報 | 契約期間中および契約終了後5年以内 |
支払状況 | 契約期間中および契約終了後5年以内 |
利用記録 | 利用日より6ヶ月 |
事故情報(異動) | 最長5年~10年 |
fa-check-square-o債務整理後からブラックリストへの登録が消えるまでの期間はどのくらい?
大手消費者金融で審査落ちになる人の8つの共通点
ここからは大手消費者金融で審査落ちになる人の共通点を紹介していきます。
大手消費者金融で審査落ちになる人には以下のような共通点があります。
- 安定収入がない
- 収入が極端に低いまたは無収入
- 勤続期間が短すぎる
- 他社借入金額や件数が多過ぎる
- 信用情報に延滞記録がある
- 信用情報に事故情報がある
- 短期間に複数社に申し込みをした
- 在籍確認ができなかった
安定収入がない
「安定収入」がないと判断されると審査落ちになりやすいです。
安定収入とは「毎月安定して得られる収入」の事です。
カードローンは長期に渡って毎月返済していく事を想定した商品であるため、消費者金融側はお金を借りた人が途中で返済できなくなってしまう可能性を一番警戒しています。
その為、審査ではもっとも重視するのがこの安定収入なのです。
収入が極端に低いまたは無収入
収入が極端に低いと審査落ちの可能性が高まります。
収入の高低は返済能力に直結しますし、消費者金融は申込者の返済能力の範囲内でしか融資をしません。
よって、収入が極端に低いと「お金を貸すに値するだけの返済能力がない」と判断され審査落ちになってしまうのです。
この為、収入は最低でも年収100万円以上は欲しいところですね。
また、無収入の場合ですと100%審査落ちになります。
これは消費者金融は「総量規制」の対象になるためです。
総量規制とは、「貸金業者は融資申込者に対し、他の貸金業の借入と合計して年収の1/3までしかお金を貸してはいけない」という法律です。(貸金業者=消費者金融・クレジット会社・信販会社など)
例えば、年収300万円の人なら1/3の100万円までが借入上限になるという事ですね。無収入の人ですと「年収0円の1/3=0円」と借入上限が0円になってしまう為、100%審査落ちになってしまうのです。
勤続期間が短すぎる
勤続期間が短すぎる事が原因で審査落ちになるケースもあります。
勤続期間が1ヶ月に満たないなど短かい場合、「この先も同じ職場に留まるのだろうか?辞めてしまい収入が途絶える可能性があるのでは?」と消費者金融側に警戒されてしまう事があります。
それが原因で審査に通らない可能性があるのです。
他社借入金額や件数が多過ぎる
他社借入金額や件数が多過ぎる場合も審査落ちの原因になりやすいです。
理由はこれらが多い程、毎月の返済負担も大きくなり返済できる余力を少なく見られてしまう可能性が高くなるためです。
また、先にも解説したように消費者金融には総量規制があります。
よって、貸金業者からの借入が年収の1/3に達している場合は100%審査落ちになります。
年収の1/3に達していないケースでもそれに近い場合(年収300万円なら90万円以上など)も審査落ちの可能性が高まるのは間違いありません。
信用情報に延滞記録がある
信用情報に「延滞記録」がある場合も審査落ちの原因になりやすいです。
信用情報にはクレカやローンの返済履歴が一定期間残るため、支払期日を守らないと「期日通りに返済しなかった」という延滞記録が残ります。
例えば、以下の画像はCICの開示報告書ですが「A」となっている部分が延滞記録となります。
このような延滞記録が複数あったり、何ヶ月も連続しているような人はお金に関して信用出来ませんし、返済能力にも問題があるケースが多いです。
よって、審査に通らない可能性が高くなります。
信用情報に事故情報がある
信用情報に「事故情報」がある場合はまず審査に通りません。
先に解説したような長期延滞や債務整理等の事故情報がある場合、「過去に返済トラブルを起こした」という証明になってしまいます。
