
副業を解禁する企業が増え、自由な働き方ができるようになってきましたね。
そこで、今人気を集めているのが「英語翻訳」のお仕事です。
2020年の教育改革により、小学校でも英語の授業が必須になりました。
「英語は苦手…。」とういう方も今後、英語はますます求められるスキルになりますので、これをきっかけに勉強してみるのも良いですね。
今回は翻訳の副業についてご紹介していきたいと思います。
この記事を読めば分かること
- 翻訳の副業とは?
- 翻訳のお仕事の種類
- 翻訳のお仕事をするメリット・デメリット
- どの程度稼ぐことができるか
- 翻訳の仕事経験者の口コミ
目次
英語翻訳のお仕事とは?
英語翻訳のお仕事とは、その名前の通り「翻訳」をするお仕事です。
翻訳とは、ある言語で表現された文章の内容を、他の言語に移しかえることを指します。
分かりやすいイメージで言うと、「英語で書かれた文章」を日本語で訳したり、「日本語で書かれた文章」を英語に訳すことを翻訳と言います。
翻訳は英語・日本語ともに堪能ではなければ、スムーズに作業を行うことが難しいお仕事です。
スキル不足の人が翻訳をするとどこかで違和感のある翻訳になっていしまったり、本来意図する意味と異なる表現をしてしまう可能性もあります。
翻訳とは、元の文章の内容をしっかりと伝えることが大切です。
「翻訳」と「通訳」の違いって?
日本語を英語にしたり、英語を日本語にする仕事と聞くと、「通訳」の仕事と同じじゃないの?と思う方もいらっしゃいますよね。
通訳といえば、ハリウッドスターや有名外国人にインタビューを行う際などに、英語と日本語の橋渡し役として活躍しています。
その点では、「翻訳」と「通訳」も同じなのですが、どのような点が異なるのでしょうか。
翻訳は主にテキストの変換を、通訳は会話の変換をしていると言えます。
どちらかと言えば、テキストを目にしながらできる翻訳よりも、会話を止めることなく、その場で通訳する必要がある「通訳」の方が難しい傾向にあります。
翻訳のお仕事の種類って何があるの?
ひとまとめに「翻訳の仕事」といっても、翻訳にはいくつか種類が分かれており
- 実務翻訳
- IT翻訳
- 出版翻訳
- 映像翻訳
などがあります。
それぞれ簡単にどういった仕事内容をしているのかをご紹介します。
実務翻訳
実務翻訳とは翻訳のジャンルの中の1つで、ビジネスや医学・薬学などの幅広いジャンルを取り扱っています。
マーケットも大きく、翻訳業界のおよそ7~8割を占めています。
そんな実務翻訳は、企業や官公庁等などの活動の中で発生する文章を取り扱うことが多く、英文を読解することよりも内容の理解に重きを置く翻訳法です。
直訳でもなければ逐語訳でもない、書かれていることを忠実に訳す必要があります。
つまり、実務翻訳で1番大切なことは「原文で表現されている内容を理解すること」です。
内容を分からずに訳すのではなく、まず翻訳して内容を理解する。
「書かれている文章を、ある程度のニュアンスで翻訳すればよい」という訳ではありませんので注意が必要です。
IT翻訳
近年、IT分野が発展し、少しずつ需要が増えているのが「IT翻訳」です。
IT翻訳は、マニュアルや機器の取り扱い説明などのIT・コンピュータに特化した文章の翻訳を行います。
IT翻訳者になろうと思うと英語力だけでなく、ITに関する専門知識を備えなければなりません。
専門用語を知りながらも、分かりやすく訳さなければいけませんので、高いスキルが必要とされる傾向にあります。
しかし、一度身に付けると重宝されるスキルですので、手に職をつけて長く働きたいという人にはIT翻訳のお仕事は適しているでしょう。
出版翻訳
出版翻訳とは名前の通り、出版物の翻訳をすることです。
これまでは小説などがメインで翻訳を行っていましたが、最近ではビジネス書や啓発本、解説書なども出版翻訳されることもあります。
