11月14日(木)放送のカンブリア宮殿では、女性に大注目されている大人気ショップ「fa-arrow-circle-rightDEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)」が取り上げられる。
ディーン&デルーカは、海外からチーズや生ハムを輸入して販売しており、惣菜はすべて店内で調理するほどのこだわりを持っている。
そんなディーン&デルーカは、世界の「美味しい」が厳選されている「食のセレクトショップ」。
女性たちを惹きつけてやまない秘訣に迫る!
大人気! 食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)」とは?
DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)は「fa-arrow-circle-right株式会社 ウェルカム」によって運営されている。
東京都渋谷区に本社を構える株式会社 ウェルカムは2002年に設立し、従業員数は1,608名。
主に輸入食品及び加工食品等の製造・販売を行っており、主要輸入国はアメリカ・フランス・イタリアだ。
店舗はほとんどが関東が中心で、マーケットショップは六本木や品川・新宿などに12店舗、関西・東海に4店舗、九州に2店舗の18店舗が営業している。
グループ会社で経営するカフェを合わせると、合計49店舗を運営している。
店内には世界中からセレクトされた食材や雑貨などがお洒落にディスプレイされており、女性のココロを掴むのも納得だ。
メニューは色鮮やかなものばかりで、スモークサーモンのグリルや牛もも肉のタリアータ、ケールとキヌアのサラダなど、常時40種類以上の惣菜が並んでいる。
店内に厨房があり、スタッフが調理しているのだ。
近くに店舗がないという方はネットショップからも購入することができる。
人気ショップ「DEAN & DELUCA」の中でも特に売れている商品とは?
DEAN & DELUCAの1番人気は、24層になったラザニア。
ラザニアをカットすると層になったミートソースやホワイトソース、パスタが現れる。
お値段は1ピース1045円(税込)で、1ピースでも十分なボリュームがあるので男性でも満腹。
オンラインストアでは、冷凍のラザニアを¥1,296 (税込)で購入することができる。
お店に訪れる人は声をそろえて「ここで買えば間違いない」という。
もともと、ディーン&デルーカの人気に火が付いたのは、1977年アメリカ・ニューヨークの出店がきっかけだった。
店名にもなっているディーン氏とデルーカ氏が「地中海気候の食文化を味わってほしい」という思いを込めて創業したのだ。
そして、そんなにディーン&デルーカに目を付けた横川さんは、日本で営業するためのライセンスを獲得し、2003年に東京に1号店をオープン。
グループ内で運営している併設のカフェも含めて国内に合計49店舗を展開し、年商116億円を売り上げる企業へと成長した。
ディーン&デルーカが女性たちを惹きつけて、虜にさせる秘密に迫る!
「より質の高いものを求めて」海外を飛び回るバイヤーたちが選ぶヒット商品ベスト3は?
評判を呼ぶ品揃えのカギを握るのは7人のバイヤーたち。
バイヤーたちで話し合い、店頭に並べるかどうかを決定する。
この会議を通り、実際に店頭に並ぶ商品はわずか3割。
もちろん、腕の良いバイヤーたちが会議に持ってくるのはすべて美味しいものだ。
そこから商品として販売されるかどうかはストーリーや作り手の気持ちにあるという。
そんなバイヤーたち厳選したヒット商品ベスト3を紹介する。
第3位 ピスタチオクリーム 150g 1600円+税
第3位はたっぷり150gの容量が入ったピスタチオクリーム。
イタリア産のピスタチオを使った濃厚なナッツクリームはパンに付けても絶品だ。
第2位 キャンディバッグ 600円+税
第2位には柄が可愛い金太郎飴がランクイン。
スペインのバルセロナ生まれのお菓子で手軽な手土産として購入する人が多いそう。
第1位 ブラックトリュフソルト 30g 1200円+税
第1位に輝いたのは「何にでも使い勝手がいよい」と口コミでも人気の高いブラックトリュフソルト。
高級珍味のトリュフとイタリアの塩を合わせた調味料でお値段は30gで1200円だが、色んな料理を簡単に美味しくしてくれるという。
和食だけでなく、焼きそばの塩加減にも合うんだとか。
DEAN & DELUCA独自のおもてなしのサービスとは?
