
実はマネー塾には「株 副業」 で検索してくる人が多い。
それだけ株式投資に興味のある人が多いのだろう。
そこで、今回は投資助言業者として3年連続で会員数が日本一(2017〜2019年、帝国データバンク調べ)を記録する増田経済研究所の営業企画部の渡辺貴英さんに「増田足」をはじめ、株式投資の現況や課題などについてお話をうかがった。
目次
増田足って何?
増田経済研究所といえば「増田足」というチャートソフトで知られる。増田足を開発したのは故増田徳太郎氏だ。
この増田足はグランビルが考案した移動平均線がベースになっている。短期・中期・長期の3種類の移動平均線に「足」」をつけ株価が上昇の場合はピンク、下降の場合はブルーと色分けしたチャートだ。ちなみに同研究所では「増田足」に関して、日本とアメリカで11件の特許を取得している。
投資で失敗した経験から研究を重ね、自分用のチャートを開発した増田氏は、かつての自分のように投資で傷ついた人のために役立ちたいと70歳で起業を決意。それが増田経済研究所だ。その理念は「一人でも多くの傷ついた投資家を救いたい」である。
渡辺さんは「創立者の増田徳太郎は86歳で他界する直前の明け方まで日経平均先物の取引をパソコンで行っていました。株式投資は年齢に関係なく、生涯できる大人の知的ゲームだと思います」と話す。
ピンクで買って、ブルーで売れ!
増田経済研究所がチャートソフトで扱うのは日本株、ETF、日経平均先物だ。
株価はさまざまな要因で動く。企業が発表するIRや経済や金融情勢をもとに将来の株価を予測する「ファンダメンタルズ分析」をもとにする場合もあるが「上場している企業が好業績を発表したからといって、必ずしも株価が上昇するとは限らない」と渡辺さんは語る。
増田足の土台となる「チャート分析」は過去の株価変動をもとに将来の株価を予測する方法だ。
「チャート分析は努力して読み解けるようになれば、プロとの差を縮められます。増田足のピンクは株価の上昇トレンドを、増田足のブルーは下降トレンドを示しています。また、足が長いほど勢いが強く、足が短いほど勢いが弱いことを示しています。ブルーからピンクに変わったら買いのサイン、ピンクからブルーに変わったら売りのサインが基本。非常にシンプルです」
つまり「チャート=事実」という見方だ。
難しい理屈は必要なく、まずは「ピンクで買って、ブルーで売る」というルールにのっとり、トレードを進めるのが増田足なのだ。
なお、「ピンクで買って、ブルーで売る」のほか、「直近の高値を抜けたタイミングでも買いを入れるのも良い仕掛けのポイントですね」と渡辺さんは指南してくださった。
どんな人が株式投資で勝てる?
「日本市場は7割が外国人を含む海千山千のプロ達の売買で占められていると言われています。ほかの競技ではやりたくても出来ない、プロフェッショナルと同じ土俵で対等に戦える…それが株式投資の醍醐味といえるかもしれません」
穏やかに、笑顔を絶やさず話してくださる渡辺さんの眼が一瞬鋭く光った。戦いを知っている人の眼だ。
外国人トレーダーの売買動向を読み解きながら取引をするのは至難の技だ。
しかし、移動平均線に基づいたチャートを読み込み、売買の転換点がわかるようになるまでトレードすることで(渡辺さん曰く「1000本ノック」)心理面も鍛えられ、結果も出るようになる。同時に「株価データをもとにしたテクニカル分析からの過去検証も必要」と渡辺さんはアドバイス。
普段の生活にも銘柄選びのヒントがある
チャートを読み込めるようになるのはもちろんだが、上昇が期待できる銘柄は日常の生活のなかにヒントがあるそうだ。
「全国にある『業務用スーパー』をご存じですか? 業務用に特化した商品を扱っているけど、一般の人も利用できるので、主婦の方に人気ですよね。こういった普段の生活に銘柄選びのヒントが隠されているんです。業務用スーパーを展開している株式会社神戸物産(3038)は10年以上前は100円台で株が購入できましたが、今や株価は4455円(2020年2月21日現在)になっています」
なんと、約10年で株価上昇が40倍以上!そんなお宝銘柄もあるのだ。
身の回りには意外と銘柄選びのヒントが隠れているようだから、観察眼を養っておこう。
日本の「マネー教育」について、株式投資の専門家はこう見る
さて、日本人はお金や投資について自ら積極的に語りたがらない国民性のような気がする。
「お金のことを言う人は汚い人(悪い人)の教育を受けてきたのが日本人です。一方、世間に喜ばれることをするとお金を稼ぐことが出来るという、善の教育を受けてきたのが欧米人です。社会に出てから同じ土俵でビジネスをすると、どっちが強いか明白ですね」と渡辺さん。
株式投資をしていることは内緒…そんな人もいるだろう。恋バナと同じくらい、お金儲けの話をして、情報をシェアできると楽しいに違いない。
個人投資家の平均年齢を40代にしたい!
今、増田経済研究所ではどのように将来を見据えているのだろうか。
提供するサービスについては、AIを駆使したトレードマスター講座をはじめ、会員を対象にした「年間最高パフォーマンス賞の表彰」、海外への進出なども視野に入れているそうだ。
「今までは傷ついた個人投資家様を救う(復活させる)お手伝いをしてきましたが、今後は傷つく前にしっかりとマネー教育をして、欧米の投資家と対等に戦える日本人を養成していきたいですね。現在、入会者の平均年齢は現在66歳ですが、すそ野を広げるために40代まで引き下げたいと思っています」と渡辺さんは抱負を語る。
現在、会員数は約2000人で、年齢層は20代〜。
定年後に株式取引に興味を持つ方が多く、男女比は7:3。
会員歴が10年以上という方も多いそうだ。
投資相談テレビの他、「株の学習塾」やセミナーも
「一人でも多くの傷ついた投資家を救いたい」という理念を掲げているだけに、増田経済研究所が会員に提供するサービスやアフターフォローは大変手厚い。
まず、PCやスマホにダウンロードできるチャートソフト『増田足KABUOH(株桜)」をはじめ、「i増田足」「増田足forAndroid」などのチャートアプリ。
そして、売買する銘柄の選択に役立つ「日刊チャート新聞」発行のほか、相場に合わせて放送する「投資相談テレビ『テレビQ&A』」では、仕掛けや手仕舞いに悩んだ時に相談すると、投資アドバイザーがリアルタイムで回答してくれる。
また、横浜市鶴見区にある同研究所のレクチャーブースではチャートソフトの使い方を一から学べる操作教室や投資セミナーなど「株の学習塾」的なフォローも行われる。
15日間、増田足を体験してみよう!
増田経済研究所が提供するサービス「お試し15日間」はお試し会員として、正規会員と同じ機能が15日間も使用できる。まずは「お試し15日間」に登録し、増田足のソフトをダウンロードしてさまざまなサービスを体験してみよう。
インストールする端末に合わせてダウンロード可能だ。
https://www.masudaasi.com/download/
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