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先の見えない時代だからこそメンタルモンスターを目指そう。
ストレスに打ち勝つモンスターを脳内に育てよう。
人生を切り開くことができる人間の脳の素晴らしさを知ろう。
今回は脳科学者茂木健一郎さんの最新刊"最強メンタルを作る前頭葉トレーニング"を解説していきたいと思います。
さて本書は一言で言うと、ストレスに打ち勝つメンタルを手に入れる方法を科学的に解説してくれている本になります。
そしてメンタルモンスターという概念を提唱している本人になります。
ストレスに打ち勝つモンスターを脳内に育てるということを最強のメンタルを育てることこそが先の見えない不安な時代においては大切なんだと茂木さんは言うんです。
2020年は本来なら2度目の東京オリンピック、パラリンピックで日本中が沸いていたはずでした。
しかし、新型コロナウイルスという予想外の脅威を前に私達が思い描いていた未来は崩れ去ってしまいました。
ほとんどの人が初めて経験するパンデミックに世界中の経済、政治、人々の生活は頓挫し未だに先の見えない混沌に陥っております。
順調に物事が進んでいると信じていた現実があっけなく崩れ去る驚き。しかし、人生というのは本来そういうものであったのかもしれません。
どんなに努力したって自然災害とか戦争やテロ事件などで私たちの生活はいつでも一転しうるからです。
そのことを2011年の東日本大震災で私たちは大いに思い知ったはずなのに、喉元過ぎれば何とやら再び忘れ去っていたようです。
しかし、予期せぬ事態に直面した時こそ私たち人間の脳の出番でございます。
状況を判断する力、未来を予測する力、あらゆる選択肢から最良だと思える策を選び、意思決定し、行動に移す力。
それらは脳の司令塔と呼ばれる前頭葉の働きでございます。
ある不運に遭遇してもポッキリと心が折れてしまうのではなくて、しなやかに立ち上がれる力を持つ人物を目指していきましょう。
それこそが本書が提唱するメンタルモンスターなんですね。
では、メンタルモンスターになるためには具体的にどうすれば良いのか。それは「よしメンタルを強くするぞ!」などという意志の力に頼ることではありません。
私達の意志の力があまりにも脆いもので今まで役に立ってこなかったということは私たちの経験からも言えることでしょう。
意志の力を信用するんじゃないんです。メンタルモンスターになるためにはズバリ脳を変えることが必要なんです。
それもタフなのを作ることに貢献している前頭葉を鍛えるということが重要なんです。
本書で継承されている脳科学的にメンタルを強化する方法を通して是非一緒に強いメンタル折れない心を手に入れていこうではありませんか。
前頭葉がメンタルを極める
さてまずは脳の基本的な知識をサクッと抑えてしまいましょう。
重要なのは扁桃体と前頭葉の2つでございます。
「怖いなぁ」とか「不安だな」「嬉しいな」そういった感情は脳の側頭葉の扁桃体というところで生まれるんです。
これは人間にとって原始的で衝動的な感情でございます。
一方でそういった衝動や感情をコントロールしたり、物事を思考したり、計画を立てたり意思決定をするなどのコードの情報処理は前頭葉が担っています。
この前頭葉は高齢になっても成長し続けていくということが分かっておりますから、「俺はもう40歳だから…」と諦めているそこのあなたも大丈夫でございます。
何歳からでも前頭葉をトレーニングすることができます。前頭葉をトレーニングする習慣を身につけていきましょう。
さてニュース、キレるお年寄りとか、キレる若者が話題になることがありますよね。
過去を振り返ってもあなたも思わずキレてしまったということ、1度や2度どなたの人生にもあるのではないでしょうか。
相手の言動に思わずキレてしまうという現象は、前頭葉の働きが大きく関与しております。先ほど喜怒哀楽の感情は側頭葉の扁桃体で生まれると言いましたよね。
扁桃体は人間の感情を司る部位でいわば能の感情システムと言えます。
扁桃体はいわば感情のアクセル役なんです。
感情のアップダウンをもたらし脳を混乱させます。一方前頭葉は感情をコントロールし制御する部位です。
