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【5分で読める本要約】柴山 和久|これからの投資の思考法
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最近資産運用に関しての話よく目にしませんか。

投資型のYouTuberはもちろん。ビジネスYouTuberから本要約系YouTuber中田敦彦さんまでさまざまな方が「資産運用しましょう」とか、「インデックスファンドに投資しましょう」と声高に叫んでいます。

書店に出かければ短期投資、長期投資含め投資に関する本が多数出版され並べられていますし、テレビでも投資の話を目にする機会が増えました。

いったいなぜ、これほどまでに世間の投資熱っていうのは高まってきているのでしょうか。

どうして今、みんな投資を考え出しているんでしょうか。それにははっきりとした理由があるんです。

その理由とは、老後も国に頼ることができなくなるからなんですね。少し前の世代には退職金だったり、年金で会社と国が老後の面倒を見てくれるという期待がありました。

福利厚生がしっかりした会社に勤めていて十分な退職金と年金さえもらえるのであればわざわざ資産運用なんてする必要がなかったんです。

しかし、今の現役世代は終身雇用の崩壊や少子高齢化の進行によって退職金や年金だけに頼ることはできなくなっています。

安心してリタイアするためには働きながら資産運用することが必要となってきているんですね。

これは決して遠い未来の話ではなく、今現在私たち1人1人が既に勅命している現実なんです。

厚生労働省の統計によると退職金の平均額は年2.5%のペースで減少を続けています。

仮にこのペースが続くとしたら、現在35歳の人が定年を迎える25年後には退職金の平均額っていうのは1,000万円に満たない水準になってしまうんですね。

また、これは大卒で企業に就職して定年まで働いた場合の平均額であり、転職が当たり前になった今そもそも退職金を受け取ること自体も当たり前ではなくなってきているんです。

退職金の減少以外にも老後資金が不足する原因としては、年金支給額の減少平均寿命が延びると言ったことも挙げられているんです。

だからこそ資産運用は今の日本で働く世代が真剣に考えなければならない重要なトピックの1つになっており、みんなが関心を寄せているんです。

それ言えYoutubeやテレビ書籍で取り上げられることが増え、皆さんも目にする機会が増えているというわけなんですね。

さてそんな中、本日はウェルスナビCEOである柴山和久さんが書かれた、"これからの投資の思考法"という書籍を紹介していきたいと思います。

本日紹介する内容は以下の3つです。

  1. 正しく資産運用するための6つのステップ
  2. 最適なポートフォリオの作成
  3. 人間の脳は投資に向いていない
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正しく運用するための6つのステップ

さてまず、正しく資産運用を行う上で皆さんに知っておいて頂きたいステップというのを紹介したいと思います。

「ロボアドバイザーだ、機械による投資だから任せきりだ」と言ってもまずは自分自身で何を行っているのかを知っておく必要があるんです。

投資で一番よくある失敗は、自分自身が何に投資しているのか理解しない上で投資を行ってしまったというものなんです。

「大切なお金をそんなよくわからないものに投資したりなんかしないよ」と今は思うかもしれませんが、お金の話というのは巧妙に難しく書かれていることが多いために、なんだか聞いているうちによくわからなくなり、わかりやすいリターンが大きい投資商品だったり桐谷さんでおなじみ株主優待だったり自分が分かるところだけ理解していいところだけを見て飛びついてしまう人が多いんです。

