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【5分で読める本要約】仙石 実・青木仁志|人生を変えるお金の話
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お金とは何か皆さんは壊れた時どう回答するでしょうか?

様々な答えがあると思いますが、本日紹介する書籍の著者たちはこう答えています。

「お金とは価値であり、時間を手に入れ、人生の目的を実現するための道具に過ぎない。お金には魔力がある。上手にコントロールするために基礎的な知識を身に付けるか、信頼できる助言者を見つけてアドバイスをもらう必要がある。」

ということで本日はお金に対する本質的な考え方を養うための方法をご紹介いたします。

今日ご紹介する本は「人生を変えるお金の話」

アチーブメントグループCEOの青木仁志さんと南青山アドバイザリーグループCEOの仙石実さんによって書かれた、「お金と幸せ」、幸福に関する一冊となっています。

青木さんは講師として累計42万人以上の人材教育を担当されている方であり会社としても働きがいがある会社ランキングにて6年連続ベストカンパニー賞に選出された方です。

学生の人気インターンランキングで3年連続1位にも選ばれているんです。千石さんは日本を代表する会計事務所を表彰する「best Professional firm 2020」に選出されIPO、M&A、事業承継のコンサルティング業務において1000件以上の実績を築かれた方です。

お二人とも今は輝かしい実績を上げられているんですがそのスタートは全く何もないゼロからのスタートでした。

本書ではその生きた経験を踏まえてお二人がお金の本質を紐解いていきます。

是非、本日紹介する内容を知り皆さんのお金に対する考え方を見つめ直すきっかけにしていただけたらと思います。

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第1章 お金とは何か

第1章ではお金とは何かというテーマで話を進めていきましょう。

私たちは日々の暮らしや仕事の中で頻繁にお金と触れ合っています。毎日毎日お金を稼ぐために働き、そして消費しているんです。そうした行為を日々繰り返しているため多くの人々はお金というものを何となくわかっているつもりでいます。

しかし、お金というものは一般に考えられているよりずっと奥深いものなんです。

お金とは何か?と問われた時どう答えるでしょうか。

きっと商品やサービスと引き換えにできるものと考える人が多いと思います。確かにお金を商品やサービスと引き換えにできるものとする考え方は間違ってはいません。

しかし、それはあくまで表面的な見方です。

さらに深く考えるとお金の背後にある存在に気づくことができるはずです。

お金の背後にあるもの

お金の背後にあるもの、それは価値です。お金=価値という原則を理解しているかどうかで私たちの意識はガラリと変わります。

ここで言う価値の定義は「どれぐらい役に立つか」という度合いです。

つまり大きな価値のある人間や物は人の為に大きく寄与することができるということです。この考え方は極めて大切なので是非心に刻んでおいてください。

例えば、20年以上前アーティストの矢沢永吉さんは巨額の横領事件に巻き込まれました。彼はスタジオや音楽学校を併設した一大拠点をオーストラリアに建設しようとしたのですが部下に裏切られて30億円以上の借金を抱えてしまったんです。

ところが矢沢さんは得意とする音楽活動を精力的に展開し、売上を伸ばし6年で借金を大方返済してしまいました。

そして、今では豊かな生活を送られています。矢沢さんがたくさんお金を稼いだという表面的な現象だけを見ている人は真のお金持ちにはなれません。矢沢さんには人を感動させ、楽しませる才能がありました。矢沢さんの音楽を聞いて多くの人が幸せになれたんです。

その価値が彼をお金持ちにしたんです。価値さえあればお金は後からついてくる、まずはその事実を理解することからスタートしましょう。

さて、ここでよくある悩み、収入を増やしたいというものについて考えてみましょう。もしあなたが収入を今よりもっと増やしたいと考えているなら答えは簡単です。

「あなたの人材としての価値を高める」

これに尽きますビジネスとは価値と価値の交換です。

ですから、高い収入を得ようと思うなら自らの価値を高める必要があるんです。会社の売り上げを伸ばそうと思うなら自社の商品やサービスの価値を高めなければなりません。

お金の効用

お金=価値というのは非常に大切な鉄則なのです。また、価値は時間に交換することもできます。お金=価値という方程式と同様、価値=時間という方程式も成り立つんです。

これは自らの価値を高めて得たお金によって時間を手にするという意味です。

価値によって使える時間を増やすことが可能なんですね。例えば私たちは食料品店で肉や野菜を買います。自分で牛や豚野菜を育てたら膨大な時間が掛かりますが、お金を出せば一瞬で必要なものが手に入ります。