感情のブレーキやハンドル役でございます。「いやいや、待て待て」と。「これは相手につられていま自分も怒る場面なのか」、このより起こる前に一度立ち止まって考えられることが前頭葉がしっかりと働いている証拠です。
怒りは本能的なものなんですが、その瞬間的な怒りを周囲にぶちまけるかどうかということは前頭葉でコントロールできることなんです。
ネガティブな感情を抱き続けることの弊害は想像以上に大きいものです。
前頭葉は脳の司令塔ですから会社で言えば社長のようなものです。
社長がしっかりとビジョンを持っていれば、進むべき道も定められるんですが、社長がしょっちゅうメンタルをやられてしまう人であれば会社の将来性も頼りないものになってしまいますよね。
それは私たち個人でも同じなんです。
社長である前頭葉が機能していなければ、私たちは意欲を持って前進することなどできません。
前頭葉の働きが悪い人の例としましては、ストーカーが挙げられます。
別れた女性や男性のことをいつまでも忘れられず、しつこく付きまとい、待ち伏せをしたり無言電話をかけたりします。
もはや、これでは脳が感情に乗っ取られたようなものです。
扁桃体の暴走を前頭葉がコントロールしきれていないんですよ。
キレやすい若者が増えたとか、キレる老人が増えたなんて言われているんですが、昔から若者がキレやすいのは前頭葉の未発達がその理由ですし、お年寄りの場合は脳の萎縮が進んだ結果前頭葉がうまく機能しなくなってきたからであると説明することができるんです。
ですから、私たちが折れない心を作ったり他人から受ける誹謗中傷などをスルーしたり、怒りの感情などをコントロールしたり、安定した強靭なメンタルを手に入れるためには前頭葉を鍛えれば良いというお話でございます。
いや非常にシンプルな分かりやすいでいくつですよね。
そして、今の世の中で成功したり結果を出すためには自制心が必要であるということは誰だってわかるでしょう。
例えば今遊びたいという欲求を抑えて勉強すれば将来良い仕事につけて良い給料がもらえるでしょう。
目の前のケーキを我慢できる自制心があればダイエットに成功することもできるし、健康を維持することだってできるでしょう。
成功の秘訣とも言われるこの自制心を発揮するためにも前頭葉が重要であるということが分かっているんです。
最近ではIQ以外の非認知能力というものが重要視されているそうです。
非認知能力とはIQで測ることのできる認知能力とは違って、目標に向かってやり抜く力とか自制心や協調性などの数値では測れない能力のことを指しています。
この非認知能力が高いか、低いかで子供の将来の学業成績や年収、犯罪歴、喫煙の有無などが決まってくるということが分かってきたんです。
非認知能力を測るために行われた有名な実験としましては、マシュマロテストがございます。
皆さんも名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
スタンフォード大学の心理学者であるウォルター・ミシェルが1960年代後半から70年代前半にかけて実施した行動科学実験でございます。
実験では被験者である4歳の子供たちが1人ずつ部屋に通されます。
そして、机の上にはマシュマロがひとつだけ乗った皿が置いてあり、実験者は次のように言って部屋を後にするんです。
「私が帰ってくるまでの15分間、マシュマロを食べるのを我慢できたらあとでマシュマロもう一つあげるよ」と。
実にシンプルなこの実験から分かるのは子供達の自制心でございます。
目の前のマシュマロを「食べたいなー」という気持ちを抑えることで、将来もっと大きな利益が得られることを考えて行動できるのかどうか。
実験の結果2/3の子供は15分間待つことができずに食べちゃいましたよ。
さらに面白いのは、その後実験に参加した子供たちを半世紀にわたって追跡調査した結果でございます。
目の前の誘惑に負けてマシュマロを食べてしまった子供達と、将来の利益を考えて一時停止マシュマロを我慢して食べなかった子供達はどうなったのでしょうか。
自制心を働かせてマシュマロを食べなかった子供達はなんと見事成功を収めているということがわかったんです。
これは私たちの身にも覚えがある経験ですよね。
今遊びたいという欲求を抑えて勉強すれば翌日のテストで良い点が取れるというマシュマロが待っているようなことです。
