
本記事では、番組を見逃した方向けにネタバレを紹介!!
3月22日のがっちりマンデーは新企画として「業務用ヒット食べ物」を放送。
実は、一般人が買えない「業務用食べ物」が存在している。
そんな業務用の食べ物がどうやって作ってるのか、その秘密に密着!!
コンビニのパスタや親子丼にのっている冷めても固まらない「卵の黄身」は何??
コンビニやスーパーで販売されているカルボナーラなどのパスタの上には美味しそうな卵の黄身が乗っている。
そのほかにも、親子丼などの丼ぶりにも冷めても固まらない「卵」が乗っている。
卵といえば、半熟にようと思っても温度加減がなかなか難しかったり、せっかく半熟の卵を作ることができても、冷めたり温めなおしすぎると黄身が固くなってしまう。
この”冷めても固まらない卵”はどのように作られているのだろうか。
実は、この卵は業務用として販売されている「きみぷち」というもの。
解凍するだけでまるで本物の黄身のように言える「きみぷち」を作っているのはfa-arrow-circle-rightキューピー株式会社。
キューピーといえば、手を広げた裸のキューピー人形のイメージキャラクター印象的だ。
そんなキューピーは家庭用商品と業務用商品を分けて販売しており、一般家庭商品だとマヨネーズが有名。
キューピーは次に力を入れているのが、たまご関連の食品なのだ。
キューピーの作る「きみぷち」は加熱済のタマゴの加工品で、レンジアップなどで加熱することでトロトロの黄身風のソースになるもの。
パッケージのなかには卵の黄身のようなものが均一に並んでいる。
それを取り出して、メニューの上に乗せるだけ。
レンジなどで加熱するとトロトロの半熟卵が出来上がるのだ。
たまごの主原料とし、油やゼラチンなどを配合している”きみぷち”は大手コンビニ・スーパーへ年間数千万個を出荷している。
業務用で太巻きの具「まきしん」を販売する会社“吉田嬉九州”
節分などの際に食べる太巻きに入っている具は、卵やキュウリ、かんぴょうやかにかまなどさまざまなものが入っている。
最近では太巻きの具材としてサラダ巻きやアボカドやなどのバリエーションが増えている。
実は、それは業務用の食べ物として業務用で太巻きの「具」を販売している企業のおかげだという。
太巻きの具を販売しているのが「fa-arrow-circle-right株式会社吉田嬉九州」だ。
吉田嬉九州は平成7年に創立し、大分県由布市に本社・工場を構える企業。
巻き寿司の具をスティック状にまとめて冷凍した「巻芯」と呼ばれる太巻きの芯(具)や玉子焼きなどを販売している。
年間の太巻きの巻芯を大手スーパーやホテルのビュッフェなどに500万本以上出荷しており、その種類は49種類と豊富。
国内製造シェア率はなんと50%以上にのぼるという。
冷凍巻芯なので巻き寿司の米の熱で解凍することもでき、便利かつ簡単に巻き寿司を作ることができる。
通常、6-7工程の手間がかかる太巻きを、巻芯を使うことで2-3工程に短縮。
販売されている太巻きの種類が増えたのは「吉田喜九州」のおかげといても過言ではないのだ。
巻芯は大分の工場で20名の女性によって製造され、全国に配送されている。
有名ラーメン店のスープを再現!?超スゴ技「アリアケジャパン」
最近では、コンビニと有名ラーメン店などがコラボし、自宅でもお湯を注ぐだけで店舗に近い本格的な味を楽しむことができるようになっている。
有名ラーメン店などの飲食チェーン店のスープづくりの代行をしちえるのが「fa-arrow-circle-rightアリアケジャパン」だ。
アリアケジャパンはラーメンスープやガラスープなどを製造・販売している。
現在は福岡県から全国展開中の有名豚骨ラーメン店のスープを製造しているという。
そんなアリアケジャパンの年間売上は565億円。
餃子の王将や長崎ちゃんぽんなどでもアリアケジャパンのスープをそのまま使ったり、お店で味を調整したりしている。
他にも洋食用のスープや7和食用の出汁も作っており、取引先は2万社以上。
コンビニで販売されている有名ラーメン店のスープを作るコツは味の再現と大量生産できること。
アリアケジャパンには「機器分析室」があり、さまざまなお店から調達したスープを機械で分析することができるのだ。
味を分析する味覚センサーもあり、通常は味の種類は甘み・酸味・塩味・苦み・うま味の5種類だが、アリアケジャパンはそれに加えて「苦み雑味」・「渋味刺激」・「渋味」の判別することができる。
名店の味を再現するために、店舗ごとに異なるアミノ酸を解析しているのだ。
このデータをもとにスープ作りを行うのだが、お客の使っている食材を使い、逆に使っていない商品か使わないという。
普段、私たちがコンビニやスーパーなどの日常的な場面で見かけるさまざまな商品。
そんな身近な商品に使われていても、一般人が買うことのできない業務用の商品を製造している会社がある。
何気なく食べている食べ物についてどのようにして製造されているのかを、考えてみるのも良いかもしれない。