さきほどご紹介した実務翻訳との違いは、「翻訳した原稿が書籍化されて、出版される」という点です。
また、単行本だけではなく、新聞や雑誌などを翻訳し、それが出版・発行されることになれば、出版翻訳として扱われます。
実務翻訳は幅広いターゲットがいますが、出版翻訳はマーケットが狭いため少し需要が少なくなります。
「本が好き」という人にとっては“いわば本を手掛ける”お仕事ですので、夢のようなお仕事です。
映像翻訳
「映像翻訳」とは映画やDVD、テレビ番組などの映像を翻訳をすることです。
最近は、インターネットやアプリの動画配信サービスが流行していますので、海外の方も簡単に日本の映像に触れることができます。
映画などだけではなく、ドキュメンタリー番組や、ニュースなどさまざまな映像を翻訳することができ、さらに翻訳の仕方は「字幕」と「吹き替え」の2種類があります。
洋画を良くみる人であればイメージしやすいかと思いますが、字幕は英語の音声と共に日本語訳を付けて翻訳し、吹き替えは音声ごと翻訳してしまいます。
吹き替えの場合は、翻訳者によって映像の雰囲気や受け取り方がガラっと変わってしまうこともあります。
アナと雪の女王「Let It Go」からみる翻訳の大切さ
映像翻訳で、翻訳者がとても重要な役割を担っています。
日本歴代興行収入ランキング第3位を獲得したディズニー映画「アナと雪の女王」では、歌詞の日本語訳が話題になりましたね。
劇中に登場する主題歌「Let It Go」でも翻訳の大切さを感じることができます。
「Let It Go」は「ありのまま」と訳されていますが、実は直訳すると「もうあきらめる」や「何もしないでおく」、「そのままにしておく」という意味を持っています。
しかし、それを「ありのまま」と訳すことで、更なる大ヒットに繋がったと言われています。
このように、映画の中の翻訳に携わるとなると、翻訳者が及ぼす影響は大きいもの。
高いスキルと馴染みや言葉に変換する発想力が必要とされます。
翻訳のお仕事をするメリットはどのようなものがある?
翻訳のお仕事をするにあたって、どのようなメリットがあるのでしょうか。
お仕事をする上では、絶対に知っておきたいポイントですよね。
翻訳の仕事に携わるメリット・デメリットには次のようなものがあります。
- 豊富な英語力を手にすることができる
- 有名な映画や本の翻訳に携わる可能性がある
- やればやるほど力がボキャブラリーが増える
- 年齢を問わない
- 在宅での勤務も可能
- 文書構成力が身に付く
- 実力があれば、良い仕事に出会える
メリット① 豊富な英語力を手にすることができる
これはどの仕事にも言えることですが、お仕事をこなせばこなすほど、もともとの英語力に加えて新しい英語力が見に付きます。
英語のスキルを活かして仕事ができるという英語堪能者にとっては嬉しいメリットも。
ボキャブラリーが増えるだけで新しいジャンルの翻訳に挑戦できたりと仕事の幅も広がりますので、始めるなら早いスタートを切った方が良さそうです。
言語は使わないと忘れてしまいがちですので、現在英語が得意という方でも日頃から使っておくことが大切です。
メリット② 有名な映画や本の翻訳に携わる可能性がある
翻訳の仕事をしていると、「出版翻訳」に出会うことがあるでしょう。
「出版翻訳」は、これから出版される本の翻訳を手がけることができます。
街のブックストアなどで自分が翻訳した本が陳列されていると嬉しいですよね。
出版翻訳ではそんな嬉しいメリットもあります。
映像翻訳の場合は、映画のエンドロールに翻訳者として名前を刻まれることもありますが、初心者からいきなり映像翻訳を任されるケースは多くありません。
まずはコツコツ仕事をこなしていくことが大切です。
メリット④年齢を問わない
