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【5分で読める本要約】ミニマリスト Takeru|月10万円でより豊かに暮らす ミニマリスト生活
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人生は長旅のようなモノです。

幸せになるためには重荷を背負っていてはいけません。

モノに時間とお金をかけるほど私たちは余裕をなくし幸せから遠ざかっていくのです。

私たちはモノのために生きてはいけない、モノを減らしましょう。

旅をするように自由に心豊かに人生を楽しみたいのであれば。

今回は人気YouTuberでミニマリストのTakeruさんの"月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活"を解説していきたいと思います。

本書は、確かにと頷ける非常にためになる内容が多く書かれておりましたので、今回是非1度お手にとって読んでみることをお勧めいたします。

それでは早速参りましょう。

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モノを減らして幸せをつかむ

モノを減らして幸せをつかむという事から解説をスタートして行きましょうか。

部屋がモノだらけで片付かない、でもモノが捨てられない、この悩みを持つ人は非常に多いと思います。

何でこの負のループに陥ってしまうのでしょうか。

それはあなたがモノがたくさんあるほうが幸せになれると思っているからかもしれません。

この本の著者であるTakeruさんは、ミニマリストになる前まではずっとそのような状態だったと言います。

働いて稼いでは新しいモノを買ってくる。収納する場所がなくなると、また新しく収納ボックスを買ってきてはモノを増やしてしまう。

挙句の果てには何がどこにあるのかが分からず、何度片付けてもすぐにまた散らかってしまう。

買いモノはストレスの発散になり、新しいモノを手に入れた瞬間の幸福感も大きいはずです。

しかし、結果的に著者はモノに支配されてしまい身も心もボロボロになっていたんだと当時を振り返っていらっしゃいます。

それではモノに支配されるとはどういうことでしょうか。

著者は次のように語っております。

「モノが多かったせいで自分にとって貴重な時間とお金が奪われていた。モノの持ちすぎは人生の重荷になると。1日の生活の中で自分がモノのためにどれだけの時間とお金を使っているのかあなたは考えたことがあるでしょうか。」

  • モノを購入するときに使う時間とお金
  • 買ってきたモノを整理整頓する時間
  • モノを収納するためのボックスや棚を用意する時間とお金
  • モノが多ければ多いほど手間が増える掃除や洗浄にかかる時間
  • インターネットでモノ品を検索して価格比較やレビューを見る時間

この世に人はモノのために莫大な時間とお金をかけているうんだということを1度知るべきでございます。

そして、そのお金と時間をモノ以外のもっと価値あることに使うとしたら自分の人生は変わるのではないかという可能性に気づくべきなんです。

モノで、あふれた空間で生活していた著者がミニマリストに目覚めたきっかけは書店で"より少ない生き方"というジョシュア・ベッカーさんが書かれた本に出会ったことがきっかけでした。

その本には次のようなことが書かれていたそうです。

ミニマリスト生活はすべての人の人生を変える夢を叶える生き方だ。半信半疑の状態でとりあえずその場しのぎでモノを減らしてみることから始まり、その後著者の人生は変わっていったんです。

そして、将来こんな仕事ができたらいいなと目標にされていたことを実現されています。

著者がミニマリストになる目的はただ1つだと言います。

それは人生をシンプルにして本当に叶えたい夢に集中して成し遂げることでございます。

人生をシンプルにするというのは、あなたの弓に目標に関係ないモノをなくし、身の回りをスッキリさせるということであります。

余分なモノがなくなるとこれまでそれらに費やしていた時間とお金を理想の人生を追いかける時間とお金に当てることができるんです。

ミニマリズムは時間やお金に余裕がなくて後回しになってしまっている、もしくは、諦めているあなたが本当にやりたいことを始める1歩を踏み出すきっかけとなるわけなんです。