一瞬ムッとしたけれど、怒鳴るのを我慢して友達と喧嘩せずに済んだとか、毎日のケーキを実践したことでダイエットに成功した、など今実践すれば後でもっと良い事が待っていると思える力も前頭葉の働きです。
さてここまででね前頭葉というものの性質や前頭葉がいかに大切なのかということについて解説させてもらいました。
では、この前提を抑えてもらった上で次に最強メンタルを作る前頭葉トレーニングを具体的に紹介していきたいと思います。
- 強い、嬉しいといった僕らの感情は脳の側頭葉の扁桃体というところで生まれる。一方でそういった衝動や感情をコントロールしたり物事を思考したり意思決定をするなどの高度な情報処理は前頭葉が担っている。
- 扁桃体は人間の感情を司る部位で、いわば脳の感情システムでいわば感情のアクセル役である。一方前頭葉は感情をコントロールし制御する部位でいわば感情のブレーキ役である。私たちが怒りなどの感情をコントロールし、安定した強靭なメンタルを手に入れるためには前頭葉を鍛えればよい。また、自制心が欲しければ前頭葉を鍛えれば良いのだ。
最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング
前頭葉の働きを活性化させ、メンタルが最強の状態。
メンタルモンスターになるためのトレーニング方法について具体的に解説していきたいと思います。
3つ紹介いたしましょう。
ノイズのあるところで課題に取り組み、少し難しい課題にチェレンジする
まずは1つ目のトレーニング、ノイズのあるところで課題に取り組み、少し難しい課題にチャレンジするについて解説していきたいと思います。
さていきなりですが雑音を無視できる人ほど、IQが高い。
IQスコアと集中力に相関があることがすでに実験で証明されているんだという事を皆さんは知っていたでしょうか。
2013年に発表されたある論文によると長時間集中力が途切れない人や周りのノイズを無視できる人はIQスコアが高いということが判明しております。
実験ではある資格テストが行われました。
まず被験者には明るい色の背景の前に暗い色の棒が右左へ移動する映像を見せます。
黒い色の棒の画像サイズは様々な大きさが試されました。その後、被験者に棒の移動方向を質問し、その回答に要した時間を測定したんです。
このテストではIQスコアが高い人ほど回答に要した時間が短いという結果が出ました。
彼らは画像をノイズに過ぎないと無視することができて、必要な情報収集により集中することができたんです。
「遊びに行きたいな」とか、「あの人に連絡しなきゃ」とか、「あのゲームしたいな」とか、そんなノイズに邪魔されることなく集中することができる回路はどのように鍛えれば良いのでしょうか。
方法は極めてシンプルでございます。
ちょっと難しめの本を読むことまたは、ちょっとややこしい課題にチャレンジすることでございます。
普段からノイズのあるところで課題を行って集中できるように訓練することでございます。
そんなちょっと難しいことにチャレンジしていくことで集中力は鍛えられていくんです。
たとえ、ほんの少しだけだとしても難しいと思っていたことに挑戦できた喜びが次なる課題に向かわせてくれるからです。
人間はある程度の年齢を重ねれば自分の本文や身の丈を理解するものです。
でも、その身の丈は、本当にあなた自身に不足したものでしょうか。もしかしたら、勝手に自分で自分の能力に見切りをつけてしまっているのではないでしょうか。
子供であっても大人であってもちょっと難しめなハードルを設けるということはとても大切なことなんです。
便利なものをあえて使わない
それではトレーニングの2つで便利なものをあえて使わないについて解説していきたいと思います。
さてこの方法は一見不思議な方法ですよね。
茂木さんは便利なものをあえて使わないことが前頭葉を鍛えるのだと言うんです。
本当にはGoogleMapを使わずに旅に行っているという例が書かれておりました。
茂木さんの知り合いの子供が友達と遊びに行った時、帰りはGoogleMapを使わずに帰ろうぜと盛り上がったそうです。
結果的に道に迷ってだいぶ時間がかかったそうですが、スマホの地図アプリを使わずに目的地に向かうという経験そのものが珍しく、とても面白かったと本人たちは満足していたそうです。
