
複数の金融機関から借金をしたことにより多重債務者となってしまい、毎月の返済日が複数あって常に資金繰りに困っているという状態になっている方がいるのではないでしょうか。
そんな時に近年CMなどで注目を浴びている商品が「おまとめローン」です。
一見すると金利(年率)も抑えられて、返済日もまとめられるので便利さが際立っているおまとめローンですが、あくまでローン商品であるということは勘違いしないようにしてください。
今回の記事ではおまとめローンを利用することで借金完済を目指す方の為のコツや学んでおくべきことをご紹介しますので参考にしてください。
おまとめローンとは
おまとめローンとは上記画像のように複数の金融機関(A銀行・B銀行・C銀行)にまたがり、返済日も返済金額も複雑になっている状態を一本化し、現実的な返済計画を立て直して返済を行うローンとなります。
返済日もローン残債も約定金利(契約した支払利息)もバラバラの借金を一本にまとめて別の金融機関(図の場合はD銀行)で借りることで、金利も抑え、返済計画を整理をすることができる商品です。
しかし、このおまとめローンは債務整理ができる商品ではない為、一般的に5社以上から借り入れている状態の多重債務者は審査に通過できず、利用できない可能性もあります。
また、借金の元金自体が減るわけではありません。
可能性として考えられるのは今後支払う予定であった金利分が減少するかもしれないということです。
商品コンセプトとしてはあくまで「借金をまとめることで返済が滞りなく行うことができる人向けの商品」であると理解してください。
おまとめローンを利用するメリット
では、借金の返済におまとめローンを利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
おまとめローン利用の大きなメリットは以下の3点です。
- 借金の金利が低下する
- 毎月の返済額が減少する
- 複数あった返済日を1日にまとめられる
おまとめローンのメリット①:借金の金利が低下する
消費者金融や銀行の融資商品ページには「実質年率〇.〇〇%~〇.〇〇%」という金利表記があるのが記憶にあるのではないでしょうか。
一番低い金利を見て「あ、安い!」と思って申し込みをしたのに、審査結果でそれ程安くない金利が提示されることがほとんどです。
これは一般的にローン商品は借りる金額が大きいほど、金利は下がる仕組みとなっているからです。
例えばA社で100万円を年利7%で借りられるが、150万円であれば5%で借りられるというように金額の大きさが金利と相関関係を持っている場合がほとんどです。
つまり、おまとめローンはこの点に注目し、複数から小さく借りて返済しているよりも、1社から大きく借りたほうが金利を低く設定できるというローン商品の性質を利用した商品となります。
よって、金利は低く設定されていることが多く、利用者にとっては魅力的な商品に見えるはずです。
更に、利用者に利益があるように申し込み時に月々の返済額を調節することがほとんどで、金利も含めた返済総額を下げることができる場合が多いのがメリットです。
おまとめローンのメリット②:毎月の返済額が減少する
例えば、とある月の1日にA社に1万円、10日にB社に2万円、25日にC社に2万円というように毎月5万円を3社に月3回に分けて返済をしていたような場合、各社の返済額は大きなものではなくても合計すると大きな額になっており、生活費を削らざるを得ない状況となってしまいます。
このような場合、おまとめローンを利用すると返済期間は長くなってしまうかもしれませんが、月々の返済額を現実的に返済可能な3万円程度に抑え、生活にゆとりを持たせることが可能になります。
おまとめローンのメリット③:複数あった返済日を1日にまとめられる
返済日は金融機関毎、商品毎に異なっているのが一般的です。
複数の金融機関から借り入れている場合は返済日が月に何日間もあるので、返済日を気にして仕事に集中できないこともあるかもしれません。
おまとめローンを利用してその返済日を月で1日だけにすることが出来れば、精神的な負担を大きく減らすことにつながるのではないでしょうか。
返済日が複数あり、徐々に精神的に追い込まれていくと、最終的には借金に借金を重ねるような事態に発展することもあります。
完済までコツコツと返済を続けるためにも無理な返済計画となっていないかを見直し、おまとめローンを利用するのが良い方法と言えそうです。
おまとめローンは危険なのか