これがお金の効用です。

支払うことで自分の時間を増やすことができます。そして得た時間を無駄にせずいかに有効活用するかで人生の勝負が決まります。

時間とお金の使い方で人生が決まると言っても過言ではありません。

では、どうすれば有意義に時間とお金を使うことができるのか、そのためには人生の目的を明確にする必要があります。

 

  • 誰のため?
  • 何のため?
  • なぜ生きるのか?

 

という問いを自らに繰り返し、それに対する答えを明らかにすることがまず大切なのです。そして、その人生の目的を実現するためのお金と時間の使い方こそが人生を決めるのです。

お金とは価値であり、時間を手に入れ人生の目的を実現するための道具にすぎません。これを肝に銘じておきましょう。また、お金に関してはその魔力に注意が必要といえます。

ドイツの哲学者であるショーペンハウアーは名著"幸福について"の中で

「富は海水のようなもの」と語っています。

海水には塩が含まれているため飲むと喉が乾きます。その結果もう一杯欲しいと延々と求めてしまうんです。

富も海水と同じで一度得てしまうと限りなく求め続ける物というのがショーペンハウアーの見立てです。

最初は社会貢献のために頑張っていたのに儲かってくると拝金主義者に変わってしまうという人も少なくないんです。

拝金主義者とは
金銭・富を最上のものと捉え、何よりも大切という考え方、性格を指す。

儲かれば儲かるほどもっともっとお金が欲しくなる、まさに海水のように延々と求めてしまうんです。

これがお金の魔力であり誰しもが陥りがちな罠ですので注意しなくてはなりません。

お金はただの道具に過ぎず、道具をずっと求め続けて時間を費やしても何にもならないんです。自分の人生の目的を実現するための道具だと割り切ってお金と向き合うようにしましょう。

第1章 まとめ
  • 価値さえあればお金はあとから付いてくる。まずは価値を高める努力が大切である。
  • お金とは、価値であり時間を手に入れ人生の目的を実現するための道具に過ぎない。
  • お金も海水と同じで一度得てしまうと限りなく求めてしまうものである。

自分はお金持ちになったって変わらない自信があると誰しもが言うんです。

しかし、その多くの人はお金を持った途端変わってしまう。それほどの魔力がお金にはあるんだという事をしっかりと今のうちから知っておき、その魔力に魅了されそうになった時にはこの本を思い出しましょう。

第2章 お金は人を幸せにするのか

第2章ではお金は人を幸せにするのか、というテーマで話を進めていきたいと思います。

おそらく多くの人はお金持ちは幸せだと考えているでしょう。しかし、お金を持っていても不幸な人も存在します。そして、その一例が他ならぬ日本人です。地球規模で見れば日本人は豊かな部類なんです。数年前に中国に抜かれはしましたが日本のGDPは依然として世界3位の座を占めています。

しかし、国連が2012年以降毎年発表している世界幸福の報告によれば2020年における日本の順位は62という残念な結果だったんです。この結果からもお金を持っているから生活水準が高いからといって、必ずしも幸せではないということがわかります。

この世界幸福度報告でトップ5にランクインしたのはアイスランド、フィンランド、デンマーク、スイス、ノルウェーです。各国が上位に入った理由の一つは社会的なつながりが強いということでした。

これらの国では周囲との人間関係が豊かで孤独になる危険性が小さいんです。
ですから困った時は友人や隣人が手を貸してくれますし、周囲との絆を実感しながら生きることも可能です。だから、これらの国は幸福度が高いと称されているんです。

それに引き換え最近の日本では社会の絆が希薄化しているように感じます。その背景にあるのが拝金主義なのではないでしょうか。お金ばかり追いかける人はどうしても自分の利益だけに固執しがちです。でも、それでは周囲の人を幸せにはできません。それといつの間にか仲間が一人二人と離れていき最後には一人ぼっちになってしまうんです。

