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【5分で読める本要約】たぱぞう|お金が増える 米国株超楽ちん投資術
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少しでもお金を増やしたい、と思いながらやっぱり投資は怖い、何を買えばいいのか分からないと悩んだり考えているうちにどんどん時間が過ぎていってしまうと焦っている人も多いですよね。

そんな皆さんに一つの答えを提示しましょう。

それは米国株長期投資なら誰でも安定して資産が増やせるということです。

さてそんなお金に関する知識を私たちに授けてくれる本日の本はお金が増える米国株超楽ちん投資術著者はカリスマ投資家ブロガーのたぱぞうさんです。

本人の20年余りの投資経験から導き出したある種の答えとも言うべきその投資スタイルを学んでいてください。

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米国株でお金が増える理由

たぱぞうさんはこう語ります米国株投資にまとまったお金も知識も英語力もいりません。人生で大切なのは仕事や趣味や家族の時間。だから投資には時間も手間もかけないそれが私の考え方で 

いかがでしょうか。多くの人が投資で1発あてて大金持ちになってやろうと考えているわけではないと思います。

今よりも少しでも楽で安定した生活が欲しい。仕事や趣味家族との時間をより楽しみたいそのための投資をしよう、というのがたぱぞうさんの考えなんです。

テレビで見るデイトレーダーのようにずっとチャートに張り付いて、ずっと取引をし続ける。もちろんそれはそれで素晴らしいことですが、多くの人が望む生活とはそういうものではないと思います。

トレードする時間を楽しみたいのではなく、ゆとりがある生活を楽しみたいんです。

そんな生活を実現させてくれる可能性が米国株にあるんですね。そもそもなぜ米国株なんでしょうか。私たちの多くは日本に住んでいますし、日本株ではダメなんでしょうか。

それを考える上でどういった国の株を買うべきなのかということを考えてみましょう。

その国の株を買う大きな理由としては2つ考えられます。

  1. その国の人口が増加していて消費成長国であること
  2. 投資に見合った法整備がなされていること

簡単に言うなら成長していれば株価が上がりますし、法整備がきちんとなされていれば安心して投資を行えるということなんですね。そして、このような基準を満たす国というのは非常に少ないのが現状なんです。

例えば、日本っていうのは人口が減少しており消費も縮小していますよね。最低限の法整備はなされていますが、話題になった、かんぽ生命の販売姿勢に関する話題など、国を代表するような大企業であっても消費者を欺くようなことが頻繁に起きているんです。

なぜこのようなあってはいけないことが頻繁に起こってしまうのか、それはかんぽ生命のような売り方をしてマージンを稼がないとやっていけない時代になりつつあるからなんですね。

縮小経済の中を生き残っていくということはそういうことなんです。

また、かつての銀行のように経営上の失敗を増資という形で、平気で株主に押し付ける企業があることも日本での投資の難易度を上げています。

その人は企業の資本金を増加させることであり、現実的に言うなら新しく株式を発行することです。

これにより元々株を持っていた人っていうのは損をしてしまうんですね。

例えば、100万円を100株で割って1株1万円だったのが、株式を新たに100株発行するという調子によって全部で200株になりました。

そうすると100万円を200で割って1株当たりが1万円だったものが5,000円に変化してしまいますよね。こういうことが起こってしまうんです。

このように株式を新たに発行して増資をすると既存の株主に不利な方向に変化してしまいます。

この後だしじゃんけんのようなもので投資することを決めた基準が変えられてしまうんです。

これは明らかな株主軽視であり、比較的ガバナンスのしっかりしている人でさえこのようなことが頻繁に起こるようでは、おちおち投資などをすることはできません。

米国の場合は、そもそも売上や利益などの数字をきちっと作ってきます。経営が悪くなったり、安易な投資をするようでは経営者は即座に解任させてしまうので、そういったことは起こりにくいんです。