ただモノを手放して手持ちのモノを少なくすることがミニマリズムの目的ではないということに注意して下さい。

よしミニマリストになってみよう、そう思うだけならば簡単ですが、いざ始めてみるとなるとなかなかハードルが高く感じる人もいるでしょう。

ここから著者がまずどのようなことから取り組んでいったのかということを1緒に見ていきましょう。

著者が最初に行ったことは「こんな人生にしたい」を明確にすること。

ミニマリズムといっても生活が不便にならないよう最低限必要なモノは残さなければいけません。

何を目的にモノを減らすのかを最初に明確にしておく必要があるわけなんです。

そのためにあなたの今までの人生を少し振り返ってみましょう。

過去の出来事を思い出せる限り思い出し、どんな人生にしたいのか、思いつくままにノートに書き出してみて欲しいんです。

この先、自分はどんな人生を生きたいのか、そして目標が決まったのならやることは簡単。その夢や目標に関係ないモノを片っ端から手放す。そうして1度を人生をリセットするんです。

これまで夢とは全く関係ないモノばかりに時間とお金を使っていたのはその夢を諦めていた、もしくは忘れていたからかもしれません。

無駄な事やモノに時間やお金、エネルギーを使うことがあなたを夢から遠のかせていたことにも気づいていなかったでしょう。

しかし、ミニマリズムを実践することで夢や目標に関わるモノのみが手元に残ると、あなたは夢に集中せざるを得なくなります。

あなたを誘惑し、あなたの貴重な時間やお金を奪うモノはもうないのですから。

どれぐらいのモノを捨てれば良いのか、いくつぐらい捨てればいいのかそう思う人もいるでしょう。

それは人によって様々です。夢や目標を叶えるために必要なモノ必要なモノも人それぞれでございます。

ちなみに著者の場合はこれまでに夢と関係ないモノを3000個以上も手放したと言います。

数にするとモノすごいですよね。しかし、3,000個のモノを失った著者の部屋はすっきりきれいになり大量のモノに奪われていた時間とお金が自由に使えるようになったんです。

そして、それを全て夢のためにつぎ込むことができたんです。

そして、ここでのポイントは著者が手放したのはモノだけではないということです。

過去の失敗や挫折、経験、そして過去の思い出も栄光も全て手放したんです。

いやいやそこまでやるのかと思う人もいらっしゃるかもしれませんが、これを行ったことにより著者は過去への執着を手放し、過去を断ち切り前進できるようになったんです。

過去を断ち切る方法はとても簡単です。

過去の思い出のモノや失敗体験を思い出させるようなモノを手放すこと、ただそれだけ。

ですからミニマリストになることは過去の自分に別れを告げる作業でもあり新しい自分に生まれ変わる作業でもあります。

簡単とは言いましたが、実際にやるとしんどい作業だと思います。

でも、それは過去の自分から解き放たれ、未来に向かって前進していくために必要なことです。

あなたにとって大切なことは過去の栄光や思い出に浸ることなのか、それとも思い描いた未来に向かって歩き出すことなのか、さてどちらがワクワクするでしょうか。

過去のモノを手放すことで今の生活に何かしら影響が出るのではないかと不安に思う人もいるかもしれませんがきっと普段通りの生活ができるはずです。

むしろ自然と意識は未来に向いていくんです。

それはあなたの部屋で過去のモノを見ることがもうないため過去を思い出すことが少なくなるからです。

その代わり、今をどう生きようか、未来にどんな楽しみがあるだろうかを考えるようになっていくはずです。

また、1旦モノを減らして終わるのではなくその後も夢や目標に関係ないモノを買わないと自分に約束することが大切です。

生活費を1度見直し無駄な支出を削りましょう。

自分にそれができるかなと心配な人も安心して下さい。

ミニマリストになると今の自分に必要かどうかを瞬時に判断することができるようになりますので、あらゆる誘惑に動じなくなっていきます。

そして、必要ないモノ、過去の栄光や思い出、古いモノを手放し、人生にケリをつけたらちゃんと今のあなたに必要なことを必要なモノが入ってきます。

ミニマリストになってすぐに得られる資産は、お金と時間でございます。

既にあるモノで満足し、必要最低限の暮らしをしているミニマリストからしてみれば、わざわざ自分の貴重な資産であるお金と時間を浪費してまでモノを買うことがなくなるんです。