DEAN & DELUCAの店内では、驚きの光景を目にすることがある。
店員が店内にある新品のオリーブオイルを開け、お客に試飲させているのだ。
DEAN & DELUCAでは、店内にあるほおんどの商品が試食できる。
もちろん、店内で人気の「生ハム」も試食可能。
塊である生ハムをその場でスライスし、気に入ればそのまま買って帰ることもできる。
DEAN & DELUCAの強みは「百貨店や一貨店(専門店)ではなく、しっかりとセレクトされた“十貨店”」なのである。
ニューヨークで人気の食のセレクトショップを日本に!成功のカギとは?!
株式会社ウェルカムの代表である横川さんは「DEAN & DELUCAは百貨店でも一貨店(専門店)でもなく、"十貨店"。」という横川正紀代表。
というのも、「これは」と思った選りすぐりの商品だけが店頭に並ぶことを許されるのだ。
横川さんの父は「fa-arrow-circle-rightバーミヤン」や「fa-arrow-circle-rightガスト」などをグループに持つ「fa-arrow-circle-rightすかいらーく」の創業家である横川紀夫さん。
何故、すかいらーくグループに入社しなかったのかというと、すかいらーくは “親族の入社を認めない”という規則があった。
そういった理由から、正紀さんは外食業界ではなくインテリア・雑貨を扱う会社を起業していた。
そんな正紀さんに、ある転機がやってくる。
なんとアメリカのディーン&デルーカを日本に出店しないかという話を持ち掛けらえたのだ。
そこで正紀さんはアメリカにあるディーン&デルーカ本店を視察した際、衝撃を受けた。
「料理をあまり作らない自分も料理が作りたくなる。ディーン&デルーカが日本にあったら喜んでもらえると直感した」という。
日本でショップを立ち上げるためにライセンス契約を取得し、2003年に東京・丸の内に第一号店となる日本店をオープンした。
「食料品が売れない!」“ディーン&デルーカ”成功への道のりとは!?
正紀さんは、アメリカから直輸入した100種類もの高級食材を並べ、衝撃を受けたニューヨークの店舗を再現するべく、POPもニューヨーク店と同じ英語表記するというこだわりを見せていた。
アメリカからディーン&デルーカをそのまま持ってきたような店は話題を呼び、客が殺到した。
しかし、客は来店するものの、なかなか食料品が売れない。
売上不振により、資本金を切り崩しながらの営業が3年続いた。
正紀さんそのような状況を打破するため、ディーン&デルーカの創業者であるジョルジオ・デルーカさんにアドバイスを求めた。
すると、言われたのは「なぜ店に蕎麦を置かないんだ?」という一言。
ジョルジオ・デルーカさんが言いたかったことは、「お客が店に来る理由を作るため」だった。
素晴らしい日本の食品を置いて、客を引き寄せるということが言いたかったのだ。
当時、ニューヨークにあるディーン&デルーカをお手本とした店づくりを行っていたため、日本の食材があること自体が格好悪いことだと思っていたという正紀さん。
しかし、実際に買い物をしにお店にやってくるのは日本人。
ニューヨークのディーン&デルーカを意識するあまり、ターゲティングを間違えていたのだ。
そこで正紀さんはアメリカ・ニューヨークの真似ではない、日本独自のディーン&デルーカを作ることの重要性に気付いた。
アメリカの真似ではない!日本のディーン&デルーカづくり
日本でセレクトした最高の逸品を集めたの棚を作ることにした。
例えば、京都にある和食には欠かせない出汁の専門店「fa-arrow-circle-rightうね乃」。
隠れた逸品を日本で発掘し、全く取り扱いのなかった日本の食品は、約800種類まで取り扱いが増えた。
こうして日本のディーン&デルーカづくりをすることで、現在では全国で49店舗、年商110億円まで成長したのだ。
ディーン&デルーカのように、海外で人気の出ているものをそのまま日本に持ってくれば必ず売れるというわけではない。
その国や地域で売上を伸ばすためには、その土地やターゲットにあった店づくりをしなければならない。
ジョルジオ・デルーカさんの言う「お客が店に来る理由を作る」ことが大切だ。