さらに米国の株式市場っていうのは企業を甘やかさないという点も投資する側からすると大きなメリットになります。

米国では経済成長とともに株価指数が上昇しています。

それは米国の株式市場が株式指数を伸ばすような仕組みづくりをしているからなんです。株式会社が株式市場に上場する際には取引所が定める基準というのをクリアする必要があって、めでたく上場できたとしてもこの基準から外れてしまえば上場廃止となるんです。

米国のニューヨーク証券取引所やナスダック証券取引所は評定基準がすごく厳しく数上昇した銘柄についてもしっかりと評価し、成長性がないと言われた銘柄は即座にOTC市場にうつされてしまいます。

上場するために企業は必死で利益を生み出そうとしますし、それによって株式市場には成長性の高い銘柄だけが残ることになり、おのずと株式指数は上がっていくというわけなんです。

株主に対する姿勢、言い換えれば株価に対する意識の高さ、これが米国株の上昇につながっているということなんです。

一方で日本では上場の基準、これは厳しいんですが、よほどの不祥事でもなければ退場にはなりません。

日本の大学みたいなもんです。入るのは難しいけれど、その後遊んでても卒業できちゃうみたいな、そういったことだが日本の上場では起こってしまっているんです。

そのため、東証一部企業というのは増え続けていて、今や圧倒的に企業数が多いのがこの東証一部となっているんです。

日本ではGDPなどの経済指標が上がらない上に、業績が振るわない効率な企業群が東証一部に属し続けてしまっているために、株式市場からの新陳代謝というのが起きない状況が続いてしまっているんです。

代表的な日本株の指数であるトピックスがなかなか上昇しないというのもう一つの象徴といっていいでしょう。

また、米国においては出生率は、決して高くはないんですが、それでも米国の人口は増え続けています。これは移民で成り立った国という歴史的背景が大きく今も多くの移民を受け入れているからなんですね。

人口が増えれば消費活動が盛んになります。若年労働力が確保できるために労働生産力が維持されて向上し続けます。同時に社会保障を担う層が存在することになるので社会保障負担も過度になりすぎず、税金の使い道がこの社会保障で圧迫されないということになります。

すなわち適切な税金の再投資が可能になるために国の成長力につながるということなんですね。

米国の人口は2030年には人口3.5億、2050年には3.8億人を超えると見込まれています。

そのことからも今後も長期にわたって米国経済は堅調に推移すると考えられているんですね。

ドルという世界の決済通貨を持つ基軸通貨国であることも強みの一つという風に言えます。

もちろん、米国以外にもこの投資の基準である人口が増加しており、消費成長国であること、投資に見合った法整備がなされていること、この2つを満たす国ってのは存在します。

しかし、米国以上に安定してこれを満たし続けてきた国は他にないんですね。

こういうと経済が成熟したアメリカのような国というのは、株価も急速に伸びるわけじゃない、伸びにくいから高成長を望むなら新興国に投資したほうがいいという人もいます。確かに新興国の経済は成長すると言われていて、実際にGDPは見事に伸びてきているんです。

ところが向かっていうのは嘘のGDPが成長しているのにも関わらずさほど上昇していないんですね。

つまり、新興国ではGDPと株価が連動していないんです。それは、新興国では企業について正しい情報が開示されており、それを投資家が正しく評価しているといえないからなんですね。

つまり、企業に適正な株価がついていない状況ということなんです。多くの新興国は経済が成長しているのに株価がそれに伴った上昇をしていない市場が非効率な状態にあるんです。

だからこそ新興国は、経済成長するから投資すればリターンが得られるとは言い切れないんですね。

また、現地通貨の高インフレも投資を難しくしている一要因になります。常にインフレ負けしない株価の上昇が求められるからなんですね。

このような新興国やフロンティアと呼ばれる国の相場はプロ向きの相場であり、積立でずっと寝かせて持っておくようなシンプルな投資をしたい人はあまり意識しなくてもいいでしょう。

もう一度皆さんの最終目的を思い出してみてください。ただお金を得ることが目的ではないんです。人生で大切なのは仕事や趣味や家族の時間。だから投資には手間もかけないこのようなプロ向きの相場はプロに任せておきましょう。