ですから、モノの誘惑があった時に判断を下すことは簡単です。

モノを買えばその分やりたいことから遠ざかってしまう。

そうなっててもそのモノは自分にどうしても必要なのか、やりたいことよりも大切なのかを考えることが大切です。

人はモノを買う為にたくさん働いてお金を稼ぎ、貯金をしてようやく欲しいモノが買えるだけのお金が貯まったらネットなどで時間をかけて念入りに調べます。

最も安く買える店はどこか、どこの店舗のレビューが良いのか、送料が安い店舗はないか、そして購入後は綺麗に磨いたりメンテナンスをしたり整理整頓や維持・管理の手間がかかります。

1つのモノでこれだけ時間とお金を消費してしまうんです。

逆にモノを減らしたり新しく増やすことをやめると、これまでモノのためにあてていたお金と時間が1気に浮くんです。

もしもあなたがお金がないんだとか忙しくて時間がないと感じているのであれば、収入をあげようと考える前にモノを減らすことを考える方が良いでしょう。

収入を上げるのは全員ができるわけではないと思いますが、モノを減らすことならば全員が努力すればできることです。

モノを減らすという選択肢を持たずに収入が上がると欲しいモノを欲望のまま手に入れ、収納を増やしそれでも足りなければ広い部屋に引っ越すでしょう。

そうするとどんどんお金が出て行けモノに使う時間も増える、生活に余裕がないままいつも時間とお金に追われてしまうことになります。

モノをもっと買いなさい、モノを買えば幸せになれると誘惑してくる大量消費社会に流されないことが重要です。

モノを買い続けたってキリがないんです。

どれだけモノを増やしたところでモノは僕たちを幸せにはしてくれません。

この消費社会から抜け出すことがお金と時間に追われる生活から解放される唯1の方法なんです。

これからは欲しいモノではなく、あなたにとって本当に必要で大切なモノを優先する生活にしていこうではありませんか。

そして、ここでもう1つ考えていただきたいことがあるんです。

それはミニマルライフコストです。

ミニマルライフコストとは、自分が最低限の幸せを感じるのに必要な費用のことです。

今の生活で最低限、どんなことができていればどんな状態であれば幸せと思えるのか、そしてその生活をするために毎月いくらお金があれば良いのか是非1度この機会に考えてみて欲しいと思います。

多くの人は自分の身の丈に合わない幸せの基準を持っている傾向にあります。

例えば、

  • 週に何度も飲みに行って出かけたい
  • 週末は旅行に行きたい
  • タワーマンションに住みたい
  • 高級車に乗りたい
  • ブランド品を身にまといたい

などなどこんな風に幸せの基準が高すぎると人は簡単に不幸になってしまいます。

そもそもその基準を満たすことは至難の技であり、例え1時的に叶うことはあっても1生満たし続けることができる人なんてほんの1握りでしょう。

あなたが幸せを感じることはもっと身近にあるはずです。

1度自分の幸せの基準を見直してみてはいかがでしょうか。

自分にとっての幸せの形が見えてくると気が楽になります。

そして、最低限の幸せを感じる基準が分かっていると必要ないモノに散財することもなくなっていきます。

その幸せを叶えるために時間とお金をうまく使えるようになるんです。

著者はミニマリストになったことで今あるモノでも十分幸せであると感じるようになったと言います。

あれが欲しい、これが欲しい、とないモノねだりをしてしまうときりがない。

物欲に支配されてしまうと今ある幸せを感じることができないでしょう。

そして、満たされない心からどんどんエネルギーが奪われていってしまうんです。

今ある幸せを感じることができると心のエネルギーが充電されていきます。これは新しいことにチャレンジする活力となるのです。

さらに著者はミニマリストになったことにより、色々な余裕を手に入れることができたとおっしゃいます。

お金と時間だけではなく、

  • 人付き合いを見直せる余裕
  • 嫌な仕事を減らせる余裕
  • 生活習慣を見直せる余裕

ができすべてを改善することができたんです。

ミニマリズムはまさに最高の未来をつくるために無駄を捨てていく手段でございます。

著者のように人間関係、仕事、生活習慣とミニマリズムをあらゆる側面で応用していけば人生は良い方向へと変わっていくでしょう。

お金と時間に余裕ができ、嫌なこと不要なモノは排除し、体と心が健康になると、ひたすら夢を叶えることに集中できるようになり、何かハプニングが起きたり悩みができても迅速に問題解決に取り組めるようになるはずです。