これでは仕事がうまくいくはずがありませんし、私生活も空虚なものになってしまうでしょう。若い頃にお金に執着しなかったら私の会社も私自身ももう少し成長できたかもしれないな、と語る人もいます。

お金を儲けることに心を奪われ過ぎ結果的にそれ以外のことがおろそかになったというのがその方の反省でした。

お金は追いかけると逃げる蜃気楼のようなもの。あまりにも追い求めていると本業に集中できずかえってお金を失う結果になってしまいます。

また、人生にはお金以外にも大事なことがたくさんあります。

お金にばかり目を奪われそれ以外のことを見ないままで過ごすと虚しい人生を送る危険性が高くなってしまうんです。お金は幸せな人生を過ごす上でかなり重要な役割を果たします。

ただし これは必要条件にすぎません。十分なお金があっても必ずしも幸せになれるとは限らないんです。

お金は幸せの必要条件に過ぎない

なぜ、お金は幸せの必要条件に過ぎないと言えるのか、その事実を明らかにするためにまずは幸せとは何かについて考えていきましょう。

アメリカの精神科医であるウィリアムグラッサー博士が提唱した選択理論心理学によると幸せとは次に挙げる五つの基本的欲求が満たされている状態だとされています。

 

  1. 生存の欲求
    健康や身の安全、長生きの願い、病気をしたくない、など身体に関する欲求。
  2. 愛・所属の欲求
    家族友人会社などに所属し、愛し愛される人間関係を保ちたいという欲求。
  3. 力の欲求
    自分が価値あるものと認められたい、人を従わせたい、競争に勝ちたい、などの欲求。
  4. 自由の欲求
    自分の考えや感情のままに自由に行動し物事を選び、決断したいという欲求。あるいは誰にも束縛されずに自由でありたいという欲求。
  5. 楽しみの欲求
    義務感に捉われることなく自ら主体的に喜んで何かを行いたいと思う欲求。

この5つの基本的欲求のどれを大切にするかは人によって異なります。力の欲求が強い人は相手に勝ちたい、トップになりたい、という気持ちが強いものです。

一方、自由の欲求や楽しみの欲求を強く求めるタイプの人もいます。

この5つの基本的欲求が満たされている状態が幸せであると選択理論では定義しているんです。この5つの基本的欲求のうちお金で解決ものもあります。例えば生存の欲求は十分なお金があるほど実現しやすいでしょう。

無農薬の野菜や果物はそれなりの値段がしますし、医療に関してもお金があればより良いものを受けることができます。

つまりお金をかけることで、ある程度の健康を買うことができるんです。

また、自由の欲求もお金で解決できる部分が多いと言えそうです。資金繰りが苦しい状況なら気が向かない仕事や本来はやるべきではない案件を断ることが難しくなってきます。

また、発想の自由度も失われてしまいがちです。お金がないと視野が狭くなり目の前の仕事や借金に縛られたものの考え方しかできなくなってしまうんです。

楽しみの欲求も経済力との相関性が高い欲求になります。お金さえあれば自分の趣味にお金を使うことも出来ますし、嫌な仕事よりも自分にとって楽しい時間を優先することもできるようになります。つまり生存の欲求、自由の欲求、楽しみの欲求、の三つについては経済力があるほどコントロールしやすいと言えるんです。

一方、愛・所属の欲求と力の欲求はお金で買うことが難しいと言えます。

まず、力の欲求ですが、こちらは一見するとお金でなんとかできる部分があります。例えば札束で頬を張るというやり方を使えば人を従わせることができるかもしれません。

また、多額の寄付金を納めることで社会に貢献して賞賛を受けることが可能でしょう。しかしそれらはあくまでも表面的なものです。

お金の力でねじ伏せた相手はおそらく心の中で「お前に金がなかったら命令なんて聞くか」と舌を出していることでしょう。

また、確固たるポリシーもなく見栄で寄付金を出しても相手から感謝こそされ尊敬を勝ち取るところまではいかないはずです。

そして、愛・所属の欲求はお金で買うことが最も難しいものです。むしろお金がある人ほど愛を失う危険性が大きくなると思います。お金が手に入るとその分、人生の自由度は増します。そして、自分の権力を振りかざしやすくなるんです。男性なら飲み屋でお金をばらまいて女性からの関心を買うこともあるでしょう。