流行りものや窓口の職員に言われるがままに資産運用を行ってしまうのではなく、まずあなたの頭でしっかりと理解し、わかったものに手を出すそれが一番大切なんです。

さてそれでは正しく資産運用するための6つのステップ1つ目に参りましょう。

ステップ1:資産運用の目標を立てる

意外に思われるかもしれませんが、資産運用もスポーツや習い事と同じで、まずは最初に目標を立てる必要があるんです。

しかし、それも当然のことで例えばあなたがあと1時間後に死ぬとしてそこで資産として10兆円もらえたところで何の意味もないわけです。

もちろん、心が強い方っていうのはその10兆円寄付できて幸せなって思うかもしれませんが、欲に塗れた大多数の私たちは自分で使うお金がたくさん欲しいはずなんです。

逆に自分では使い切れないお金があったってあまり意味がないんです。

例えば、老後の生活資金を計算し、年金が受け取れるという前提で3,000万円程度の資金が必要だから、それに向けて今から資産運用する必要がある。

このように明確に自分に必要な資産がわかれば取るべきリスクも見えてきます。

単純にお金を「稼ごう、稼ごう」として無駄に張る必要もないリスクを張ってしまうことを防ぐことができるんです。

目標を正確に定めることができなければ3,000万円でよかったところを1億円取るリスクで運用し、大損してしまう。

こういうことも考えられるのです。

まずは、自分の必要資金と照らし合わせて、目標を明確に設定する。資産運用というのは人生まるまる使って行うまさに長期的な取り組みなんです。

こういった長い道のりの中では金融危機が起こった時など、我慢を強いられる場面にも必ず直面します。

そういった場面を乗り越えていくためにもいつまでにどのくらいの資産を築きたいのかという具体的な目標を立ててスタートすることによって成果が上がらず、挫折するような場面でも、目標を思い出し諦めず続けることができるようになるんです。

ぜひまず自分の生活資金を計算し資産運用の目標を立てることを行ってみてください。

ステップ2:最適なポートフォリオを作る

ステップの2つ目は最適なポートフォリオを作ることです。

ポートフォリオとは資産の配分のことで、例えば株式に70%、債券に20%、不動産20%というようにどういった割合で資産運用をするのかということなんです。

例えば、世界最大規模の資産を運用するノルウェー政府年金基金の資産配分では株式が66%、債権が31%、不動産が3%となっており世界の資産に分散して投資を行っていることがわかります。

もちろん、これをこのままあなたに当てはめて使ってもらっても構わないんですがステップ1を思い出してください。

あなたが立てた目標を達成できるようなポートフォリオを組む必要があるんです。

私たちは永遠に生き続けるわけではないんです。例えば、余命3ヶ月の人にとって最適なポートフォリオは全て現金で持っていることでしょう。

株式や債券に投資したところで資産が増えるのは死んでしまった後になってしまいます。

それと同じであなたが今に20代なのか、それとも60代なのかによって投資すべき対象最適なポートフォリオというのは変わってくるんです。

私たち1人1人にとって最適な資産配分というのは投資を始める年齢、運用できる期間、投資経験の有無、資産運用以外での収入によって変わってくるんです。

例えば、債券よりも株式の方がリスクは高い、リスクが高いということはリターンが大きくなる可能性も高いということなんです。

だからこそ、20代から40代であれば債権などに比べて、このリスクが高い株式の割合を70%から80%と多めにとることが一般的です。

一方50代や60代で10年後くらいにリタイヤを考ええているのであれば株式の割合は50から60%程度にするのが妥当と考えられます。

ただし、50代、60代であっても例えば、当面リタイヤする予定がなく生涯現役で働き続ける場合や孫の将来の教育費などとして長期的に運用したいといった目標がある場合は20代から40代と同じように株式の割合を増やすこれもいいでしょう。

また、このポートフォリオっていうのは性格によっても変わってきまして、

  • 自分がパニックになりやすい性格
  • 不安を感じやすい性格

だと思えば最初から資産を大きく減らないように債権を増やすといった対策をとるべきかもしれません。

まずは自分に合った最適なポートフォリオを考える。

これが難しいところであり、大切な所なんです。

自分に合った最適なポートフォリオと組み立てたらいいのかその組み立て方に関してはのちほど説明させていただきます。

ステップ3:具体的な銘柄を選定する

資産運用の目標を決め自分にとって最適な資産配分を決め、資産の8割を株式に配分、さらにその半分を米国の株式に投資することにしたとしましょう。

ではこの資産の4割を占める米国株への投資はどのように行えばいいんでしょうか。

ここで大切なのが、「どこの企業や産業の株価が上がるのかを正確に予想する、これはほとんど不可能」だということなんです。

そもそも米国株式市場に上場している数千もの株を1つずつ分析して買うのは現実的ではありません。

そこで米国株式市場全体をカバーするような投資信託、これを選ぶことになるんです。

1つの投資信託を買えば、Apple、Amazon、Facebook、Exxon Mobil Corporationといった大企業を始め、数千もの米国株をまとめて投資することができます。

しかし、またここで1つ問題点投資信託を選ぶと言っても投資信託自体もね数多く存在している。

その中で最適な商品がどれかと言われると難しいものがあるんです。

ですので、ここでは3つの客観的な基準によって最適な投資信託を選ぶ方法これをご紹介しましょう。

投資対象とする市場全体をきちんとカバーしているか

まず、1つ目の基準が投資対象とする市場全体をきちんとカバーしているかどうかなんです。

それをチェックする目安となるのが株価指数ですね。

米国株の場合、色々な種類の株価指数があり、NYダウなどは皆さんも聞いたことあるのではないでしょうか。

他にもS&P 500などは最近よく目にしますよね。

大企業をカバーしてくれているS&P 500は、投資対象として人気はあるんですが、逆にイノベーションが活発なアメリカにおいて大企業ばかりしかカバーしていないというのはデメリットにもなり得るんです。