やはり無駄なことにお金と時間を使ってしまう、モノを溜め込む生活は辞めるべきなんです。

さて、これまでお話ししてきたようにミニマリストになるとモノを失うことで多くの見返りを手に入れることができます。

何のためにミニマリストになるかはあなた次第です。ミニマリズムの形は人それぞれ違い、これがミニマリストですという定義などありません。

必要最低限は人によって異なりますから自分のライフスタイルに合わせて何を残し何を手放すかを正しく選択できるのはあなた自身しかいません。

自分さえ満たされていればそれでいいんです。周りの意見や声はどうだっていい、自分が理想とする人生、そして最低限の幸せを感じる状態とは1体どんな状態なのかを考えて自分流のミニマリズムを選択してみて欲しいと思うんです。

目的さえ見失わなければ、適切な形で無駄なモノを減らしていくことができるはずでございます。

まとめ
  1. モノが多いとそのために貴重な時間とお金が奪われてしまうことになる。自分の夢や目標に関係ないモノ、過去のモノを処分して人生を1度リセットし、余った時間とお金を自分の夢や目標本当にやりたいことのために使おう。
  2. 自分でミニマルライフコスト、つまり最低限の幸せを感じる基準を分かっているとその幸せを叶えるために時間とお金をうまく使えるようになり、今ある幸せを感じいることができるようになる。
  3. お金と時間に対してだけではなく、人付き合い、嫌な仕事、生活習慣においてもミニマリズムを応用することでそれがを見直して改善する余裕ができ、人生は良い方向へと変わっていく。自分が理想とする人生のために適切な形で無駄なモノを減らしていこう。

人生を楽しむお金の使い方

ミニマリストに最初に興味を持つきっかけとして、毎月の生活でかかるお金が少なくて済みそうだからという人もいるかと思うんです。

著者がミニマリストになって質素に小さく暮らす理由は、前述で紹介した以外に自由でいたいからです。

お金のかかる生活を維持するために忙しく働き続ける人生よりも、働く時間を最小限にして自由を楽しむ時間を増やす人生を選択したんです。

著者は難病指定の病気をお持ちで、ミニマリストになる前に1年間働くことができずに全ての貯金を失ったという経験をしたそうです。

しかし、その1年があったおかげで大きな学びを得ることができたそうです。

その学びの1つ目は、人間はモノにお金をかけすぎているということ。

私たちは考えてみれば本当に様々なことにお金をかけております。生活に最低限必要なお金に加えてカードローン、通信費、交際費、服代、娯楽などお金があるほど使ってしまいます。

でも、毎月何万円もかけて洋服や小モノを揃えて行かなくても、もう十分数は足りているはずなんです。

ブランド品、高級品がないと生活に困るということはありません。

生活をしていくのに十分なモノを私たちはすでに持っているはずなのにどんどん新しいモノが欲しくなり浪費しているんです。

そして、2つ目の学びは必要なお金が増えるほど働く時間が増えるということ。

例えば、月に20万円生活費がかかる場合、それだけ働いて稼がなければいけません。

でも、もし月10万円で生活できるのならば仕事が時給の場合、単純に働く時間は半分で済みます。

そして、残り半分の時間はあなたの自由に使えるんです。

多くの人がお金欲しさにたくさん働くのは生活に必要なモノを買いモノ欲を満たすためでしょう。

すでに生活できるだけのモノは十分に揃っていて、何も新たに買い足す必要がないということに気づいておらず、新しいモノを増やしては収納スペースを増やし、レンタル倉庫を借りたり、広い家に引っ越す、モノを減らす選択をするのではなく、モノを収納するためのモノを増やしたりお金でスペースを買って解決しようとする。