私たちはハイリターンを狙わなくてもいいんです。時間がかからず、安定してリターンがえられる相場、こんな相場が米国株、この米国株を中心に考えるのが現実的なんです。

何を買うべきか

では、次に米国株といっても何を買えばいいのか。ここに話を移りたいと思います。

あなたがやるべきこと、それはつまり米国株式のインデックス投資です。インデックス投資っていうのは特定の国だったり、特定の市場などあるテーマに沿ったほとんど全ての銘柄をまとめてパッケージで買うことです。

米国株式のインデックス投資というのは、米国株式のまとまった銘柄をパッケージでということになります。

たぱぞうさんは、投資のやり方についてこう述べています。

「仕事が忙しく、週末は家族や友人と過ごしたり趣味を楽しんだりしていて投資に使う時間はほとんどない人、それでも将来のためにお金を増やしていかなきゃなと思っている人、そういう人は米国株市場全体の動きを反映する投資信託やETFに積立投資をする、楽ちん投資でオッケーです」と言っているんですが、この米国株市場全体の値動きを反映する投資信託やETFという難しいやつがインデックス投資と呼ばれるもので、日本で言うならトヨタだったり東芝といった一つ一つの会社の株を買うのではなく、日経平均やTOPIXといた日本の企業の株の詰め合わせを買うようなイメージです。

そもそも日経平均やTOPIXというのは、株価指数と呼ばれていて東証一部に登場する225社の株価を対象に算出したのが日経平均株価東証一部に登場する全ての銘柄を対象に算出したのがトピックスと呼ばれています。

何のことやらわからないと思った大丈夫です。

結局この企業の株を買っちゃったらどんだけ日本の景気が良くなってもその企業が潰れたら持っている株は紙切れになっちゃう、だけどいろんな株の詰め合わせのようなものを買っておけば経済自体が成長していたら多くの株の価値は上がっていくから一個ぐらい潰れたものがあっても安心だという風に思ってください。

さらにこの株の詰め合わせが、数百から数千で構成されているというのがこの株価指数であり、そこもポイントなんです。

本来であれば相当な資金がない限り何百もの銘柄の株を持つことはできないんです。

しかし、この埋め合わせはいろんな株をちょっとずつつまみ食いするように構成されているために少ない資金でも多くの銘柄の株を同時に持っている状態になれるんです。

行ってみればバイキングのようなもので、本来なら3,000円だったらハンバーグとステーキとデザートを食べたらおしまい、というところハンバーグ一切れ、ステーキ一切れ、寿司一貫、デザートもケーキをちょっとと、ちっちゃいプリン、いちごを2つ、といったように色んな種類をバイキングなら食べることができますよね。

ハンバーグ屋さんでハンバーグが美味しくなかったらもう残念、そこでおしまいなんですが、バイキングならハンバーグの一切れが美味しくなくても寿司がおいしければOKじゃないですか。このような形がインデックス投資をしている形になります。

そして、米国株の詰め合わせであるニューヨークダウや、S&P500などの株は日経平均やTOPIXなどの玉石混合の日本株指数とは異なり成長性が高い銘柄で構成されています。

日経平均やTOPIXで長期的なリターンが得られるのかっていうことについてはかなり疑問なんですが、米国株ならインデックス投信やETFでも十分なリターンが期待できることが分かっています。

と言うことでインデックス投資について説明してきたんですが、あなたが思っていた投資とはちょっと違ったんじゃないでしょうか。

多くの人が総合するトーストはせいぜい数社の株を買って上がったら売るを繰り返すようなイメージだと思います。

もちろんこのような個別株を買うという方法にもメリットはあるんです。

大きく値上がりをする銘柄を適切に投資できれば効率的にお金を増やすことができるからなんですね。

しかし、銘柄選びにはある程度知識や情報が必要です株価の推移をチェックするなどの手間もかかるんです。

当然誰にでもセンスがあるわけでもなく、銘柄選びは売買のタイミングを誤ってしまうことだってあるんです。

何より数社の値動きだけに身を委ねるというのはリスクが大きすぎますよね。

リスクが大きいからこそリターンも大きいというのは確かなんですが、やはりリスクが大きいというのは怖いことになるわけです。逆に言うならインデックス投資っていうのはリスクを小さくする代わりにリターンも小さいという投資方法になります。