このような人にお金を貸すのは非常にリスクが高いため、消費者金融側は審査落ちにするケースがほとんどなのです。
短期間に複数社に申し込みをした
短期間に複数社に申し込みをした場合、「申し込みブラック」という状態になり審査に通らなくなる事があります。
このように短期間に複数社に申し込みをする人の中には、以下のような人も多くなります。
- 相当お金に困っている
- 借金を借金で返済しようとしている
こうした人にお金を貸すのはリスキーなため、消費者金融側は警戒して審査に落とす事があるんですね。
在籍確認ができなかった
在籍確認ができなかったという理由で審査に落ちる事もあります。
大手消費者金融の審査には「在籍確認」があります。
この為、申込時に申告した職場に消費者金融から電話があります。
在籍確認は申込者が申告した職場で働いている事をチェックするだけの作業である為、申込者本人以外が対応しても良く、クリアするのは容易です。
また、一度で連絡がつかなくても時間を置いて何度か電話してくれたり、在籍確認ができない旨をこちらに連絡してくれたりするのが一般的です。
よって、在籍確認ができずに審査落ちになるケースというのはそう多くありません。
しかし、状況によっては以下のような事が原因で在籍確認できないケースもあるのです。
- 会社の人がそんな人はいませんと回答した
- プライバシーの保護によって回答してもらえない(主に派遣会社に多い)
- 電話番号が間違っていた
審査に通るため特に抑えておくべきポイント7つ!
先の解説でどのような人が審査に落ちやすいのかは理解してもらえたかと思います。
そこでこの章では、そうした点を踏まえて審査に通るために特に抑えておくべきポイントを7つお伝えしていきます。
- 毎月安定して得られる収入源を持つ
- クレカやローンの返済期日は必ず守る
- 他社借入金額と件数はできる限り減らす
- 勤続年数はなるべく延ばす
- 事故情報を起こした場合は消えるまで待つ
- 一度に複数社に申し込みしない
- 在籍確認ができるようにしておく
毎月安定して得られる収入源を持つ
毎月安定して得られる収入源を得てから審査を受けるようにしましょう。
収入源はパートやアルバイトでも問題ありません。
とにかく毎月収入を確保できているという事実が大事になります。
クレカやローンの返済期日は必ず守る
クレカやローンの返済期日は必ず守るようにしてください。
返済遅れの記録が信用情報にあると審査に悪影響となります。
逆に毎月しっかりと返済をしてる記録があればそれは信用となり、審査にプラスとなります。
この為、最低でも直近6ヶ月は一切返済遅れがないようにしたいですね。
補足として、携帯電話の本体を分割購入している人は電話料金の支払期日もしっかりと守らないといけません。
携帯電話の本体の分割購入は「割賦契約」ですのでローンという扱いです。
その為、その契約情報や返済状況等は信用情報に記録が残ります。
分割購入の返済は電話料金と一緒に請求されますので、電話料金を延滞してしまうと同時に分割購入の返済も延滞した事になり、その情報が信用情報に記録されてしまいます。
よって、携帯電話の本体の分割購入を利用している人は電話料金も延滞しないように気をつけましょう。
他社借入金額と件数はできる限り減らす
他社借入金額と件数はできる限り減らしましょう。
これらが少ないほど毎月の返済負担も軽くなりますので、返済能力を高く見てもらえる可能性が上がり審査にも有利となります。
勤続年数はなるべく延ばす
勤続年数はなるべく延ばしてから申し込むのがお勧めです。
最低でも3ヶ月は欲しいところですね。
事故情報を起こした場合は消えるまで待つ
過去に事故情報を起こしてしまった場合は、その情報が信用情報から消えるまで待つのが得策です。
信用情報に事故情報がある否かは各信用情報機関に「開示請求」をする事で確認できます。