そうやって無意識のうちにお金のかかる生活になり、さらに稼ぐことが必要になります。

しかし、たくさん稼げる人でもまだまだこれじゃ足りないと収入に不足感を感じていたりします。

なぜかその理由は非常にシンプルでお金を必要以上に使っているからです。

私たちは何かモノを買う時、お金で買っていると思っていますがそれは少し違います。

そのお金を得るために費やした時間で買っているんです。人生の中で唯1買い戻すことができないモノ、それが時間なんです。

時間とは命、人生であり有限です。どんな大金持ちであっても過ぎ去った時間をお金で取り戻すことができません。

あなたはモノのために貴重な時間をかけすぎていないでしょうか。

そうであればそれはとてももったいないことなんです。

しかし、人間の欲望はどれだけお金や時間を使ってもなくならないモノです。

だから、収入に関係なくモノに魅了され続け、たくさんのお金を使ってしまうというわけなんです。

もし今あなたが余裕がないと感じているのであれば収入を上げようと努力する前に4つのやるべきことがあるんだと著者は入っています。

では4つを紹介していきましょうか。

まずは、1つ目、不用品を売ること。

  • 今後使わないモノ
  • 高価なモノ
  • 必要ないモノ

などまずは、いらないモノを片っ端から売ることで手っ取り早くお金を作ることが出来ます。

モノを最小限まで減らすことができれば、そこにお金と時間をかけることがなくなるので生活に余裕が生まれるようになる。部屋がすっきりするから気持ちにも余裕がうまれ、安心感を得ることができるでしょう。

そして2つ目はモノを買わない生活にシフトするということでございます。多くの人はセール品や割引につられてモノを買いがちです。

しかも、それは安いから買っておこうというだけですぐに必要なモノではない場合が多いです。

それではせっかくモノを減らした意味がなくなってしまう。そして買わないことが1番の節約であることは間違いないでしょう。

いつも給料日前にはなくなっていたはずのお金が残りますからそれを本当にやりたいことに回すという風にお金のコントロールがしやすくなるんです。

そして、3つめは固定費を削るということでございます。皆さん固定費を削りましょう。

住居費や駐車場代、ローンや保険、習い事、新聞代、NHK、サブスク、通信費などこれらはすべて固定費でございます。

この固定費はあなたの収入が減ろうと、なくなろうと同じ額を常に払い続けなければいけません。

ですから1度プランの見直しなどをして可能な限り固定費を下げてみると言ういいことをお勧めいたします。

必要以上のサービスプランにお金を支払っているかもしれません。

モノが少なければ1回り狭いお部屋に引っ越して家賃を抑えることも可能なはずでございます。

もっと身軽になっていきましょう。

そして、4つ目は変動費を削るということです。

日用品や食費、服代や交際費、交通費などの中から節約できる部分を見つけてみてください。

ただし、健康を損ねるような食費の削り方といった風な無理な節約は禁物でございます。

何でもかんでも節約すればいいというわけではなく、メリハリが重要なんです。

あなたにとって優先度の低いとこから無理のない節約をスタートしましょう。

著者がオススメするやり方は次の通りです。

収入の10%から20%を毎月貯金し、残りの80%から90%で生活をすること。

そのように決めてしまえばあなたは何に優先的にお金を使うべきかを考えるはずです。

欲望のまま散財していては貯金をすることも難しいでしょう。

優先順位の低い欲望は切り捨てて、必要ないモノを購入しなくんなればその分あなたが1番好きなことのためにお金を使うことができるはずです。

このようにして、無駄を削ってモノを手放し質素な生活を送っていると多くの人はミニマリストは貧乏人だと勘違いします。

しかしそれは間違いでございます。

質素な暮らしをしているのと貧乏であることは全く違う。著者も尊敬する元ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカさんはこのような言葉を残しています。

「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲がありいくらあっても満足しない人のことだ。私は自分を貧しいとは思っていない。今あるモノで満足しているだけなんだ。」