事務職や営業職となると、「若年層のキャリア形成のための採用の場合は35歳以下」などと指定されることが多いですが、翻訳のお仕事は年齢制限をされることはほとんどありません。
というのも、翻訳のお仕事はスキルが重視されるからです。
「翻訳の仕事がしたい」と思っても、英語に触れたことのない若年層と英語が堪能な中高年であれば、後者が採用されます。
いわば、翻訳業界は実力主義の傾向にあると言えるでしょう。
不自由なく英語が使える人であれば、重宝されます。
しかし、数十年後には英語の使用が日常的になっていることも考えられますので、スキルにおごれてしまうことは危険です。
メリット⑤在宅での勤務も可能
翻訳のお仕事は基本的に翻訳する文章のデータ(原本)があれば、どこでも仕事をすることができます。
会社によっては出勤が必要な企業もありますが、リモートワークで勤務できる企業も増えています。
リモートワークで翻訳を行う場合は、インターネットを通じての業務が一般的です。
通訳の場合は基本的にはリアルタイムで行うため、現場に同行することが多いです。
しかし、オンライン上の会議などの通訳の場合はSkypeなどのネットワークを通じて業務を行うことができるので、在宅での勤務も可能です。
メリット⑥文書構成力が身に付く
翻訳をお仕事を重ねるうちに、自然な翻訳の仕方や英語の使い方が身に付きます。
英語にも日本語と同じように言い回しなどのパターンがあるので、翻訳を繰り返す度に文書構成力を身に付けることができます。
クライアントも分かりやすい文章を好みますし、慣れたことにより納期も短縮できるようになるとお仕事の数も増やせます。
英語は一度身に付けるとさまざまなお仕事にも対応できるので、「英語が好き」と言った方は勉強してみましょう。
例えば、英語が使えると自宅で英会話スクールを開いたり、ネット上で英会話講師の副業にも挑戦することができます。
これらも在宅でできる仕事ですので、子供が好きな方やコミュニケーションをとることが好きな方にはおすすめです。
メリット⑦実力があれば、良い仕事に出会える
翻訳の世界は実力(スキル)が大切です。
依頼者の中にはで英語を話せない人もいるので、しっかりとした翻訳をしなければ間違っていることすら確認できないケースも。
そういった場合には大きなリスクになりますので、クライアントが英語スキルの高い人に依頼をします。
そのため、英語スキルの高い人には仕事の依頼が多くなります。
その中で自分に合った仕事内容や報酬のものから実際に作業する仕事を選ぶことができます。
ス切る不足の方は仕事を選べない可能性もあり、コツコツと積み重ねていくことが大切です。
目に見える資格を取得して、実力があることを示すことも1つの手段です。
翻訳のお仕事をするデメリットはどのようなものがある?
逆に、翻訳のお仕事を始めるデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
せっかく翻訳のお仕事を始めても「合わなかった」や「失敗した」となってしまうと悲しいですよね。
お仕事を始める前に、翻訳のお仕事をするデメリットも知っておきましょう。
翻訳の仕事のデメリットは次のようなものが挙げられます。
- ある程度の英語スキルがないと仕事にめぐり合えない
- 翻訳に正解はほとんどないので、難しい
- クラウド翻訳の普及により、単価が安くなっている
- 仕事がマンネリ化する
ある程度の英語スキルがないと仕事にめぐり合えない
翻訳のお仕事はメリットでご紹介した通り、スキルがあれば継続的に仕事を依頼されたり、高単価なお仕事をすることができます。
しかし、逆を言えば英語スキルの乏しい人にとってはデメリットとなります。
例えば、英語スキルのあるAさん(42)、Aさんと比べると英語スキルの低いBさん(27)と比べてみましょう。
上記のAさん(42)とBさん(27)の依頼コストが同じだった場合、あなたはどちらに仕事を依頼しますか?
