
わりびき1月14日のガイアの夜明けでは「食品ロスと闘う企業の新たな挑戦」をテーマに、現場で奮闘する人たちに密着する。
“食品ロス”が問題視されている昨今、食品廃棄ゼロを目指す企業の挑戦を特集。
食品廃棄ゼロを目指す企業はどのような取り組みを行っているのだろうか。
「食べ残し」をゼロに!居酒屋チェーンの“大胆作戦”

消費者庁によると、日本で「食べられるのに棄てられている食品」の量は、年間600万トン以上になるという。
去年10月に「食品ロス削減推進法」が施行されて以来、日本は食品廃棄の削減に取り組んでいる。
この問題に対して、東京都・大田区にある居酒屋チェーン「和民 大鳥居店」 は、大田区が飲食店にある運動を呼びかけた。
それは、宴会の始めの30分と終わりの10分は“食事を楽しむこと”を目的とする「3010運動」だ。
店長自ら客に3010運動を呼びかけ、注文のタッチパネルにも運動の内容を表示。
また、店舗によっては食品ロスを減らすために生もの以外の持ち帰りも許可し、持ち帰り用のパックを用意している店舗も。
こうすることで廃棄食品を減らし、食品ロス削減の対策に取り組んでいるのだ。
食品ロスを防げ!ファミリーマートの「コンビニおでん」の販売方法が一新

また食品ロス対策に取り組んでいるのは、「和民 」だけではない。
大手コンビニチェーンの「ファミリーマート」ではおでんの廃棄の多さを問題視していた。
そこで、ファミリーマートはおでんの販売方法を一新した。
通常は、鍋におでんの具材を敷きつめて、客や店員が購入するおでんの具在をカップに入れ、販売していた。
しかし、これまでの販売方法ではなく、「パックおでん」の販売を始めたのだ。
おでんの鍋を利用せず、客の注文を受けてからパックに入ったおでんの具在を容器に移し、レンジで加熱して提供するというシステムになった。
現在、種類は4種類入りと6種類入りの2種類。
| 4種類/249円(税抜) | 6種類/332円(税抜) |
| 大根・こんにゃく・ちくわ・さつま揚げ | 大根・こんにゃく・ちくわ・さつま揚げ・たけのこ・昆布 |
好きな具材を選んで購入できるというのが「コンビニおでん」の魅力だったが、時代の流れとともに変わっていくことを受け入れている客も多いようだ。
訳あり商品が「9割引き」!主婦殺到の新勢力のスーパーとは?

訳あり商品が「9割引き」になるという地元で人気のスーパー「みらべる」。
消費税も増税し、商品が「少しでも安く買えたら…」と、賞味期限や外袋の見た目よりも値段の安さを重視する人は多く、主婦たちが殺到しているという。
9割引きで販売されている商品の多くは、賞味期限が残り短いものや期間限定などの季節感のあるパッケージ商品など。
中身には問題のないものが多いのにも関わらず、どうして大手のスーパーはこの価格で販売していないのだろうか。
その理由は大手のスーパーは「3分の1ルール」なるものを販売の基準としているという。
3分の1ルールとは
まだ食べられる“訳あり商品”を廃棄から救う!社員5人の会社

最近、みらべると取引を始めた"訳あり商品"をマッチングさせ、食品ロスの削減に取り組んでいる企業が存在するという。
東京都北区にある総合卸売業者「fa-arrow-circle-rightアイムライズ」だ。
アイムライズが主に取り扱っているのは食品や化粧品。
アイムライズは5年前から「訳あり品」を食品メーカーや食品輸入業者から買い取り、スーパーなどに卸すようになった会社。
5年前から訳あり商品も扱うようになった理由は、アイムライズの代表である佐藤さんのある思いから。
「在庫が余って破棄しなくてはならないという話を聞きメーカーさんたちが困っていたので、なんとかうちの販路を活用して販売できないかと始めた」と話す。
例えば、数年前にはココナッツオイルのブームが過ぎ去り、在庫が余ってしまったものなども相談が多いという。
商品は食品メーカーからの依頼を受けるとスーパーやパチンコ店の景品などに卸される。
やりとりはメールなど連絡手段だけで商品はお店に直接送ってもらうため、在庫を抱える必要もない。
店舗を利用する人は「"賞味期限"と"消費期限"は違うので気にしない」という。
「タピオカブーム」でタピオカ3000袋(約9トン)の在庫を抱えた女性を救え!