彼は多いはずの収入のほとんど貧しい人たちに寄付し、夫婦で月10万円の質素な生活をしていたことから世界一貧しい大統領として世界的に有名になりました。

本当に貧乏な人とは欲が多すぎていくらあっても満足出来ない人です。

節約する人が貧乏なんじゃない。欲を満たしたいために節約できない。それでもまだ満足できない。そんな人が本当の貧乏になってしまうんです。

ミニマリストは無駄を削り好きなことや、やりたいことに時間とお金を最大限注ぎ込むようにお金をコントロールすることができるんです。

これはとても幸せなことではないでしょうか。

著者はたとえ収入が上がっても贅沢をすることはなく、生活にかけるお金は今と変わらないと言います。

残ったお金は全て貯金や自己投資、やりたいことに全て回すのです。

著者は節約して浮いたお金でひとまず生活費の3から6ヶ月、不可能であれば生活費1年分の貯金をすることをお勧めしています。

引っ越しや転職、起業、資格取得、自己投資になどはお金があるからこそできること。余裕があるからこそできることです。

貯金をしてゆとりが持てるとそういったチャンスに私たちは乗ることができる。

そして、急な出費にも対応できます。貯金があることはそういった時のための安心感や自信にもなるんです。

著者がおすすめする誰にでもできるお金を増やす方法も紹介しておきましょう。

それは、自己投資をして自分の市場価値を高めることでございます。

自分の市場価値を高めることができれば転職がうまく行ったり、副業で収入を増やすことができたり起業してチャンスをつかむことなどが可能になってきます。

著者はある程度の貯金ができてからは収入の10%から20%を貯金に、10%から20%自己投資に回し、残りの60から80%で生活を回すという方法を続けて貯金と収入が増えていくプラスのスパイラルを確立しました。

ここで忘れないでいただきたいのがお金を稼ぐのは決して贅沢をするためではないということです。

お金は欲を満たすために浪費するのではなく、あなたが心からやりたいこと夢に挑戦するために使うべきなんです。

ですから人によってはそこまで収入をあげなくてもいいかもしれません。

あなたが本当にやりたいこと、これができていれば幸せだなぁと感じることに必要なだけのお金を稼ぐことができていればそれで十分なんです。

著者は収入が上がった現在でも月10万円で生活しているそうです。

そして、奥様も同じく生活費は10万円だそうです。決して無理な節約はせず、1人あたり月10万円の生活水準を保ちつつ自分のやりたいことのためにお金を稼ぐ。

そして、貯金が増える上に収入も上がり自分の1番好きなことにお金が回せる。

そんな幸せでゆとりのある生活を送られているんです。人はお金はあるに越したことはないでしょと言います。

それ自体は間違っていませんが、お金があり贅沢ができているから豊かな人生を送れているということではありません。

お金が稼げている人が必ず幸せになれるわけでもありません。

好きなこと、やりたいことにお金を回せているかどうかがポイントなんです。人を不幸にしてしまうのは生活のカツカツ感であり、お金の使い方を見直すことが出来ればたとえ収入が少なくても幸せに生きることができる。

お金があることでストレスが軽減されることは否定しませんが心が満たされていないと感じる時に解決してくれるモノはお金ではないんです。

あなたがもし毎日辛く苦しい生活をしているのであれば自分がワクワクすることとは一体何なのか、1度立ち止まって考えてみましょう。

  • そしてワクワクすること
  • 幸せな気持ちになれること
  • 新しい挑戦

などに積極的にお金を使っていこうではありませんか。

あなたをワクワクさせてくれることが人生を豊かにし、人生をより良いモノにしてくれるはずです。

まとめ
  1. 私たちは何かモノを買う時、お金で買っているのではなく、そのお金を得るために費やした時間で買っている。
  2. ミニマリストは無駄を削り、好きなことややりたいことに時間とお金を最大限注ぎ込むようにお金をコントロールすることができるため、心が満たされているので貧乏ではない。本当に貧乏な人とは欲が多すぎていくらお金やモノがあっても満足できない人のことを言う。
  3. 高収入かどうか、贅沢な生活ができているかどうかではなく、好きなことやりたいことにお金を回せているかどうかが大切。最終的にあなたの心と人生を満たしてくれるのはお金ではなくあなたをわくわくさせてくれることである。

