
今週のがっちりマンデーでは、普段当たり前だと思っていたさまざまなものが地味に変わっていた「地味チェンジ」を特集。
マクドナルドや串カツの「2度漬け禁止」ルールまでみなさんの知らないうちに変わっていたりと、意外と知らない地味チェンジの全貌に迫る!
地味なチェンジでも効果は絶大!儲かる「地味チェンジ」
みなさんの周りでも知らない間に変わっていた、意外なものもある。
例えば、会社の社名だったり、商品のパッケージデザインなど我々の気付かない間に変貌を遂げるものも。
がっちりマンデーでは、そういったみなさんの知らない間に変わり、がっちり儲けている企業の「地味チェンジ」があった。
マクドナルドで「おもてなし」がチェンジ!?
子供からお年寄りまで、国内外問わずに大人気のファーストフード店「fa-arrow-circle-rightマクドナルド」。
一時期落ち込んでいた売上も昨年は5242億円までV字復活した。
マクドナルドで変わったことは、お席まで商品を運ぶ「テーブルデリバリー」を開始したこと。
これまではスピードアップを図るために、セルフサービス方式を行っていた。
しかし、沖縄県の店舗がお席まで商品を運ぶ「テーブルデリバリー」を行っていたことから、全国に広げることとなった。
一見、人件費がかかるようだが、売り上げを見てみてるとサービスを行っている店舗は右肩上がり。
また、おもてなし強化のため、お客様のお困りごとを聞くなどを聞く専用のクルーが誕生。
日本マクドナルド創業当時から愛されたバーガーが「チェンジ」
実は、マクドナルドにも知らない間に変わっていた「地味チェンジ」があった。
日本マクドナルドは10月28日に定番人気メニュー「フィレオフィッシュ」を25年ぶりにリニューアルすることを発表した。
フィレオフィッシュは、1965年にアメリカのマクドナルドで誕生し、日本では1971年の創業当時からのロングセラー商品だ。
外はサクサクで中はふっくらした白身魚のフィッシュポーション。
そこにタルタルソースとチーズが絡み合った人気のバーガー「フィレオフィッシュ」。
長きに渡り愛されてきたフィレオフィッシュは、全国の日本マクドナルドの店舗で10月31日までに“新フィレオフィッシュ”に切り替わる。
新フィレオフィッシュは、どう「チェンジ」するのか。
マクドナルドのフィレオフィッシュの○○を1回にチェンジ!
今回はフィレオフィッシュのメイン食材である「白身魚のフィッシュポーション」の製造工程が変わる。
フィッシュポーションの原材料は、アラスカ産スケトウダラ。
これまではスケトウダラを冷凍して加工地に発送していたが、現地ですぐに処理を行い、ブロック状に冷凍することにした。
これにより、これまで2回必要だった冷凍の工程が1回に削減したのだ。
そうすることで、魚肉の見た目や食感・風味をより感じられるようになり、美味しさの向上に成功した。
マクドナルドの人気バーガーランキング
今回チェンジを計ったフィレオフィッシュは、マクドナルドではどの程度の人気メニューなのだろうか。
ランキングサイト「fa-arrow-circle-rightランキングー!」による「マクドナルドの好きなバーガーランキング」は次のようになった。
順位 | メニュー名 |
第3位 | フィレオフィッシュ |
第2位 | ビックマック |
第1位 | 照り焼きバーガー |
今回リニューアルされたフィレオフィッシュは第3位にランクイン。
数あるマクドナルドのメニューのなかでも人気のメニューであるフィレオフィッシュの「地味チェンジ」だけあって、今後の売れ行きに期待したい。
串カツ田中が絶対ルール「2度づけ禁止」を地味チェンジ!?
大阪で串カツを食べる際には、ある暗黙のルールが存在する。
串カツを食べる際につけるソースは「2度づけ禁止」なのである。
中には、そのルールを破ってしまった場合は“罰金”が発生するお店もあるという。
大阪市西成区発祥の「fa-arrow-circle-right串カツ田中」も、2008年12月の創業以来、2度づけ禁止のスタイルで営業してきた。
創業から11年で店舗は全国で265店舗、売上年商76億円を突破。
串カツ田中の「串カツ田中で串カツを食べるときのルール」は次のようになっている。
- 一:口を付けた串の二度づけ禁止
- 二:口を付けたキャベツの二度づけ禁止
- 三:ソースにお箸をつける行為の禁止
2度づけ禁止の理由は、ソースは客たちが共用するため「衛生面の理由」や「こだわりの味を変えないため」だと言う。
そんな「串カツ田中」では、が地味チェンジしていた。
お客を飽きさせないために「地味チェンジ」
串カツ田中では、昨年6月より「二度づけ」が解禁された。
これまでは使ったソースはろ過して再利用していたが、「地味チェンジ」によりすべて廃棄することになった。
そのため、二度づけが解禁になったのだ。
二度付けが解禁された理由は、串カツ田中の客層がチェンジしたことが理由だという。
実は串カツ田中では、年々ファミリー層増えていることもあり、昨年から全席禁煙など地味チェンジが続いているのだ。
また、串カツ田中で使用しているソースも地味チェンジとして創業11年でなんと30回以上も変更しているという。
理由は「飽きないため」。
社長夫妻が食べていて飽きるということは、お客もいつか飽きる。
ソースを少しづつ変えることで、お客を飽きさせないようにしているのだ。
東急の改札近くの券売機、中からはアレが出てくるようにチェンジ!
電車に乗る際に、ふと財布を見ると「お金が足りずに切符が買えなかった」や「ICカードの残高不足だったが、現金がなくチャージできなかった。」という経験をお持ちの方もいるのではないだろうか。
2019年04月24日 、東急ではそんな悩みを打破すべく、あるサービスを導入が発表された。
なんと駅にある券売機で銀行からお金を引き出せる「キャッシュアウト・サービス」を開始するというのだ。
これまで利用していたシステムを一切変えることがなく、サービスを開始できるようになったという。
現在使えるのは「横浜銀行」と「ゆうちょ銀行」のみで、モバイル決済アプリが必要となる。
券売機にたまったお金を集金し、銀行へと運ぶのには人件費はかなりの手間と費用が掛かっていた。
しかし、お客がATMとしてお金を下ろすことで、その手間も省けるのだ。
「キャッシュアウト・サービス」利用可能時間は平日・土日祝日すべて午前5時半から午後11時までとなっている。
(※1日の引き出し限度額は3万円で。1万円・2万円・3万円のみ引き出し可能。)
このサービスの導入は、世田谷線、こどもの国線を除く東急線6路線85駅で導入される。
ICカードの普及が高まったことにより、券売機の役割が低下しつつあることを画期的な利用方法を開始することで、使用率を伸ばしていくのだ。
意外と知らない間にサービス内容などが変わっていることはよくある。
あなたの身の周りで知らない間に「変わっていた意外なモノ」を探してみてはいかがだろうか。