そうして一時の快楽に溺れてしまった結果、離婚や家庭崩壊などを招くケースは決して少なくありません。

お金があれば幸せになるための5つの基本的欲求のうち生存の欲求自由の欲求楽しみの欲求は満たしやすくなります。

一方、愛・所属の欲求と、力の欲求についてはお金ではなかなか満たされません。

こういった意味でお金は幸せの必要条件に過ぎないと言えるんです。

では幸せの十分条件とは何でしょうか。

幸せの十分条件

それは利他的な願望を持つこと、だと言えます。

利他的な願望とは自分にとっても他の人にとってもいいものであり、Win-Winの考えを土台にした願望です。

お金があっても不幸になる人は自己中心的な願望しか持っていません。ですからお金を手にした途端その願望が増幅して周囲を不幸にします。

そして、結局自分自身も不幸になってしまうんです。一方、利他的な願望の持ち主、すなわち他の人を幸せにしたいと願い、その思想に基づいて行動できる人は必ず周りから愛されます。

その結果、愛・所属の欲求も力の欲求も高いレベルで満たすことができ幸せになるんです。本当の幸せを得るためには信頼と信用を得たり他者との人間関係を豊かにすることは絶対に欠かせないのだと断言できます。

そのためにまずは、形だけでも利他的な願望を持ち行動すること。それを心がけていれば自然と行動があなたの心を支え本心から利他的な願望を持てるようになるんです。

お金が十分にあっても幸せを形作る基本的欲求の全ては満たせないんです。だからこそ幸せを求めるなら他者のために役立とうとする利他的な願望を抱くことを第一に考えていきましょう。

第2章 まとめ
  • 幸せになるためには生存の欲求、愛所属の欲求、力の欲求、自由の欲求、楽しみの欲求の5つの欲求を満たす必要がある。
  • 幸せになるための五つの基本的欲求のうち生存の欲求、自由の欲求、楽しみの欲求はお金で満たせれるが愛・所属の欲求と力の欲求についてはお金では満たせない。
  • 愛・所属の欲求と力の欲求を高いレベルで満たすためには利他的な願望を持つことが大切である。

自分が今何の欲求を満たすためにお金を使っているのか、という事をしっかりと自覚し何の欲求が満たされていないから幸せと思えないのか、ということを考えていきましょう。

第3章 お金持ちになるためには

第3章ではお金持ちになるためにはどうすればいいのか、についてみていきましょう。

第1章と第2章では、「お金の本質について」と「お金は幸せの必要条件に過ぎない」、ということを中心に見てきたわけですが、そもそもお金がないのにお金の使い方の説明とかされても意味がない、とお怒りの方もいると思います。

そこで第3章ではお金持ちになるにはどうすればいいのか、ということについて見ていきたいと思います。

第1章でお金とは価値であり、お金持ちになりたいのなら自らが大きな価値を生み出す必要があることは述べました。

特別なスキルも肩書きもなく大きな価値を生み出せと言われてもどうすればいいのかわからないよ、という人がほとんどだと思います。

しかし、特別なスキルや肩書きがなくても大きな価値を生み出す方法はあるんです。

大きな価値を生み出す方法

信頼です。

若くて未熟でも誠実で周りの人から信頼の厚い人物なら周囲から支えられて価値を生み出せます。

そもそも、1人の人間に出来る仕事には限りがあるんです。

しかし、自分にない能力を持つ人と繋がることができれば大きな仕事をやり遂げ、たくさんの価値を生み出すことが可能なんです。

つまり、信頼こそが価値の源なんです。

個人として優秀でも不誠実だったり人間関係のスキルが低かったりする人は結局自分一人分の能力しか発揮できません。そのため得られる富の量も限定的です。

逆に誠実で多くの人から信頼されれば周囲から多大な協力を受け多くの富を成しチャンスがあるんです。

信頼を獲得するためには自分自身の仕事をしっかりとこなせる最低限のスキルは必要で、利他的な願望を持ち誰かのために役立つことを意識することも必要です。

もちろん誠実に生きることは何よりも大切です。こういった行動を積み重ね信用資産を増やしておくんです。

そうして信頼を勝ち取ることでパワーパートナーの協力を得ることができるようになります。

パワーパートナーとは
パワーパートナーとはあなたが成功させたい人でその人の成功があなたの成功となりあなたの成功がその人の成功となる人のこと。

 