これは実は前頭葉を鍛えるのにとても効果的です。
見知らぬ土地に旅に出て、迷いながらも面白い店を見つけるとか、飛行機を予約していたのにアクシデントで飛ばなくなってしまい「さあどうしよう」と考えることこういった状況に置かれると私たちの前頭葉終わって来ても働くんです。
便利なものを時にあえて外してみるというのは日常生活で行える簡単なトレーニングになります。
Google Mapにしろカーナビにしろそもそも便利なものというのは脳を衰えさせるものだからでございます。
これからの時代はAIがあたかもコーチ役やメンターのように「次の予定はこれですよ」とか「あなたはこの商品興味があるでしょう」といったふうに先回りして様々なことを提案してくれる世の中が行ってきます。
実際もうすでにAmazonのレコメンド機能はすごいですよね。本当に私達が欲しい確率が高いものが表示されてきます。あれもAIが先回りして私たちに提案してくれる典型例でございましょう。
自分で探す手間や時間が省けるのでこういったものは便利なのは言うまでもありません。
しかし、AIばかりに頼りきると前頭葉はますます使われなくなってしまうんです。
自分の脳とAIとの上手な付き合い方を学ぶべきでしょう。
同じようなことが経済分野でも言えます。
経営戦略の一つにブルーオーシャン戦略というものがありますよね。レッドオーシャンは競争の激しいマーケットなどを指すならば、ブルーオーシャンは未だ競合相手のいない未開拓市場のことです。
レッドオーシャンで勝負するならば競合他社からの抜きん出るために過酷な競争にさらされますが、一方ですでにある程度のターゲットも定まっていますし、やるべきことの道筋も見えています。
ある意味過酷な受験戦争のようなものでしょうか。
並外れた努力は必要だけれど、やるべきことはしっかり見えているというのがあるレッドオーシャンの特徴です。反面、ブルーオーシャンは海図のない後悔に航海するようなものです。
そこにマーケットがあるのか、もしあったとしてもそこにどのような可能性が秘められているのか、まだ誰もも分かっていないんです。
この時前頭葉は一番働きます。
- そこには楽園があるかもしれない
- 宝の山が隠されているかもしれない
- 同時に海賊が潜んでいるかもしれない。
- あるいは何も価値のあるものはないかもしれない。
それでも船を漕ぎ出してみる。
リスクを引き受けながらもワクワクする体験は私達の脳を鍛える絶好のチャンスとなるんです。
脳のリソースをストレス元凶にけない
さて皆さんの中にはせっかくTwitterやInstagramを始めたのに思わぬ非難のコメントがついてしまって気落ちしてしまった、時には辞めてしまった、なんていう経験のある人がいるかと思うんです。
ちなみに茂木さんのSNSはしょっちゅう炎上しているそうです。
でもそこで深く落ち込んでしまう人と考えの違う人もいるよね、とあっさり距離をとれる人、世の中には2タイプいるように感じます。
もちろん他人への誹謗中傷の投稿は別なんですが、ある程度のコメントに対しては適度な鈍感力も大切なんです。
茂木さんはこれをスルー力と呼んでいます。
自分のSNSが炎上した、誰かに強烈に罵倒された、仲の良い友人と喧嘩した、用心に生きていても予期せぬところで他人との衝突はどうしても起こってしまいます。
その時に扁桃体の感情の赴くまま、怒ったりメンタルをやられてしまい落ち込んでしまったりするのは、人間の原始的な脳の働きのまま突っ走っているようなものでございます。
「いやいや、待て待て。これは相手につられて自分も怒るとこか、そもそもこれは怒るようなことだっけ?」と、怒る前に一度立ち止まって考えられることが前頭葉が働いている証拠でございます。
怒りや不安などのストレスが湧いてきた時、立ち止まってもう一度その意味を考える再評価のことをリアプレイザルと呼びます。
怒りというのは本能的なものなんですが、その瞬間的な怒りを周囲にぶちまけるかどうかということは前頭葉でコントロールできるんです。
スルー力に関しては自分のメンタルがやられそうだと直感的に感じたことに対しては、敢えてそこに足を踏み込まないという選択も大切です。