Bさんは働き盛りな年齢ですが、在宅勤務の場合はあまり年齢で合否を決定する必要はありませんよね。
業務委託だとその場限りの採用のケースもあるので、尚更です。
Aさんの資格をみると、英語検定1級にTOEIC800点。
翻訳の実務経験はないとしても、これだけで英語の実力の指標が分かりやすいですよね。
一方、Bさんは若くて翻訳の経験はあるものの、資格はなくTOEICは400点。
同じ仕事を同じコストでお願いするのであれば、よっぽどのこだわりがない限り、「Aさんに依頼する」という人が多いはずです。
翻訳のお仕事はこのように実力主義ですので、資格を取得することも良いでしょう。
翻訳に正解はほとんどないので、難しい
翻訳のお仕事は英語を日本語に訳したり、日本を英語に訳しますが、「なにが正解なんだろう」思うことは人もいらっしゃるかもしれません。
翻訳は数学とは異なり、「正解」がありません。
単純な“This is a pen.”などの英語になると、ほとんどの人が「これはペンです。」と訳すでしょう。
しかし、実際の英語の文章や英会話ではこのような英語は使いませんよね。
実用英語になると、人によって訳し方が違ってきます。
そうなると「どう訳すのが正解なの?」と思うこともあるかもしれません。
しかし、訳し方は自然に身に付いてくるもの。
「翻訳はこうするんだ」と型を習ったところで、すぐに翻訳ができるようになりません。
次の章で翻訳のコツについてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
クラウド翻訳の普及により、単価が安くなっている
最近では、インターネットですぐに翻訳することができる「クラウド翻訳」が出回っています。
クラウド翻訳とは
クラウド翻訳を行う企業が増えたため同業者が競合し、案件の単価が安くなってきています。
自分のスキルをむやみに安売りすることはオススメできませんが、どうしても仕事が欲しい場合には安価からのスタートになってしまう可能性もあります。
高い単価のものは人気が高くなりますので、よりよいスキルを磨く必要があります。
常に努力しなければならず、単価も安くなるリスクがあることがデメリットとして考えられます。
仕事がマンネリ化する
翻訳のお仕事は文章を見てひたすら訳すお仕事ですので、マンネリ化しがちです。
文字をずっと見ているので、精神的にも疲れるという声も。
また、1人でモクモクと作業を行うため、翻訳をするのには集中力が必要です。
自分が集中して作業に取り掛かれる場所を探す必要もあります。
同じ作業の繰り返しが苦手な人にとっては、翻訳のお仕事は苦痛になってしまうこともありますし、飽きっぽい人には向いていないお仕事と言えるでしょう。
翻訳スピードアップの為のコツとは?
先ほど、翻訳のお仕事に正解はないとお伝えしましたが、翻訳のコツはいくつか存在します。
翻訳の副業を始めるにあたって、「文章を読みやすくすること」と「自分がどの程度のスピードで翻訳できるのか」を知っておく必要があります。
文章を読みやすくすることで翻訳のスピードが高まり、自分がどの程度のスピードで翻訳できるのかを知ると1作業あたりにかかる時間を予測し、仕事を引き受けるかどうかの判断材料になります。
この2つを知るための「コツ」をご紹介します。
30cmの物差しを用意する
文章を読みやすくするには、30cmの定規を用意しておく必要があります。
例えば、紙で印刷した原文はどこの列を読んでいったのか分からなくなってしまったことってありませんか?