おまとめローンがCM等で大々的に宣伝されるようになると、インターネット上では「危険な商品だ」「利用しても完済できない」という口コミやサイトが登場するようになりました。
実際におまとめローンでは借金を完済することができないのでしょうか。
おまとめローンの危険性
確かにおまとめローンには危険な面も存在しています。
それは「返済期間が長期間になる」ということです。
ローン商品は一般的に返済期間が長期間になればなるほど返済総額も大きくなっていきます。
しかし、おまとめローンの目的は借金の一本化(借換)と月々の返済額の減額による生活苦を和らげるところにあります。
よって、月々の返済額は少なくなったものの、返済期間は延びたために支払う金利は当初の予定よりも多くなってしまうこともあります。
実際にインターネット上では、おまとめローンをしたために最終的に返済した金額が当初よりも大きくなってしまったというマイナスの口コミも見られます。
このように長期間の返済となり、返済金額の総額が増えてしまうという点で危険性をはらんでいると言えます。
しかし、そのように考える時は、一度立ち止まって考えてみてほしいものです。
そもそも、複数の会社から借り入れし、生活が苦しくなっている為にその解決手段としておまとめローンを利用したわけです。
月々の返済額を減らし、返済日も1日にまとめることが出来たお陰で生活には随分と余裕がもたらされたのではないでしょうか。
おまとめローンの審査は他のローンよりも厳しい審査が行われるのが一般的です。
それは現時点で返済するのが苦しくなっている高リスク債務者の借入残債をおまとめローンを商品にしている金融機関がまとめて引き受けることになるからです。
反対に審査を通過したということは無駄遣いをしない生活を心掛け、計画通りに返済すれば完済できるということです。
また、おまとめローン利用前と利用後で利用後の方が月々の返済額が多いということはまず考えにくい話です。
つまり、おまとめローンで完済が出来ない場合は、そもそも複数の金融機関から借り入れていた状態では返済は難しかったということです。
つまり、おまとめローンを利用する前には必ず考えなければならないことがあります。
月々の返済額が苦しく、毎日返済に追われているような感覚で過ごして返済していくのか、返済期間や支払い利息は増えてしまうが月々の生活の安定をとっておまとめローンを利用するのかを決断することです。
おまとめローンを完済するための注意点
では、おまとめローンを利用するにあたって最後まで完済するためにはどのような点に注意するべきなのでしょうか。
一般的には普通の日常生活をしていれば完済可能な計画となっていますが、日常生活には買い物や娯楽等の多くの誘惑が存在しています。
その誘惑に負けずに完済する為の以下の3つの「利用しない」注意点をポイントにして見ていきましょう。
- クレジットカードを利用しない
- 繰り上げ返済を利用しない
- ネットショップを利用しない
完済のための注意点①:クレジットカードを利用しない
クレジットカードは最大の注意点です。
クレジットカードは現金の手持ちがなくても買い物ができてしまいます。
一見すると便利な仕組みですが、つい買いすぎてしまうことが家計を圧迫し、完済を遠のかせます。
もちろん、クレジットカードは大きな買い物をする時の保険としても使える場合があり、全てのクレジットカードを解約するのは現実的ではありません。
そこで手持ちのカードを1枚にして、その1枚のカードも特別な事情とならない限り利用しないとルールを決めて持ち歩かない場所で保管をしましょう。
また、どうしても普段は現金を持ち歩きたくないという場合は買い物専用の銀行口座を用意し、デビットカードを契約することをお勧めします。
デビットカードは銀行口座から直接引き落とすので、口座残高以上に買い物はすることができませんので安心です。
完済のための注意点②:繰り上げ返済を利用しない
繰り上げ返済は元金を直接減らすことができるので、一括返済が難しい住宅ローンの返済時には非常に有効な手段となります。
おまとめローンは住宅ローンに比べると総額も大きいわけではありません。
もし、繰り上げ返済が出来る位のある程度まとまった金額が出来た場合は、別口座への積み立てをお勧めします。
現在の生活を維持する上で支障がないのであれば、無理をして返済し、その後何かあった際に返済計画が崩れてしまう方がその後の計画立て直しが困難となります。
積み立て額が大きくなり、一括で返済できるようになった場合は繰り上げ返済して全てを片付けてしまうのが良いのではないでしょうか。