以下の画像はCICの開示請求書ですが、返済状況の所に「異動」という記載がありますよね。
このように「異動」とある場合はなんからの事故情報があるという事になります。
この間は審査に通るのが非常に厳しい為、この情報が消えてから申し込むようにしましょう。
事故情報が記録される期間は情報の種類や信用情報機関ごとに異なりますが、基本的に以下のようになっています。
事故情報の種類 | 記録期間 |
長期延滞 | 延滞解消から最長5年 |
強制解約 | 発生日から最長5年 |
代位弁財 | 発生日から最長5年 |
任意整理 | 最長5年 |
個人再生・自己破産 | 最長10年 |
一度に複数社に申し込みしない
一度に複数社に申し込みしないようにしましょう。
先にお伝えしたように、短期間に複数社に申し込みしてしまと「申し込みブラック」になる可能性があります。
その為、申し込みは1社ずつ行なうようにしましょう。
また、月に3社以上申し込みをすると危ないとも言われていますので、1ヶ月の申込数は2社までにしておくのがお勧めです。
在籍確認が出来るようにしておく
在籍確認が確実に出来るように事前準備をしておきましょう。
とくに以下のような人は要注意です。
- 派遣社員
- 職場にあまり人がいない
- 社員数が多く自分の事を知らない人がいる
派遣社員
派遣社員の場合、派遣元に在籍確認されるのが基本です。
派遣会社によってはプライバシー保護により、所属している社員の事については話せないという決まりがある場合があります。
その為、事前に在籍確認の電話がある事を派遣会社に伝えておくのがお勧めです。
カードローンの在籍確認があるとは言いづらいかと思いますので、「クレジットカードを作ったので電話がある」とでも伝えておきましょう。
職場にあまり人がいない
職場にあまり人がいないケースで危険なのが、何度電話しても電話が繋がらずに在籍確認がクリアできない点です。
この為、在籍確認の「時間指定」をしておくのがお勧めです。
大抵の業者の場合、担当者に相談をすれば希望した時間に在籍確認を行なってくれます。
その為、確実に対応できる時間に指定しておけば問題なく在籍確認をクリアできます。
社員数が多く自分の事を知らない人がいる
会社の規模が大きかったり、社員数が多かったりしますとあなたの事を知らない社員もいる可能性があります。
そうした場合、会社の代表的な電話番号を在籍確認の連絡先にしてしまうと、電話に対応した人によっては「そのような人はいません」と答えてしまう恐れもあります。
よって、在籍確認の連絡先は自分が所属している部署の番号を申告するようにしましょう。
大手消費者金融の審査に通らない!こんな時どうすれば良い?
「どうしても大手消費者金融の審査に通らない・・・」このような人も中にはいるでしょう。
しかし、お金が必要で大手消費者金融の審査に申し込みしたのですから、「借入できないと非常に困る!」という人が大半かと思います。
そうした場合、いったいどうすれば良いでしょうか?
お勧めなのは「中小消費者金融」を検討してみる事です。
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中小消費者金融とは
中小消費者金融とは、その名のとおり大手以外の消費者金融を指します。
消費者金融と聞くと、「アコム」、「プロミス」、「アイフル」、「SMBCモビット」、「レイクALSA」等の大手をイメージする人が多いかと思いますが、これらはほんの一部にしか過ぎないんですね。
消費者金融は金融庁の調査によると2018年現時点で「1,739」もあるのです。
この為、消費者金融の多くは中小消費者金融という事になります。
これらの中小消費者金融は知名度こそないものの、同じ消費者金融ですので基本的な部分は大手と大きな違いはありません。
大手と同じように保証人・担保不用で現金を借入でき、使いみちも自由&限度額の範囲内で何度でも利用可能というのが基本です。
なぜ中小消費者金融がお勧めなのか?
