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【3分ネタバレ!!】カンブリア宮殿 600人を一斉解雇した「ロイヤルリムジン」は今 あらすじから感想までを紹介!!
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6月4日のカンブリア宮殿は4月7日に600人の従業員を一斉解雇したことで話題になったタクシー会社「ロイヤルリムジン」に密着。

あの驚きの決断から2ヶ月が経ち、その間東京に本社を構えるロイヤルリムジンはどのようになっているのだろうか。

本記事では放送で紹介された内容をわかりやすく3分で読めるようネタバレとして紹介しています。

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新型コロナウイルスの影響を受けるタクシー業界

新型コロナウイルスの影響で、タクシー業界は大きなダメージを受けていた。

タクシー会社である「ふれ愛交通」は従業員数81人を解雇した。

そのほかさまざまなタクシー会社で解雇の取り組みや新しい働き方が行われている。

本音を激白!!「全ては従業員の命のため」金子社長の決断は今

世界中の経済を揺るがせた新型コロナウイルス。

日本にもその脅威は襲い掛かっており、日本経済にも大きな影響を与えている。

4月7日、タクシー会社「ロイヤルリムジン」がグループ5社の従業員600人を一斉解雇したことで話題となった。

 ロイヤルリムジンのグループ会社

ジャパンプレミアム、一二三交通自動車、ロイヤルリムジン東京、目黒自動車交通、東京シティエスコート、オリエンタルタクシー

代表の金子社長は「従業員を守るための苦渋の決断」と報道されていたが、実際はどのような心境だったのだろうか。

新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、全国のタクシー業界の業績は悪化した。

その中でもダメージを受けたのは東京都に本社を構えるロイヤルリムジン。

営業すればするだけ赤字となってしまう状況に会社の存続は厳しいと判断した金子社長は、事業を一時停止して従業員600人を一斉解雇した。

当時は政府からひとり親や失業者に対して一律30万円を給付するという案が進められていたことも後押しとなった。

なぜロイヤルリムジンは「雇用調整助成金」を申請しなかったのか??

ロイヤルリムジンが事業を一時休止して従業員を一斉解雇したことに対して、次のような声もあがっている。

「どうして雇用調整助成金に申請しなかったのか」

その理由としては、雇用調整助成金の申請から給付時期までに約3ヶ月の期間が開いてしまうことが原因だった。

ロイヤルリムジンが従業員全員に従業員の休業手当の立て替えを行う場合は1億円必要だったが、オリンピックのために投資していたため、お金が回らなかったと言う。

業務の継続は難しいと判断し、従業員600人を一斉解雇すると発表した。

その裏にはタクシー業界の給与体系が関係しているという。

実は、タクシー会社の給与はほとんどが"歩合制"となっている。

そのため、客数が毎月の給与に大きな影響を与えるのだ。

新型コロナウイルスの影響で街を移動する人が少なくなった今、従業員たちが得られる給与がほとんどゼロになることを懸念した。

さらに雀の涙ほどの給与しか得られないのにも関わらず、新型コロナウイルスの感染リスクを負いながら営業を続けることは避けけたいと考えたのだ。

不確実な給与より失業手当による給付を!!

金子社長が従業員の一斉解雇を行った理由の1つとして、従業員が解雇された場合に受け取れる"失業手当"に着目していた。

 失業手当とは

定職者が仕事を解雇された際に、売上の良かった直近半年間の給与を元に算出(昨年末の給与を含む)。

つまり、新型コロナウイルスの最中で不安定な給与を得るために働くよりも、結果的に失業手当を得ることで従業員が受け取る金額が多くなる。

そうすることで従業員を守ろうという算段だ。

こういった背景を計算し、金子社長は600人の従業員の解雇を決断したという。

金子社長の判断は、「従業員を守るための素晴らしい決断」とネットを中心に英断だと一時的に評価された。

しかし、そういった賞賛の声もつかの間、金子社長に対する厳しい声も寄せられるようになった。

高齢者は失業手当を十分に受け取れない」や「制度を悪用した不正受給だ」などの誹謗中傷が相次いだのだ。

金子社長は会社が復活した時には1人でも多くの人に戻ってきてもらいたいという。

はたして金子社長が下した一斉解雇の決断は正しかったのだろうか。

「営業を続けたい」ロイヤルリムジンの営業再開に向けて

金子社長の下したロイヤルリムジンの「全員解雇」に対して、従業員たちからは反発の声が大きくなっていた。

従業員たちは組合との交渉を続ける中、タクシー会社大手企業である「大和自動車交通」から嬉しい提案が舞い込んだ。

従業員に対して「フランチャイズとして50%の営業を続けないか」というものだった。

実は、目黒自動車交通はロイヤルリムジンのグループの中で唯一、大和自動車交通のフランチャイズなのだ。

大和なら法人契約が多く、一定の乗客が見込める。

仕事を続けたい気持ちを持っており、退職に反対した95人の社員に金子社長はフランチャイズの話を持ち掛けた。

しかし、一斉に従業員を解雇してしまったため、従業員からは「休んでいる間の保証をしてくれないと車には乗れない」と不満の声が挙がっていた。

ドライバーの確保や資金調達など営業再開のための問題を抱えている中、営業を再開することに決めたロイヤルリムジン。

「働けるのはいいこと」と明るい面持ちで働く従業員にどんな変化があったのだろうか。

現在働いている従業員の声を聞くと、金子社長は団体交渉で逃げ出したくなるようなことを言われても逃げ出さなかったということを評価し、着いていくことに決めたという。

新型コロナウイルスの影響で売上に大きなダメージを受けたタクシー業界。

日本交通は客足が減り売上げが減少した対策として、タクシー業界で初めてモノを運ぶデリバリーサービスにも参入した。

そのほかの業界でも、新しい働き方を取り入れて行かなければならない時代なのかもしれない。

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