将来が期待できそうな中堅企業にも投資しておくべきなんじゃないかという考え方を持っている人にとってはラッセル3000といった株価指数に連動する投資信託が条件に当てはまります。

このように、投資信託と一言に言ってもあなたの投資に対する考え方によって選ぶべきものは少しずつ変わってくるんです。

また、投資信託を選んだときにチェックするべきこととして投資信託が市場の動き、つまり株価指数にきちんと連動しているかどうかも確認するべきなんです。

S&P 500に連動している投資信託だと謳っていてもS&P 500に完全に正確に連動した投資信託を作るにはそこに組み込まれている500銘柄すべてに投資する必要があり、かなりの労力とコストがかかってしまうんです。

そこで例えば500銘柄のうち100銘柄を間引いて労力とコストを抑えながらS&P 500にほぼ連動した投資信託を作ることもできるんです。

そして、コストを減らした分分、個人投資家が真っ先に注目する手数料を下げた商品設計にすることが可能になります。

こうして作られた投資信託はS&P 500におおよそは連動しているんですが、例えば間引いた100銘柄の株価が普段よりも大きく動くような時、S&P 500の実際の動きとずれてしまうんです。

この投資信託の価格の動き等を目標とする株価指数の連れを図るための指標がトラッキングエラーと呼ばれるものです。

トラッキングエラーが大きいということは株価指数と大きく乖離しているということなので、例え手数料が低くても品質が悪いということになります。

手数料の安さばかりに目がいって選ぶことのないように注意してください。

さて、話を戻しましょう。

資産運用をずっと続けられるような安定した投資信託であるか

数ある投資信託の中から最適な商品を選ぶための2つ目の基準、それが資産運用をずっと続けられるような安定した投資信託であるかどうかです。

投資信託にはある日突然運用停止になり、償還されてしまうリスクが存在します。

投資信託を運営するには人件費やシステム監査費用など様々なコストがかかるんです。

だからこそ利益が少なすぎたり赤字だったりした場合、運用を続けることができません。

そこで長期間運用を任せることができるのか、純資産総額を通してチェックしていくことをお勧めします。

本書では純資産総額が1,000億円以下の投資信託はお勧めできないよと書かれています。

ぜひ1つの参考にしていただけたらと思います。

コストパフォーマンスが良いか

さて投資信託の中から最適な商品を選ぶための3つ目の基準、それはコストパフォーマンスが良いかです。

先ほど手数料が低くてもトラッキングエラーが大きいものは選ぶべきではないよという話をしましたが、だからといって手数料が高いものが良いというわけではありません。

対象とする市場全体をカバーしていて、純資産総額が大きい投資信託の中から手数料が最も低いものを選ぶこれが大切なんです。

米国の投資信託ETFの場合、全ての手数料が開示されているので比べるのは簡単です。

日本の投資信託の場合は残念ながら一部のコストが小さなフォントや注意書きで改善されているだけというケースもあります。

日本ではコストを誠実に開示している投資信託の方が手数料が高いと誤解されているケースもあるので注意が必要だということを覚えておいてください。

以上、ステップ3の具体的な銘柄を選定する。

長くなりましたが、まとめとして対象とする市場全体をカバーしていて、純資産総額が大きい投資信託の中から手数料が最も低いものを選ぶこれを覚えておきましょう。

ステップ4:取引の前にもう一度リスクを確認する

資産配分と投資信託の銘柄を決めたらいよいよ実際の取引に入ります。

しかし、その前に1つ確認すべきポイントがあるんです。それがリスクです。

全ての金融商品には程度の差はあれリスクが示されています。

しかし、パンフレットを読んでも相場変動リスクとか、為替変動リスクとか、信用リスクとか見慣れない言葉が並んでいるだけなので、「損する可能性があるのね!」と、その程度の認識でスルーしてしまっている人も多いのではないでしょうか。