だから、1年で億万長者になるといった思想を持っている人はインデックス投資は向いていない投資方法になります。

しかし、仕事が忙しく週末は家族や友人と過ごしたり趣味を楽しんだりしていて投資に使う時間はほとんどないという人、それでも将来のためにお金を増やしていかなきゃなと思っている人、そういうあなたには一番向いている手法になるんですね。

下落した時に全財産を投資するといった冒険も必要ありません。たくさんの資金がなくても大丈夫です。

長期的な成長が望めなければタイミングをうまく捉えて値動きで利益を上げていく必要があります。

しかし、長期で成長が期待できるこの米国株、この米国株のインデックスだったら毎月の給料の中から積立投資をしていけばいいんです。

まとまったお金がなくても出来ますし、タイミングも見なくていい、つまり誰にでもすぐにでも始められる、そんな投資方法が米国株インデックス投資なんです。

日本を客観視せよ

これまで米国株式インデックス投資がオススメだよ、という話をしてきたんですが、やはり愛着のある日本に投資をしたいという方も多いと思います。

そういった方のために1度日本もこの国際社会から客観的に見てみようということでこの人は話させていただけたらと思います。

日本だけで生活していると気づきにいいんですか世界的な視点で見ると日本円の実質価値は下がってきているんです。

今はコロナで落ち着いていますが、日本へそもそも海外からの旅行客増えていました。この旅行客が増えたのは日本の物価が下がって旅行しやすくなったからなんです。

実際にたかぞうさんが京都に住んでいた20年前は京都に外国人観光客なんてほとんどいなかったそうです。

何故昔は観光客が少なかったんでしょうか。それは宿泊費から食事代まで何から何までとても高く、日本旅行には相対的にお金がかかったからなんですね。

しかし、今日本は宿泊費も食事代も値頃になってだからこそを観光客っていうのが増えているんです。

さらに外国人の給与水準というのは、上がっています。かつて日本人一人当たりの名目GDPっていうのは世界で第3位だったんです。第3位だったんですが、2008年には26番目まで下がっています。世界中の人たちの年収っていうのは上がっているのに私たちの日本人の年収レベルは横ばいだったからなんですね。

日本円ベースの給与が横ばいということは、ドルベースなどで見ると相対的に下がっているということになります。

物価の下落に加えて海外の給与水準が上がったことにより、外国人から見て日本は旅行しやすい国になったんです。日本人がベトナムやタイなどを旅して物価の安さに驚くのと同じ現象が日本で海外から見て起きているんです。

さらに問題なのが日本は今デフレであるということです。デフレというのは物価が下がってお金の価値が上がるということなんです。

しかし、今日本はデフレでありながらも日本円の価値が下がってしまっているんです。

日本円の価値が下がっていくのであれば、ただ銀行口座に貯金し続けてもあなたが持っている資産ていうのは減っていく一方なんです。

だからこそ、何らかの金融商品を買ったり金利を受け取るという工夫が必要になってきます。しかし、日本では国内のほとんどの金融商品が低金利であり、お金を増やす仕組みを作るのが困難なんです。

このような状況にあるからこそ私たちデフレの国の住人っていうのは海外に投資をすることを真剣に考える必要があるんです。

そういうことで長々と話してきましたが、結局のところ結論としては米国株式指数である S&P500に連動したインデックス投資に自分が出来る範囲で積立投資をしていくというのが結論になります。

過去50年、年平均20%超のリターンを獲得し続けてきた世界的に有名な米国の投資家ウォーレンバフェット氏も妻への遺言で「現金の10%を短期国債に、90%をS&P500に投資せよ」と言っているんです。是非今一度自分の資産を人生を守るためにも投資について考えてみてください。

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