そのようなケースは読んでいる文章の箸に定規をセットしてみましょう。
読まない文章が視界から外れるので文章が読みやすくなります。
30cm定規を用意するだけの簡単なひと手間の準備で格段に作業効率がアップしますので、是非試してみてください。
タイマーを用意する
次に「自分がどの程度のスピードで翻訳できるのか」を知ることが大切です。
翻訳の仕事を始めたばかりの時にタイムを計っておくと、あわせて自分の成長も分かるので一石二鳥です。
カウントアップとカウントダウンの両方ができるものがオススメで、スマホやキッチンタイマーを用意してタイムを測るだけでOKです。
また、1時間あたりの翻訳スピードを調べて、時給で算出するとどの程度稼げているのがが分かりやすいです。
仕事を選ぶ際にも時給で考えると受ける仕事と受けない仕事を取捨選択がしやすいですよね。
人気求人サイト「fa-arrow-circle-rightタウンワーク」によると、東京都の平均時給1,162円でした。
初め(一読)から訳そうとしないこと
初めて翻訳の仕事をするとなると、原文が手元に届くと「よーいドン」でいきなり翻訳を始めがちですが、これはNGです。
まず、1週目は文章の全体構成(大枠)を理解することを目的に読みましょう。
翻訳に慣れている人や知っている人からすると、当たり前のことですが、意外といきなり翻訳を始めてしまい苦戦する翻訳者さんもいらっしゃるようです。
タイトルやサマリーを訳す場合には、文章を読み込んでからの方が良い翻訳ができるケースが多いです。
専門用語などが出てくると、知らない単語などが出てくることもあります。
その際にはマーカーでマークを付けたり、前後の文と繋ぎ合わせると理解できることも。
よい約が浮かんでこないときは、チョコレートなどの甘いお菓子を食べると頭がリ気持ちをリフレッシュできますよ。
「相手に分かりやすいく伝える」気持ちを大切に
翻訳のお仕事をする上で大切なことは「分かりやすく伝えること」。
クライアントの元に成果物を納品する時には、読みやすい文章になっている必要があります。
成果物を提出するとクライアントからは対価として報酬をもらうことができますが、相手がいくら払っているのか意識してみましょう。
頂いたお仕事分の働きはできているかどうかを考える意識だけでも非常に重要なポイントです。
せっかく仕事を受けることができても、気が遣えない人だったり、態度の悪い人であれば、次の仕事へと繋がることはないでしょう。
クラウド翻訳ではなく、人間が翻訳するためミスをしてしまうことも。
そのような場合にはしっかりと誠意を持って謝罪しましょう。
翻訳の仕事に必要・役に立つ資格・検定は?
翻訳のお仕事をする上で持っておきたい資格・検定は「英語検定」と「TOEIC」です。
英語検定は昔からある英語の検定の1つですが、2016年にリニューアルされました。
これまでの英検に比べて、問題形式が変わったりや試験時間が伸びています。
リニューアルされたことで再度注目されるようになった英語検定。
階級は1級から5級があり、5級は中学初級、4級は中学中級、3級は中学卒業レベル、準2級は高校中級レベル、2級高校卒業レベル、準1級は大学中級レベル、1級は大学上級程度と言われています。
持っていると自身の英語のスキルを示すことができますので、何も検定がない人と比べると履歴書などが通りやすくなる傾向にあります。
TOEICは990万点のマークシート形式の英語テストです。
リスニングとライティングの項目に分かれており、900点以上を獲得できる人は「業務上で英語に困ることはない」と判断する指標になります。
TOEIC®Program DATA&ANALYSISによる2019の調査によると、TOEICの平均点数は580点。
リスニング:321点/495点、リーディング:259点/495点という結果になっています。
ちなみに、TOEICのスコア別の英語レベルは次のようになります。
点数 | レベル |
1~395点 | 相手にゆっくり話してもらってもあまり理解できない |
400~495点 | 街中にある標識や看板を見てサービスの内容などが理解できる |
500~595点 | 短く簡単な文章でのやりとりであれば相手と意思疎通ができる |
600~695点 | 海外旅行先でも、道を尋ねることや、買い物や食べ物のオーダーができる |
700~795点 | 社内文章や最低限のビジネス英語が理解できる |
800~895点 | ビジネスにおいても本格的に英語を活用することができる |
900~990点 | ネイティブスピーカーに近いレベル |
企業が新入社員に期待するTOEICスコアは、565点というデータがあります。(2013年時点)
そのため、600点以上を獲得することができていれば、平均以上の英語力を認識されます。
しかし、英語の翻訳者を目指すのであれば、さらに高い点数を目指しましょう。
翻訳の仕事はどのくらい稼ぐことができる?