完済のための注意点③:ネットショップを利用しない
これは注意点①とよく似た理由となりますが、ネットショップはボタン1つで買い物が可能で、購入した商品を自身がずっと目にしているわけでもないので、買い過ぎかどうかの判断が非常に困難となっています。
買い物に自制が効かないと自覚している方にとってはおまとめローン返済期間中は絶対に利用してはならないコンテンツです。
普段から「そんなに高くないし、安いし」と思いながらネットショップを見ている場合は特に要注意です。
実際におまとめローンはお得になるのか金利・返済額を計算してみた
実際におまとめローンを利用した場合、どのくらいお得になるのでしょうか。
実際の返済額を計算してみたいと思います。
※計算がしやすいように各社の借入額は違っていても約定利率は統一して18.0%で計算し、おまとめローンの約定利率は15.0%としています。
また、今回のシミュレーションでは、借入期間をどちらも5年と固定していますので、同じ返済期間でおまとめローンを利用することでどの程度支払利息を減額できるのかを確認できる内容となっています。
毎月の支払額を減らしたい場合は、それだけ返済期間が延びることになります。
この場合、おまとめローンの支払利息減少効果は低下し、場合によっては支払総額は増加します。
目的(支払利息を減らしたいのか、返済額を和らげたいのか)をはっきりとさせて利用しましょう。
上記の図で表記しているように…
毎月の返済額は3,089円減り、借金総額は123,608円減ることができます!
これらのことからおまとめローンは「おまとめ前と同じ返済期間で返済する場合は返済額減少が見込めるのでお得になる可能性が高い」ことがわかるのではないでしょうか。
一方で毎月返済額を減らし、返済期間が延ばす程、返済総額の軽減額は小さくなっていき、延ばす期間によっては支払総額が増加に転じる場合があります。
期間を現在よりも延ばす場合や毎月返済額を減らす場合、支払額を減らすという観点から考えるとお得ではないと考えられます。
おまとめローンに向いている人と向いていない人とは
おまとめローンは運営する会社によって大きく2種類が存在しています。
「銀行(または銀行系列会社)が運営している商品」ともう1つは「消費者金融系が運営している商品」です。
銀行系ローンは大々的におまとめローンと銘打っている商品は少なく、使用用途自由のカードローンの限度額内で借金をまとめるタイプの商品が多いです。
一方、消費者金融はおまとめローン専用商品を展開していることが多いです。
今までの借金を1つの金融機関がまとめるので請け負う金融機関のリスクは大きく、銀行系の商品は金利が低く設定されている反面、審査は厳しい傾向です。
反対に金利は高くなるものの消費者金融の方が審査ハードルは銀行系に比較して低い場合が多いです。
おまとめローンに向いている人とは
おまとめローンに向いている人は一言で言うならば、「決められた返済方法を徹底的に守ることができる人」です。
おまとめローンは商品特性からも分かるように、「返済する為にローンを組む商品」です。
つまり、審査に合格して融資が決定した段階で、利用目的がはっきりしており、勤める会社の倒産や債務者の死亡などの例外的な事情がない限り、100%完済できる見立てが貸し出し側(金融機関)に立っている特殊な商品です。
後ほど詳述しますが、おまとめローンは他の借金をまとめて大きな額の借金を作りますので、金利を低めに設定できる場合が多いです。
よって担当者と相談して作成された返済計画表通りに返済をしていくことで時間はかかってもきちんと借金は返済できることを愚直に信じ返済できる人が向いていると考えられます。
おまとめローンが審査に通過して実際に返済が始まると、金利が低くなる影響で若干ですが月々の金銭的に余裕が出ることが多いです。
しかし、この事実が「今後も節制して返済していこう」という決意を揺らがせ、再び無駄遣いをしてしまい、返済が滞ってしまうこともよく起こっているようですので注意が必要です。
- 決めた約束を徹底して守れる人
- 自身がしているのは借金だと自覚している人
おまとめローンに向いていない人とは
おまとめローンに向いていない人を一言で表すと、「自分を律することが出来ず、他の金融機関からお金を借りてしまう人」です。
おまとめローンの審査に通った段階では「きちんと返済していこう」と多くの人が決意を新たにします。
しかし、人間は気持ちが弱い生き物です。
月々の返済額が減少され、少し余ったお金が目に入ってしまうと、その気持ちを長期間持ち続けることが困難になる場合があります。
