
年末に差し掛かり、寒くなってきた今日この頃。
そんな日には温かいお風呂にゆっくりと浸かり、保湿や疲労回復サポート機能がある入浴剤を入れて疲れを癒したいもの。
12月12日(木)のカンブリア宮殿では、風呂文化を支えて90年ロングセラーの入浴剤”バスクリン”に密着取材。
1930年の発売から、日本の風呂文化を支えてきた入浴剤“バスクリン”のヒット秘密とは?
実は株式化していたバスクリンについてなど、その真相に迫る!
発売から約90年続くロングセラー商品「バスクリン」とは?

入浴剤「バスクリン」という名前は、誰しも1度は聞いたことのあるに違いない。
バスクリンはそれほどにも知名度があるヒット商品だ。
そんなバスクリンを作ったのは、津村順天堂(現・ツムラ)だ。
現在は2010年の商号変更により「fa-arrow-circle-right株式会社バスクリン」となったが、その間には「ツムラ ライフサイエンス株式会社」という社名だった。
2012年2月、株式会社バスクリンは大手製薬メーカー「fa-arrow-circle-rightアース製薬」が買収し、グループ企業となった。
さまざまな社名変更を経て、現在の地位を確立してきた「バスクリン」。
その長い歴史の中での挑戦と「バスクリン)開発秘話に迫る!
ニッポンの名湯を再現する「バスクリン」シリーズ

バスクリンと言えば、発売から約90年続くロングセラー。
今年3月に、「粉末タイプ入浴剤ブランドにおける最新年間売上金額」としてギネス世界記録として認定された。
内容は2017年1月から12月までの「バスクリン」の年間売上金額が$47,605,000に達し、世界で1番売れている入浴剤というもの。
年間販売数は1300万個で、東京ドーム63杯分だ。
そのほかバスクリンで販売されている「きき湯」や「日本の名湯シリーズ」も人気商品となっている。
入浴剤を使用する際に重要視されているのは色や香りだけでなく「効能」。
その日の体の状態に応じて入浴剤の色を変えるなど、効能に合わせて使い分けることもできる。
バスクリンの商品ラインナップはなんと126種類。
一体、どのように商品開発を行っているのだろうか。
126種類の商品はどうやって開発されている?「つくば研究所」での奮闘!

茨城県つくば市にある研究所では開発者たちが商品開発のために日々、奮闘している。
研究所では複数のバスタブが並び、色などを検証できる部屋があった。
開発一筋28年の杉浦さんによると、商品の売れ行きを左右するポイントの1つは「商品の色」にあるという。
また、洗濯をしても色が残らないのも洗濯をする主婦層にとっては大切なポイント。
次に大切だとされているのは「香り」。
バスクリンには、「調香師」と呼ばれる香りのスペシャリストがいる。
1000を超える香料から数十種類を選び出し、スッキリやリラックスなどの香りを調合していく。
最後に、「効能」も重要なポイントだ。
効能を確認するため、自らを実験台としてバスタブの中に入り、入浴剤の効果や効能について検証するのだ。
入浴を終えると、身体に及ぼした影響をさまざまな角度から計測する。
体温・血流・自律神経などのデータをとり、疲労回復やリラックス効果があるかなどを数値・検証するのだ。
入浴剤を入れたお風呂に入った後、20分か身体が温かく、リラックス効果を示す数値もあがっていた。
家庭で手軽に温泉旅行の気分が味わえる「日本の名湯シリーズ」

こうした徹底した研究から「日本の名湯シリーズ」が誕生した。
1986年に販売し、家庭で手軽に温泉旅行の気分が味わえると人気を集めている。
現在、全国17か所の人気の温泉をシリーズ化しているが、その商品開発はなかなか大変なものであった。
「日本の名湯シリーズ」を開発するには、チームが3人1組になって実際に温泉地を訪れる。
温泉の泉質や効能を調べ、多い日には1日10か所のお風呂に入る。
さらに、各温泉地から正式に認められなければ商品にしないという徹底ぶり。
バスクリンの商品パッケージには必ず「共同開発」というロゴが入っている。
始めはライバル視して商品化を躊躇していた温泉地のスタッフも、「バスクリンを使って温泉地を認識し、本物(温泉)に入ってもらう。その橋渡しをする。」ということで、今では温泉地の方から声がかかることも。
入浴剤の“プチ豆情報” ~お風呂から出る時は洗い流した方がいいの?~

番組内で小池栄子さんが疑問に思った「入浴剤」に関する質問があった。
疲れをとるために毎日入浴剤を使用しているという小池さん。
入浴剤を入れたお風呂を上がるときに「シャワーで洗い流した方がいいの?」というもの。
これに対してはバスクリンの社長古賀さんによると「せっかくの成分が洗い流されてしまうので最後にシャワーなどで体を流さすに
赤字から抜け出す!バスクリン「復活物語」とは?

バスクリンのルーツは、1897年に津村順天堂(現ツムラ)が発売を開始した「浴剤 中将湯」だ。
漢方薬の残りカスを風呂に入れたところ、身体が暖まることが分かり商品化された。
発売当初は銭湯向けの商品だったが、高度経済成長により家風呂が普及し、家庭用商品となった。
街行く人も「バスクリンといえばツムラの商品」と認識をしている人が多数いる。
しかし、入浴剤市場が悪化したことにより赤字に転落し、2006年にツムラは不採算事業であったバスクリンを切り離していた。
古賀さんは、当時約200人の社員を新しい会社への移籍を任されることとなった。
業績の悪化により分社化する「バスクリン」社員の移籍は?

古賀さんは不安を抱える社員たちと面談し、納得のいくまで話し合ったという。
移籍することとなった社員たちは当時を振り返ると、「分社して小さくなったことが強みだ」と言われて、そこを活かした方が良いと思ったことを今でも覚えているという。
社名を「ツムラサイフサイエンス株式会社」に変更し、社員の心を1つにまとめるため、古賀は“入浴の基礎知識”という冊子を作製した。
例えば、湯船に浸かっている時間は20分以上が15.1%、10~20分が41.0%、10分以下が43.9%だ。
そして、2010年にはツムラとの資本関係がなくなり、社名をバスクリンに変更。
2012年2月、株式会社バスクリンは大手製薬メーカー「fa-arrow-circle-rightアース製薬」が買収し、グループ企業となった。
フィギュアスケート羽生結弦選手を起用した新CMが話題に!

バスクリンのヒット商品「きき湯」は、今年10月からの新CMで「入浴剤が大好きだ」というフィギュアスケートの羽生結弦選手を起用し、パッケージデザインも話題を集めている。
羽生選手も「ぐっすり眠れる」といい、試合前日には欠かさず使っているという。
他にも多くのスポーツ選手がサポートしており、その中の1人がスキージャンプのレジェンド葛西紀明さんだ。
スキーシャンプの小林陵侑選手もお墨付きだ。
永井歴史の中でさまざまな奮闘をしてきた「バスクリン」。
ツムラから離れて分社化され、ファンドが入り、最後には大手製薬会社に買収された。
そんな中、バスクリンの社員の功績により景気も回復。
日常生活でたまった疲れを「バスクリン」や「きき湯」で癒してみてはどうだろうか。






