副業をするにあたって、1番気になるのは「貰える報酬」ではないでしょうか。
せっかく本業とは別の時間を割いて副業をする訳ですから、貰える収入は多い方が嬉しいですよね。
翻訳の仕事はどのくらい稼ぐことができるのでしょうか。
稼げる報酬は「未経験・初心者」や「英語上級者(堪能者)」によって異なります。
英語・未経験者の場合
英語未経験者の場合、英語が堪能ではないため仕事の単価が下がってしまう傾向にあります。
英語の翻訳を依頼するクライアントは英語を使うことができないケースがほとんど。
特に日本語から英語に翻訳する場合は、成果物を提出しても確認することができません。
そのためクライアントにとって、翻訳を頼むのであれば正しい英語、正しい日本語に翻訳してもらいたいもの。
英語未経験者の報酬が実際にどのくらいの金額になるかというと、クラウドソーシングサイトなら「1文字あたり0.1~0.3円」だということも。
1文字0.1円で計算した場合は、1000文字翻訳しても100円にしかなりません。
人気求人サイトの「fa-arrow-circle-rightタウンワーク」によると、通訳・翻訳の平均時給は次のようになりました。
東京都 | 大阪府 | 全国の平均時給 | |
時給 | 1,350円 | 1,236円 | 1,047円 |
通訳・翻訳の平均時給はスキルの高いお仕事になりますので、一般的な平均時給1,047円よりも高い結果になりました。
先ほどご紹介したように、タイマーを使って自分の翻訳スピードを測り、受ける仕事が時給に見合うかどうかも検討しましょう。
初心者のうちはTOEICや英語検定などの目に見えて分かる資格があれば、英語堪能者として見てもらいやすいので、資格を所得することもオススメです。
英語・上級者の場合
英語上級者の場合、1件1万円を超える依頼を受けることもありますので、一概にどのくらい貰えるかというのは判断しづらいです。
英語上級者は交渉することもクライアントと報酬を交渉することも可能なため、得られる収入は交渉次第です。
人気クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」では、359件の“翻訳”のお仕事が掲載されており、1件1万円を超えるお仕事も多数募集していました。(※2019年12月11日時点)
例えば、クラウドソーシングで1件1万円のお仕事を10件こなせば10万円になりますので、副業としてはしっかり稼ぐことができますね。
実際に翻訳の仕事をした経験がある人の口コミ
タウンワークの「通訳・翻訳バイト みんなの体験談!実際に働いてみてどーだった!?」によると、次のような口コミがありました。
外国語を活かせた
英語力がさらにアップしました
もともと英語を奈習っていたり、英語が好きということをきっかけに通訳のお仕事を始める人が多いようです。
好きなことを仕事にできる人は多くはありませんので、副業として好きなことを仕事にすると本業にもリフレッシュした気持ち取り組めるかもしれません。
いかがでしたか?
言語は学んでいても使わなくなってしまうと忘れてしまうと言われているので、継続的に使う必要があります。
この記事を見ているあなたはきっと翻訳できるスキルを持っているはず。
今回は英語を中心に翻訳のお仕事の話をしましたが、最近では中国語の需要も高まっています。
英語がすでに話せるという方は、新しい言語にチャレンジしてもてもよいかもしれません。
得意な英語を活かして副業にチャレンジしてみましょう。
あなたの副業のスタートにこの記事が少しでもお役に立つと幸いです。