まとめ

これまでの内容を受けて簡単に私なりの感想や考察を述べていきたいと思います。

まずやはり著書は単にモノを減らすことがミニマリストの目的ではないと。

ミニマリストになる目的はただ1つで人生をシンプルにして本当に叶えたい夢に集中して成し遂げることであるとおっしゃっていました。

大前提として私たちのリソースというモノは有限であるんだということを多くの人が忘れているように感じます。

私たちが持っている

  • 時間
  • お金
  • エネルギー
  • 集中力

全ていう有限なんです。

わたしたちの多くはこうなればいいなといった目標と夢を持っているはずでございます。

しかし、冷静になって考えてみて欲しいんです。自分の大切な有限のリソースをその目標や夢のためにどれだけ使えているのか。

1日のリソースが100だとするならばあなたはそのうちいくつを目標や夢のために支えているでしょうか。

自信を持って「私は80,90いや100のリソースを目標や夢のために使えています」と即答できる人はあまりいないのではないでしょうか。

それはなぜか。やはり私達が不要なモノに囲まれすぎているということが原因の1つにあるでしょう。

本当は大切じゃないのに大切だと思い込んでいる多くのいらないモノにエネルギーを吸い取られているからでございましょう。

ミニマリストになることは、これまで自分の時間やお金といったリソースを何に使ってきたのかを考え直す大変貴重なきっかけになるはずです。

そして、これからその大切なリソースを何に振り分けていくのかを考え直す大切なきっかけになるはずでございます。

夢や目標を叶えるために私たちがやるべきことというのは非常にシンプルです。

その夢と目標のためにできる限りの自分が持っているリソースを全て投下することでございます。

著者は次のように言っておられました。「無駄な事やモノに時間やお金エネルギーを使うことがあなたを夢や目標から遠のかせていたことにあなたはこれまで気づいていなかったのかもしれません。」

しかし、ミニマリズムを実践することで夢や目標に関わる者のみが手元に残ると夢に集中せざるを得なくなります。あなたを誘惑し貴重な時間やお金を奪うモノはもうないのですからとこのように言っておられました。

結局私たちは環境の産物でしかありません。

いくら夢は目標を叶えたいと思っていても、それを叶えるための環境が整っていなければ私たちは夢や目標に向けて動き出すことや夢や目標に向けて頑張り続けることなどできやしません。

だから、夢や目標に向けて動き出すために頑張り続けるための大前提となる環境を整えなくてはいけない。

そこでミニマリズムを実践し、夢や目標に関わるモノのみを手元に残してあとは捨てるんです。

確かにモノを捨てることには痛みが伴うかもしれません。

しかし、人は痛みを伴わないと代償を払わないと夢や目標に向かって動き出すことなどできないのではないでしょうか。

何でもかんでも都合よく手に入れるなんてことは、できません。何かを手に入れたければ何かを手放さなくてはいけないんです。

ミニマリストになってモノが少ない部屋に入ると時に寂しくなってしまうかもしれません。しかし、その寂しさを感じるたびに自分は夢や目標を達成するために行動したのだという、過去の懸命な自分を思い出すことができるでしょう。

そして、夢や目標といった大きなことじゃなくても今よりもっと時間やお金にゆとりのある人になりたいと思っている人も結構多いと思います。

そんな人はやはり著者が言うようにモノを減らして、消費社会から抜け出すのがやはり最高の方法だと思います。

時間やお金にゆとりのある人というと、起業して成功した人のように華々しい成功者を思い浮かべるかもしれませんね。

しかし、誰もが成功を手にできるわけではありません。

誰もが羨む成功を手にできる人は、ほんの一部です。だからといって私たち一般人が時間やお金にゆとりのある1人になれないわけではないんです。

私たちにはミニマリストになるという道が残されています。

今、生活に追われる日々の中で苦しいもっと余裕が欲しいと思うのならば一度モノを減らしてみることをお勧めいたします。

そして、モノを減らしてみてなんだか気持ちいいなあという爽快感や開放感を感じることができれば、自然にもっとモノを減らしたいと思いミニマリズムが体に馴染んでいくことでしょう。

ミニマリズムはまさに最高の未来をつくるために無駄を捨てていく大切な手段でございます。

著者のように人間関係、仕事、生活習慣とミニマリズムをあらゆる側面で応用すれば人生は良い方向へと変わっていくと思います。

ちなみに私は食事でもミニマリズムを採用しています。

体に悪いモノとか栄養がスカスカで体に必要のないモノを食べずに本当に身体に良いモノ、自分に栄養を与えてくれるモノといったふうにより質を求めたモノより少なく食べるようにしております。

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