このようなパワーパートナーの存在はあなたの価値を2倍にも3倍にも増やしてくれます。同様にパワーパートナーの価値も2倍3倍になります。

まず、あなた自身がパワーパートナーのために最大限の協力をするのが全ての基本です。そしてパワーパートナーにも自分の成功のため最大源の協力を求めましょう。

パワーパートナーとWin-Winの関係を築き相手に貢献し続けること、これが何より大切だと言えます。こういった深い友好関係の輪を広げていく多くの人があなたのパワーパートナーとなる状態を作れた時あなたはお金持ちになることができるんです。

お金持ちになりたいからといって最初からお金を追ってはいけないんです。

まずは、多くの人と縁を築きその方々の期待に応えることそして信頼資産を蓄積することが大切なんです信頼資産を徐々に増やせばお金は自然と後からついてくるものなんです。

さて、ここまで聞いて信頼資産が大切なんだということは理解していただけたかと思います。

しかし、信頼を築くために具体的にどうすればいいのか分からないという方もいるはずです。そこでここからはさらに具体的に信頼を築くためにやるべきことについて説明していきましょう。

信頼を築くためにやるべきこと

利他の精神を持つ

まず大事になってくるのが先ほども登場しましたが、利他の精神を持つということです。

他人や社会のために役立ちたいという強い信念を持つ人は簡単に人を裏切ったりしません。

だからこそ他人から信頼されるんです。「自分が自分が」となってしまっている人は自己利益のために簡単に人を裏切る危険性をはらんでいます。

そういった人は信頼できないんです。

約束を守れるか

次に大切なのが約束を守れるかどうかです。

この約束は書類の提出期限やスケジュールなどの細かいものも含まれます。世の中には打ち合わせ直前になって連絡をよこし、スケジュールの変更を頼み込む人がいます。

また、提出をお願いしていた書類の期限を守れない人もいます。こうした行動を繰り返す人は人に迷惑をかけることも悪いと思っていませんし、相手へのリスペクトも欠けています。

例えば、打ち合わせの日程を変える場合、相手がどれくらい準備をし時間を捻出するためにどれほど苦労したか、という点に敬意を払っていないんです。

だからこそこういった人は信頼を失っていきます。逆に約束をいつも守る人は信頼に値すると言っていいでしょう。

信頼資産を積み上げるためには他人との約束は確実に守り出来もしない約束は初めからしない。これを心がけるべきなんです。約束というものはとてつもなく重いものです。

約束を守る人は信頼できるし、人から信頼されるためには約束を守り続けなくてはなりません。

しっかりと覚えておきましょう。

素早いレスポンス

最後に神様を産むために必要なものそれは素早いレスポンスです。相手の立場に立って考えればわかりますが素早く正確なレスポンスほど助かるものはないんです。

どれだけ丁寧に仕事しようともレスポンスが遅い人と仕事をしていると進む仕事も進みませんし、相手を信頼することも難しくなります。

予想より時間がかかりそうだと分かったらその時点で先方に

 

  • きめ細かく連絡を入れる
  • 連絡がない時間を作って相手に不安を与えないように注意する

 

これが最低限信頼を得るためには必要なんです。

相手の立場になり素早く密なコミュニケーションを心がけることそして愚直に続けること。これが大切なんです。

利他精神を持ち、約束を守り、素早いレスポンスを心がける、これが相手から信頼されるために最低限押さえておきたいポイントになります。

お金持ちになるためにも幸せになるための人間関係を築くためにもこのポイントはしっかりと押さえておきましょう。

第3章 まとめ
  • 信頼こそが価値の源であり、誠実で多くの人から信頼されれば周囲から多大な協力を受け多くの富を成すチャンスがある。
  • パワーパートナーとWin-Winの関係を築き相手に貢献し続けることが何より大切である。
  • 利他精神を持ち約束を守り素早いレスポンスを心がけることが信頼資産を築くために大切である。

 

本書も人生を変えるお金の話と、お金儲けの方法が書いてありそうなタイトルでありながらその中身は人生に絶対関わってくるお金から始まろ幸せと信頼について考察した新しい価値観考え方を与えてくれる一冊だったのではないかなと思います。

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