しかし、自分がこれからどんなリスクを取るのか、特に最悪のケースで何が起こるのかを把握しておくことは資産運用を続けていく上でとても大事なことになります。

例えば、今流行りの米国株式インデックス投資や世界経済全体に投資するといった方法の場合、国際的な金融危機が起これば資産が大きく減るリスクもあるんです。

実際に過去25年で国際的な金融危機は5回起きています。

これから先20年、30年と長期間の資産運用を続けていく間にも何度かの金融危機を乗り越えていく必要があるんです。

ニュースではその度に100年に1度の金融危機だとか暗い話題が飛び交います。

そういった時に自分の軸を持つ投資を続けるためにもリスクをしっかりと把握しておくそれが大切になってきます。

ステップ5:積立を設定する

さてこのステップは好みが分かれるところかもしれませんが、資産運用をスタートする時にはできれば積立を設定することを本書ではお勧めしています。

なぜなら、積立を設定しない場合は、数ヶ月に一度あるいは年に一度くらいのペースで手元のお金を資産運用に回す必要が出てくるからなんです。

すると、タイミングを見計らってここかなとかなと考えながら投資をすることになります。

日本はもちろんアメリカでも株価が高くなるタイミングで強気になって買って、株価が大きく下落するタイミングでパニックになって売ってしまうというケースが多いことが知られています。

そういった人間の本能に従った投資を行ってしまうと高く買って安く売るというリターンがマイナスになる投資方法になってしまうんです。

そうなってしまうくらいであれば積立しながら何も考えず、株価が上がる局面でも下がる局面でも淡々と投資をしていくほうがいいんです。

その方が精神的な面においてもメリットが大きいでしょう。

しかし、この積立というのはこれから先の資金に関しての話であり、今現在手元にまとまった資金がある場合にはスタートする段階で一括投資をすることをお勧めしています。

なぜなら一括の方が手元にあるお金を早く資産運用に回すことができるからなんです。

資産運用というのは長期間にわたり複利の力を使うことによってお金を増やしていきます。

ですから、手元にある余裕資金というのは早めに市場に投資してしまった方がいいんです。

手元にあるお金は一括投資、これから入ってくるお金は積み立てと投資、是非知っておいてください。

ステップ6:リバランスを確実に行う

さて最後のステップで登場するのがリバランスです。

リバランスとは最適な資産配分。つまり、最適なポートフォリオになり続けるように調整をするということなんです。

多くの場合、値上がりした資産を売り値下がりした資産を買うという方法をとります。

最初に最適なポートフォリオを作ったはずなのになぜ調整を行う必要があるのかと言うと、資産の割合というのは時の経過とともに変わってきてしまうからなんですね。

例えば、株式を100万円分保有、債券を100万円分保有の50対50で資産運用を続けたとしても保有している株の価格が上がり株式が300万円分になってしまったら300対100で75対25の配分に変わってしまうんです。

この時50対50に戻したいのであれば株式を100万円分売り、債券を100万円分購入することによって200対200、つまり50対50に戻すことができます。

これがリバランスです。

資産全体ではなく株式の中だけでも例えば新興国株の価格が大きく上昇し、資産全体に占める割合が大きくなりすぎると新興国株の影響を想定より大きく受けるようになるためにリスクが高くなってしまうんです。

このようなケースでは値上がりした新興国株の一部を売り値下がりした他の資産に追加で投資をして最適な資産配分に戻すリバランスを行う必要があるんです。

リバランスをする頻度っていうのはだいたい半年から一年に一回とされています。

もっと頻繁に行う方もいらっしゃるんですが、値上がりした資産を一部売るということは税金が発生する可能性もあるので、あまりに頻繁すぎるリバランスっていうのはかえって逆効果になるので注意が必要です。

また、積立投資を利用したリバランスもありその場合は、値上がりした資産の購入金額を減らして値下がりしている資産を優先して購入します。

この方法の場合は値上がりした資産の一部を売る必要がないので税金がかからないというのが大きなメリットになります。

どちらの方法でも構いませんが、リバランスは行うと中長期的に資産運用のリスクを避けつつ、リターンを上げることができるとされておりぜひ取り入れていただきたいと思います。

さてということで長くなりましたが復習すると、

  • ステップ1が資産運用の目標を立てる。
  • ステップ2が最適なポートフォリオを作る。
  • ステップ3が具体的な銘柄を選定する。
  • ステップ4が取引の前にもう一度リスクを確認する。
  • ステップ5が積立を設定する。
  • ステップ6がリバランスを着実に行うでした。