大手でダメだった人に中小消費者金融をお勧めする理由は、業者によっては大手とは異なる「独自の審査基準」を採用している事があるからです。
消費者金融を利用しようと思ったなら、多くの人がまずは大手業者を検討するかと思います。
わざわざ知名度の低い中小消費者金融を選択する人は少数派でしょう。
もし申し込みを検討するなら、「大手で件並み審査落ちになってしまった・・・」というような時ではないでしょうか。
そうした事から、中小消費者金融は大手で審査落ちになってしまった人をターゲットにしている傾向があるのです。
しかし、そのような場合、大手と同じ審査基準を採用していては融資できる人が限られてきてしまいます。
この為、大手とは異なる審査基準を採用し融資対象を広げている傾向があるのです。
よって、大手で審査落ちになった人でも中小の業者なら審査に通る可能性があるんですね。
実際にネットの口コミなどを確認しても、「大手ではダメだったのに中小ならすんなり審査に通った」という書き込みも多々見られます。
信用情報機関への照会がない業者もある
中小消費者金融の中には信用情報機関への照会がない業者もあります。
大手の場合は必ず信用情報機関への照会がある為、信用情報に何か問題があると審査落ちになってしまうケースが多いです。
しかし、中小業者の中には信用情報機関への照会がない業者もあり、大手では信用情報が原因で審査落ちになってしまう人でも審査に通る可能性もあるのです。
銀行カードローンではダメなのか?
大手のカードローンには、銀行が提供する「銀行カードローン」もありますよね。
この銀行カードローンはどうなのでしょうか?
結論から言いますと、大手消費者金融で審査落ちになった人が申し込みするのはお勧めできません。
理由は以下の2つです。
- 審査が大手消費者金融よりも厳しめ
- 保証会社によっては同じ会社で審査を受ける羽目になる
審査が大手消費者金融よりも厳しめ
銀行カードローンの審査は手消費者金融よりも厳しい傾向にあります。
この理由は「上限金利(そのカードローンで設定される一番高い金利)」が大手消費者金融よりも低いためです。
カードローンの審査難易度は上限金利が低いほど上がっていきます。
大手消費者金融の上現金利の相場は18.0%ですが、銀行カードローンの相場は14.5%と3.5%も低くなっています。
この為、審査もその分厳しくなっている傾向にあるのです。
保証会社によっては同じ会社で審査を受ける羽目になる
「保証会社によっては同じ会社で審査を受ける羽目になる」というのも理由のひとつです。
銀行カードローンのバックには「保証会社」が付いています。
保証会社とは「保証業務」を行なう会社であり、保証業務とはお金を借りている人が返済不能になった時その借金を代わりに返済する業務です。(これを「代位弁済」と言います)
つまり、保証人の代用のようなものですね。
そして銀行カードローンの審査はこの保証会社が中心に行ないます。
それだけであればなんら問題はありませんが、問題なのは保証会社が大手消費者金融になっているケースが多々ある事です。
例えば以下の銀行カードローンは保証会社はすべて大手消費者金融の「アコム」です。
- 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
- セブン銀行カードローン
- じぶん銀行カードローン じぶんローン
- みずほ銀行カードローン
この為、アコムで審査落ちになった後に上記のカードローンに申し込みすると、再びアコムで審査を受ける事になってしまうのです。
もちろんカードローンごとに審査基準は異なりますので、アコムで審査落ちになったからといって上記のカードローンの審査に100%通らないという訳ではありません。
しかし、一度審査落ちになった会社で再び審査を受けるのは賢い方法とは言えません。
特に大手消費者金融よりも審査が厳しい傾向にある銀行カードローンであるならなおさらです。
このような理由があるため、大手消費者金融でダメだった人が銀行カードローンに申し込みするのはお勧めできないんですね。
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まとめ
大手消費者金融で審査落ちになってしまう人の共通点は主に以下の8つです。
- 安定収入がない
- 収入が極端に低いまたは無収入
- 勤続期間が短すぎる
- 他社借入金額や件数が多過ぎる
- 信用情報に延滞記録がある
- 信用情報に事故情報がある
- 短期間に複数社に申し込みをした
- 在籍確認ができなかった
上記のような項目に当てはまる数が多いほど、審査落ちの可能性が高まりますので気をつけましょう。
もし、「大手消費者金融の審査にどうしても通らない!」というのであれば「中小消費者金融」を検討してみるのがお勧めです。
中小消費者金融は独自の審査基準を採用している業者があり、大手でダメだった人でも審査に通る可能性があります。