意識的にそこに脳のリソースをさかないという手段でございます。
- SNS投稿に対するネガティブなコメントをいちいち見ない
- 自分へのバッシングをいちいち探さない
- 過去にもらった不愉快なメールや手紙をあえて返さない
思い出し怒りをしないようにあえて脳のリソースをストレスの元凶に向けないということが案外ストレスを感じないための大きな秘訣だったりするんです。
ネガティブは非常に感染力が強いですから、ネガティブなものに触れるだけで自分もネガティブになってしまいます。
ですから、世間で起こったネガティブなニュースなどは見ないと決めておくといったふうにネガティブを見ないことも重要でございます。
皆さんもネガティブな人と一緒にいると自分までネガティブになってしまったようという経験は絶対にあるかと思うんです。
ネガティブっていうのは非常に感染力が強いですから常にネガティブな人と一緒にいるとあなたも常にネガティブな人になってしまうので時にはそういう人から離れるということも必要でしょう。
私たちは気づいていないかもしれませんが、実は人間関係からとても大きな影響を受けているんです。
最強メンタルを作る前頭葉トレーニング
- ノイズのあるところで課題に取り組み少し難しい課題にチャレンジする。
- 便利なものをあえて使わない。
- 脳のリソースをストレスの元凶に剥けない。
ネガティブ思考を撃退する方法
ネガティブ思考を撃退する方法を3つ紹介したいと思います。
最初にそれらを列挙しておきましょうか。
- 空気を読まずに自分の中のモンスターを育てる
- ランニング
- 自分で決めたことに取り組む
ではそれぞれ一つわかりやすく解説していきましょうか。
空気を読まずに自分の中のモンスターを育てる
まずは、ネガティブ思考を撃退する方法の1つ目、空気を読まずに自分の中のモンスターを育てるから解説をスタートしていきましょう。
メンタル最強のメンタルモンスターになるために大切なことに周りの空気を過度に読まないというものがあります。
日本人が大切にしている和の精神、これ自体は素晴らしいものなんですが、行きすぎると空気を読みすぎて動けないとか出る杭を打つといった事態を引き起こしてしまいます。
そして、これは多くの場合、家庭と学校の教育で培われたものでございます。
しかし、日本の教育を受けてもなお自分の中にモンスターが順調に育っている人もいます。
例えば、堀江貴文さんは、メンタルモンスターの代表のような人です。
先日、茂木さんは堀江さんとある方の対談の場面を見学させて頂く機会があったそうです。
そして、それは実に面白かった。
なんといっても対談が始まってから30分ぐらいずっと堀江さんがしゃべる話なんです。
その間、相手の方はもちろん一言も口を挟めないし、周りにいるスタッフさん達も呆然としている。これは対談としては本来ありえない事態です。
しかし、堀江さんはそんな周りの空気など一切読まずに喋りたいことだけを延々と喋っている。
しかもその話している内容がめちゃくちゃ面白いんです。
しゃべったもん勝ちでいく彼は本当にメンタルが強いです。その場の空気を過度に読まない。これは最強のメンタルモンスターの資質でございます。
"人生がときめく片づけの魔法"を出版し、一躍有名になった片付けコンサルタントの困りごと近藤麻理恵さんもある意味片付けなど地味なことでしょ、という世間の一般的な見方を全く無視した片付けモンスターとして世の中に登場したようなものです。
英語にも翻訳出版され、全米で大ヒットして今や彼女は片付けで全米制覇を果たしました。
筑波大学准教授でメディアアーティストかつ実業家である落合陽一さんも自分の中にモンスターを飼っているとです。
メンタルが最強な人は独自の世界で他者を圧倒します。あえて空気は読まないため登場時のインパクトも強烈です。
その人物の登場を喜ぶ人がいる反面、強烈に嫌う人も出てくるでしょう。
それでも空気を読まない、空気を読んでいいたいことを飲み込んでしまえば、自分の存在価値自体も消えてしまうことが彼らには分かっているからです。
ランニング
それでは方法の2つ目ランニングについて解説していきたいと思います。
さて皆さんはメンタルに効くスポーツは一体何だと思いますか?
そう聞かれて何と答えるでしょうか?