ぜひ何度も見直して自分の投資に取り入れてみてください。

最適なポートフォリオの作成

さきほどのステップ2であなたにとって最適なポートフォリオを作成することが大切ですよ、ということを説明しました。

ここでは、具体的にどこやったらあなたにとって最適なポートフォリオを作成できるのかということを説明していきたいと思います。

資産運用の本にはよく資産配分は株式6割、債権3割、その他1割にしましょうといった具合に目安が具体的に書いてあります。

それに従ってみるのも良いんですが、富裕層から資産運用を任されたプライベートバンカーはもっと精緻な方法で最適な時間配分を計算しているんです。

その計算方法っていうのも様々存在するのですが、その中の1つが1990年にノーベル経済学賞を受賞した、ハリー・マーコビッチ氏が考えた"現代ポートフォリオ理論"に基づく効率的フロンティアと呼ばれているものになります。

小難しい理論は置いておいて知っておいて頂きたいのは資産配分によって同じリスクであっても、より高いリターンを得ることができる。

同じリスクで高いリターンを得る組み合わせが存在するよということなんです。

逆に言うなら目標とするリターンが決まっている場合、より低いリスクでそのリターンを得ることができる組み合わせがあるよということなんですね。

もちろん過去の価格変動からの予測値にはなるんですが、それでもより効率的な資産配分が大体でもわかるというのは大きいですよね。

こういったことを知って投資に臨むのか、それとも全く知らずに投資に臨むのかでメンタル面においても運用成績においても大きな差が出てきます。

だからこそ何も考えずに「よくわかんないけどYouTuberが言ってたからインデックス投資に全部突っ込もう」と考えるのは良くないんです。

一旦立ち止まって自分にとっての資産配分これをしっかりと考える必要があるんです。

効率的フロンティアの数式はウィキペディアに載っていますし、調べればエクセルで計算させる方法の出てきます。

し手間はかかるんですが、自分が投資できる範囲でより正解に近そうなものはどれなのかということを一度計算して出してみると勉強になるのでオススメしたいと思います。

人間の脳は資産運用に向いていない

「よし効率的な資産運用の方法は分かった、いざ実践!」と思っている方もいるかもしれません。

しかし、いかに最適な投資戦略を立てたとしてもうまくいかないのが投資の怖いところなんです。

何故私たちは理論通りに投資をすることができないのか、それには人間の脳の仕組みが関わっているんです。

長期投資を行う上で私たちがするべきことそれはリバランスだけなんです。

値上がりした資産を売り、値下がりした資産を買う。安く買って高く売るただそれだけ。

ただそれだけなんですが、それがうまくいかないんです。なぜなら人間は時に不合理な行動をとってしまうからなんですね。

例えばリバランスする必要があることは分かっているのに値上がりした資産が調子いいと思い込みみ、むしろ値下がりしてしまった調子が悪い資産を売り払って値上がり資産を買ってしまう。

本来の戦略とは違う判断をその時の一時の感情でとってしまうんです。

また、投資においてマイナスに働いてしまう人間の心理にプロスペクト理論と呼ばれるものがあります。

プロスペクト理論とは損することによる感情の揺れは得することによる感情の揺れのおよそ2倍になるという理論であり、つまり1万円をもらった嬉しさよりも1万円損した時の悲しさの方が2倍大きいということなんですね。

この損したくないという感情はこれまで人類が生き残ってきた中では有効に機能していったんです。

しかし、投資においてはマイナスの効果をもたらしてしまうんです。

また、人間というのは元本付近でプラスとマイナスをいったり来たりすると僅かな変化にも敏感に反応してしまうことが分かっています。

この2つの合わせ技により例えば100万円投資をし、次の日に99万5千円になってしまっていたら心がジリジリと痛みも投資なんて辞めたいと思ってしまうかもしれません。

さらに次の日100万千円になっていたらもう1000円の利益を確定させて終わりたいと思ってしまうかもしれません。

このように元本付近での資産変動というのは一喜一憂しやすく、また投資を始めたばかりの頃はこの元本付近での値動きがほとんどになるために大きな不安に駆られ、毎日資産チェックを行うということになりがちなんです。

半年に1回のリバランス以外は何もしないとわかっているのに毎日毎日資産をチェックし神経をすり減らし、投資なんてやめてしまいたいと思う。

全く合理的ではないんですが、それが人間というものなんです。

そこで、その人間の弱い部分を補ったものがロボアドバイザーです。本書では、ロボアドバイザーについても紹介がされておりますので、ぜひそちもチェックしてみてください。

 

 

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