去年12月23日、佐藤さんと営業の南雲さんは東京都荒川区にある取引先の通信販売会社「ティー・エム・シー」に向かった。
佐藤さんはティー・エム・シーの社員の中国人女性・王尼(ワン・ニー)さんから「仕入れたタピオカを販売してほしい」との相談を受けていた。
ワンさんはタピオカブームにより、知り合いに「儲かるからタピオカを買わないか」と誘われ購入した。
その量はなんと3000袋(重さ約9トン)。
ワンさんのために社内でも売り先を探したが、市場では空前のタピオカブームにより商品が散乱しており、なかなか売り先が見つからない。
タピオカの仕入れ値はワンさんの知り合いと合わせて約700万円。
「少しでも損を減らしたい.」という思いから、王さんは涙を流して訴える。
佐藤さんはこの3000袋、重さ約9トンにもなるタピオカを全力で販売先を探すことをワンさんに約束した。
ブームの陰で大量廃棄の危機 「タピオカ9トン」の売り先を探せ!

年明けの1月6日、「アイムライズ」新年初の仕事は社員全員でワンさんのタピオカの販売先を探しとなった。
その販売価格はワンさんの仕入れ値2300円に送料と手数料を乗せた、1袋2943円に設定。
しかし、総額約900万円の交渉でこの日だけで50件の電話をしたが「在庫がある」や「すでに決まった仕入先がある」といった理由から出鼻をくじかれてばかりだった。
翌日、ワンさんの許可を得てタピオカの販売価格を値下げすることにし、ワンさんの取り分は2300円から1800円に500円値下げを行った。
1月8日、佐藤さんと南雲さんは横浜を訪れていた。
タピオカの売り値を下げたことで、ネットカフェやフレンチレストランなどを全国展開している「fa-arrow-circle-rightシティーコミュニケーションズ」から声がかかったのだ。
以前から取り扱っている商品で、値段を下げたことで前よりも値段が安いということで前向きに検討してくれるという。
「食べられるのに棄てられている食品」を減らす一般社団法人「シェフード」の取り組み

廃棄されているのはお店などの賞味期限切れによる廃棄だけではない。
「食べられるのに棄てられている食品」の年間600万トンのうち、は300万トンは家庭から発生する食品ロスだという。
料理研究家の堀江さんは、食品ロスのために美味しく作れるレシピを考案している。
実際に堀江さんの切った番組の案内人の松下さんが生野菜のよく捨ててしまっている部分を写真で見てみても量が多い。
そんな堀江さんは食品をロス対策に力を入れている一般社団法人「fa-arrow-circle-rightシェフード」の会員の1人。
シェフードとは
“棄てられる食材”を絶品に!一流シェフの新たな挑戦

シェフードの1人である五十嵐さんは、東京都渋谷区に「fa-arrow-circle-right美虎」という店を構える中国料理のシェフ。
調理する上で、野菜の芯や茎などの固い部分は廃棄してしまいがちだが、食品を無駄にしないために、「本来捨てるはずだった部分を使った新メニューの開発」を行っている。
五十嵐シェフのもとにさいたま市にあるJR大宮駅の「fa-arrow-circle-rightハスキージェラート」から、ある野菜の有効活用法についての相談が持ちかけられた。
去年12月下旬、新潟・魚沼市の「ハスキージェラート魚沼製造所」を訪れた五十嵐シェフ。
製造部長が手渡したのは甘みが強くクリーミーな舌触りで知られるサツマイモ「紅はるか」。
一見問題なさそうに見えるが、これらの「紅はるか」は色や形が劣っているため出荷することができず、未利用野菜になったという。
未利用野菜とは






