先述の通り、おまとめローンの返済期間はまとめる借入額が大きくなればなるほど長期間になるものです。
「自分は大丈夫だ」と思っている方は要注意です。
おまとめローンを利用している段階で、既に自分を律することができていない人であり、その後の追加の借金リスクは残ります。
最初は節制していても「自分は大丈夫」というという一線は既に踏み越えてしまっていることを自覚しないといけません。
- 自分の気持ちを律することができない人
- 何事も「自分は大丈夫」だと信じてやまない人
- 生活費の不足はキャッシングで賄えば良いと考えている人
おまとめローンを利用したが完済出来なかった場合はどうすべきか
審査に通過し、おまとめローンを利用してコツコツと返済を行っていたのに、会社が倒産したり、収入が減少したりするなどの不測の事態が発生することがあります。
このような場合はどのようにするべきなのでしょうか。
おまとめローンは自力返済の最後の一線
おまとめローンは自力で借金を返済するための最後の一線を守っている商品です。
この月々の返済が難しくなった場合は債務整理を選択するしか方法が残されていません。
債務整理は信用情報に傷がつきますし、周囲への影響も少なからずある可能性が高いです。
だからと言って違法な金融業者(闇金)から資金援助を受ける方もいるようですが、遅かれ早かれ破産することは目に見えています。
先送りすることなく、弁護士などの専門家にまずは相談することが大切です。
弁護士は相談に親身に乗ってくれますし、どのような改善をすれば今後の人生がうまくいくのかも一緒に考えてくれるでしょう。
弁護士なら借金問題に特化したプロに依頼することをお勧めします。fa-check-square-oベリーベスト法律事務所弁護士130名も在籍する大型弁護士事務所です。
24時間・365日受付しており、これまでの実績も業界トップクラスにあります、是非借金問題に悩んでいるのであれば一度相談をしてみて下さい。
まずは任意整理を検討する
債務整理と一言で言っても4種類の整理方法があります。
自己破産・個人再生・特定調停・任意整理なのですが、まずは一番債務者への信用情報ダメージが小さい任意整理を検討することをお勧めします。
つまり、当事者同士の了解の下で金利の変更や固定、返済金額の減額などを金融業者と行うことが出来るという制度です。
おまとめローンとよく似ていますが、全く異なるもので、あくまで業者と金利の再設定や利息のカット、返済額の減額などを交渉することができるという点に特徴があります。
しかし、この任意整理実行の前提として安定した収入がある状態が必要です。
会社が倒産してしまった場合でもアルバイトで構わないので、定期的な収入を得られる状態を作りましょう。
任意整理が成立すると金利分の返済が不要となり、元金の返済のみとなるのが一般的です。
現実的な返済計画を立てる為、金融機関も自己破産などされて元金も回収できなくなるよりは、任意整理でせめて元金だけでも回収したいと考えることが多いのが現実です。
つまり、債務者側の金利をカットする提案を呑むことが多く、月々の返済がおまとめローンと比較して楽になります。
しかし、任意整理を行ったの記録は信用情報機関に少なくとも5年間は記録されている為、その期間は他社からの借り入れが困難となります。
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おまとめローンはおすすめできるのか
おまとめローンに向いている人とはやはり「自分をしっかりと律することが出来、自力で借金を返済するための最終手段だと考えている人」と言えます。
そのような人にとっては、おまとめローンはおすすめできる良い商品だといえます。
一方でおまとめローンを利用するということが、自力で借金を返済するための最後の砦であるということを心に刻み、返済することに注力できない人は利用に向いているとは言えません。
おまとめローンの月々の返済額を返済できない状況になると待っているのは債務整理です。
これはあなたの信用情報に深い傷をつけることになってしまいますので、完済後も借り入れは難しい状態が一定期間は続きます。
状況によっては借金を繰り返すようになり、借金生活から抜け出すことが益々困難となってしまう場合も考えられます。
おまとめローンを利用する際は自分を律して、無事に完済する決意をもって審査を受けるようにして下さい。
アイフルのおまとめローンを利用するとどうなるのか