答えはズバリ、ランニングなんです。
ある研究データによると定期的に走っている人はストレスレベルが低く、認知症の発症率も低いそうです。
脳科学的に見ても記憶が整理されて、頭がすっきりして発想力が高まるなど、ランニングはいいことだらけでございます。
ランニングはウォーキング以上体の新陳代謝を良くするんです。
必要な物質を取り入れ古くなった物質を外に排出する。新陳代謝が活発であればあるほどメンタルも強くなるんです。
ただ身体的なメリット以上に精神的なアプローチでもかなりの効果があるということが分かっています。
なぜならランニングをしていると無心になれるからでございます。走っている時皆さんは何を考えているでしょうか。
走り始めこそ仕事の案件などを考えてしまうことがあっても、ある一定時間が経過するとだんだん無心になっていくということを実感しているでしょう。
これは集中しているけれどリラックスしているフロー状態でございます。
部屋に1人でこもっているときはぐちゃぐちゃ出口のないんだ闇のスパイラルに落ち込んでしまっても、ひとたび外に出て走り始めて、しばらくすればどんどん脳は、解放されていく。
その意味では走ることはメンタルモンスターの必須科目といえるでしょう。
走っている時の脳はどのような状態になっているのでしょうか。
実は無心状態では様々な脳内物質が放出されています。フロー状態とはいわゆるランナーズハイと呼ばれる状態に近いんです。
つまり、見た目は汗ダラダラで呼吸が激しくても、内面は爽快感にあふれている。
脳内では高揚感や幸福感を得られるエンドルフィンや、のある高精神作用のあるフェネチルアミンなど脳内物質が生み出されているんです。
さらに太陽の光を浴びながら一定のリズムを繰り返す運動では幸福を感じるセロトニンが出やすくなります。
走ることで快感を得られるためドーパミンも放出されます。
つまり、ただただ走るという極めてシンプルな行為がエンドルフィンやフェネチルアミン、セロトニン、ドーパミンといった脳内物質を多く生み出すのです。
特にドーパミンはストレス耐性があるためストレスが多い環境にも強くなれます。
メンタルを安定させ、考え方もポジティブに持って行きたいのであれば、まずは走るべきでございます。
ランニングは脳のバランスをとり、記憶や思考を整理し、精神のメンテナンスまで行なってくれる理想の運動と言えるでしょう。
自分で決めたことに取り組む
それでは次方法の3つで自分で決めたことに取り組むについて解説していきたいと思います。
さてみなさんは他者に命令されるとやる気を失うということを知っていたでしょうか。
経験的に誰かに命令されたことではやる気が出ないよ、と納得できる人も多いのではないかと思うんです。少し自分が子どもだったころのことを思い出して欲しいんです。
親から早く宿題やりなさいとか、早くお風呂に入りなさい、なんて言われるとそれまでは宿題やらなきゃなとかお風呂に入ろうかなと思っていた気持ちが一気に冷めてしまったということは誰にだってあるでしょう。
実はそれは当然のことなんです。
脳は、自主性を好み強制されることを嫌います。
「親や先生に言われたから仕方なくやる」というやらされている感で物事に取り組むよりも、自分がやりたいからやるほうがより学習の定着度は高いのです。
自主的な行動は自分で決めたことですから努力もいといません。
自ら決めたことを頑張ってやりとければ脳内からドーパミンが放出され達成感や喜びも強烈に感じることができます。
しかし、嫌々やらされていると感じている場合は、集中力も続きませんし、達成感も得にくいんです。
同じドリルをやっても両者の結果は如実に表れます。
子供は見守りつつも野放しが一番です。これはたしかなことでございます。
むしろ危ないのは親の指示通りになんでも素直にやる子供のhぷです。
成績を上げたいなら毎日3時間は勉強しなさいとか、その宿題が終わったら次はこの課題ね、と毎日のようにとの指示が振りかかりその通りに動いてしまう子供は危険です。
これは一見いい子に見えるんですが、逆に言えば親からの指示がなければ動けない子供に育っている証拠なんです。
親や先生から命令や指示を出されることに慣らされてしまった子供はやがて自分の頭で考えて行動できなくなります。
それはある意味楽なんです。
自分の頭で考えなくていいということは、まさに脳の司令塔である前頭葉が常に休止状態ですから難しいことを考えなくても良いんです。
言われたことだけ目の前に置かれたものだけにやっていれば良い。そんな日々を送っているうちにやがて子供は自主性や好奇心をなくし親や先生の顔色ばかり伺うような萎縮した子供に育ちます。
社会に出てからは見事な指示待ち人間になってしまうんです。
私たちも自分の決めたことを自分でやるという経験を通して是非前頭葉を鍛えていこうではありませんが、脳科学的に私たちは自分で決めたことしかやる気が出ないというのは非常に大切な知識だと思いました。
ネガティブ思考を撃退する方法
- 空気を読まずに自分の中のモンスターを育てる。
- ランニング。
- 自分で決めたことに取り組む。
皆様いかがでしたでしょうか。
本日はね扁桃体、前頭葉と脳の基本的な知識の解説から始まり、最強メンタルを作る前頭葉トレーニングや、ネガティブ思考を撃退する方法といった様々な方法論を解説してきました。
もちろんすべてを実行する必要はありませんから、自分の気に入ったものをまずは一つチョイスして前頭葉を鍛えることから始めてほしいと思います。
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