では、最後にアイフルのおまとめローンを利用する場合を考えてみたいと思います。
実際に利用する際の参考にしていただけると幸いです。
では、アイフルのおまとめローンとはどのような商品なのでしょうか。
アイフルには2種類のおまとめローン商品が用意されています。
アイフルのおまとめローン①:おまとめMAX
「おまとめMAX」は現在アイフルを利用中の方・過去に利用したことがある方向けの商品です。
アイフルのおまとめMAXは貸金業法に基づいたおまとめ専用ローンであり、総量規制の対象となっていません。
しかし、当然ながら借り換え専用商品であり、借り入れた資金はすべて他社の返済に充てられるので、他の資金としての利用はできません。
おまとめMAX | |
---|---|
実質年率 | 3.0~17.5% |
限度額 | 1~800万円 |
対象者 | 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方 |
返済期間及び返済回数 | 最長10年(120回) |
アイフルのおまとめローン②:かりかえMAX
「かりかえMAX」はアイフルを初めて利用する方向けの商品です。
こちらのかりかえMAXも貸金業法に基づいたおまとめ専用ローンであり、総量規制の対象となっていません。
しかし、こちらも当然ながら借り換え専用商品であり、借り入れた資金はすべて他社の返済に充てられるので、他の資金としての利用はできません。
かりかえMAX | |
---|---|
実質年率 | 3.0~17.5% |
限度額 | 1~800万円 |
対象者 | アイフルを初めて利用される方 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方 |
返済期間及び返済回数 | 最長10年(120回) |
アイフルのおまとめローンを利用するメリット
アイフルのおまとめローンのメリットは以下の2つを取り上げることができます。
- 消費者金融の中では最高貸付金額が大きい
- 実質年率が他の消費者金融よりも低い
- 返済日を選べる
まずは貸付金額の最高額が800万円と高額であるので大きな借り換えにも対応できることはメリットです。
そして、実質年率も3.0~17.5%と他の消費者金融に比較して低く抑えられていることはメリットとして考えられます。
アイフルの商品は実は返済日を任意で選ぶことが出来ます。
月々の返済日は、以下の方法から選択します。
- 約定日制・・・毎月決まった日に返済する(日にちは指定可能)
- サイクル制・・・返済日の翌日から35日後に返済する(返済予定日前に返済も可能)
返済日をどの日でも自由に選べる消費者金融は非常に少なく、利用者の都合の良い形に出来るという点では大きなメリットと言えそうです。
社名 | 商品名 | 実質利率 | 貸付金額 |
アイフル | おまとめMAX | 3.0~17.5% | 1~800万円 |
プロミス | 貸金業法に基づくおまとめローン | 6.3~17.8% | 1~300万円 |
アコム | 貸金業法に基づく借換え専用ローン | 7.7~18.0% | 1~300万円 |
アイフルのおまとめローンを利用するデメリット
しかし、おまとめローンの審査は先述の通り、各社ともに非常に厳しいものです。
審査結果によって低金利が適用される可能性もありますが、多くの場合は高めの金利が設定されるので、必ずしもメリットが大きいわけでありません。
アイフルのおまとめローンを利用するにあたってのデメリットは以下の通りです。
- 返済方法で振込や提携ATMを選択すると手数料がかかる
- 最低返済額が他社より高め
まず、返済方法で銀行振込を利用すると銀行規定の振込手数料が必要となります。
また、提携銀行ATMを利用した場合も返済額に応じて、税込108~220円のATM利用手数料がかかってしまうのは大きなデメリットです。
特段の事情がない限りは利用を避けるべきでしょう。
また、アイフルは「Pay-easy(ペイジー)」に加盟していないので、利用しているのがアイフルの提携銀行であったとしてもインターネットバンキング(EB)による返済は出来ませんので重ねて注意する必要があります。
アイフルのおまとめローンを利用しても手数料を多く支払っているようではまとめた意味も薄れてしまいますので、利用する際は口座振替を利用するなど、余計な出費が出ないように返済方法にまで気を配りましょう。
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